
国際学会は4日か5日の学会ですから、参加費用もそれなりです。
台湾の方から聞いたのですが、参加者に対して看護協会から奨学金として45000円くらい出たそうだ(申し込んだ人のみ)。今回の参加費は10万円。全額ではないが助かると。そうだと思う。前職は教育費が職場から出ていたけれど、現職はなし。職能団体がやっている奨学金に出す予定にしている(参加証明書をつけないとダメなので8月締切分に出す予定)。最高額で1人68000円ほど。旅費もホテル代も出してもらっていた前職とは比べ物にならないが、ないよりはまし。
今思うに、先日書いた勢いのあるアジア圏の国々はどれぐらいのサポートを得ているのだろう、と思った。
2年後の次回は台湾。交通費は日本の方々にとって安くなる。物価も安いので滞在費も抑えられるでしょう。しかし参加費用は?会場にかかる金額も物価により下がるけれど、招待スピーカーたちの旅費は変わらない。そうなると参加費がとてつもなく安くなるとは思えない。北米では10万円クラスの参加費は当たり前に近いけれど、日本はそうではない。
日本からは科研費が貰らえる大学教員が多く参加している印象を受ける。この学会は学生から臨床家も参加するべき学会。日本からもそのような参加者が増えるためには何かをしなければならない。もちろんすでにサポートしている奨学金団体もあるが数は限られている。
看護協会や諸団体様、ぜひ何らかの奨学金を考えてくださいませ。これ以上日本の存在感を落とさないためにも。
冒頭写真: リトリアのカウナスへ。杉原千畝の記念館はとても勉強になる場所でした。閉館日だったので事前に連絡を取り、40ユーロで1時間半の会館。ガイドもしてもらえて安いぐらいと思えました。

