走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

めでたい報告

2020年03月09日 | 仕事

ICN NP/APN カンファレンスをご存知ですか?
ICN はinternational Council of Nurses で世界130国の看護協会の集合体。もちろん日本看護協会もそのうちの一つ。
NPはナースプラクティショナー
APNは日本で言う高度実践看護師
カンファレンスは日本ではケースカンファレンスに使われるので、ピンと来ない方が多いと思いますが、英語圏では職場の小さなカンファレンスから大規模のカンファレンスまで同様に呼びます。日本語に訳すなら学会とか学術大会とか。NP/APNカンファレンスの表記になっている理由は、もともとICNのNPが学会を始めよう!と始めてのちにNPだけではなく他のAPNも含めよう、となったためです。一般的にAPNはNPとCNS(クリニカル ナース スペシャリスト、いわゆる日本の専門看護師)、助産師、麻酔専門看護師の総称ですから。ちょっと???となるかもしれませんが、先の歴史的な背景によるものです。
で、この世界高度実践看護師学術大会は2年に1度開催されます。2年前はアムステルダム、そして今年がカナダのハリファックスです。



招待されたスピーカーと、各国から提出された抄録から、20分のオーラルプレゼンテーションとポスタープレゼンテーションが選ばれます。今年は62の国から808の抄録が提出されました。私も提出しました。そしてポスターセッションに選ばれました!

従来のポスターセッションとは大きく異なるePoster という新しいポスターセッションの形式だそうで、かなり緊張しますが高倍率の中から選ばれたので頑張ります!

題名は
Japanese Advanced Practitioner’s perception and application of leadership competency to their practice, using qualitative descriptive study, preliminary
です。

私が筆頭研究者で、アメリカで教育を受けてNPとして働いていた木村さんと、日本の診療看護師の三國さんの共同研究です。
2020年は看護師と助産師の年。そのような記念の年に世界の舞台に立てる事を誇りに思います。
日本の高度実践看護師の発展へ繋がるように一石を投じたいと思います。

冒頭写真: ここは夏にキャンプや釣りへ行く大きな湖ですが、冬場は凍り湖の上を歩けるのです。夏の賑わいはなく静かで白くてとても綺麗でした。


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