
シリーズ7日目
1日目: 少子化が始まって30年なのに備えが足りなかった日本の看護師不足。
2日目: 外国人看護師受け入れ風土の希薄
3日目: 数を目指した看護教育。看護学校の定員割れと閉校
4日目: 看護師絶対数の変化、病院中心医療から在宅医療へ
5日目: 看護教育の完全大学教育化と3年教育から4年教育
6日目: 管理職から始めよう。離職防止策
医療の発展と複雑化によって看護師の必要絶対数が減っても、看護教育の完全4年制大学化を実行すれば、新人看護師の絶対数も減ります。それに対応するために多採用と多離職風土を変えていかなければならない、と昨日書きました。
もう一つ日本ができること。
それは潜在看護師の活用です。日本はあげっぱなし免許ですから、看護書免許を持っている人の数はかなりになるのではないでしょうか?厚労省のサイトに「ブランクを経て働く」のページがあります。都道府県の看護協会にその業務は任されているようです。
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/nurse/event/pg-blank.html
んんんー、研修。これは全国共通なのでしょうか?どの研修にどのくらいの判断はアルゴリズムも作られているのでしょうか?
カナダで病棟勤務をしていた時代、子育てを終えて看護職に復帰した人たちと働きました。全員看護系大学の再履修コースを修了して復帰されました。復帰した人用のオリエンテーションパッケージも職場にあり、スムーズに復帰されました。
都道府県の看護協会の相談と研修がどこでも同じようなもので、誰がどれくらいのブランクで復帰したとしても、今卒業している看護学生と同じくらいの実践力に復帰時になっていて、職場でのサポートがあるのなら良いと思うのですが、これからコンピテンシーベースの看護教育への変更となれば、それができる人材と施設となると難しいものがあるのではないでしょうか?やはりこれも大学へ戻すのが良いかと思います。
そんなことをしたら復帰する人が減る?
難しいですね。医療の高度化は加速しているので、求められる人材はそれに対応できる看護師。看護はもはや単純労働でなくなった。それを考えると復帰コースを履修してでも戻りたい!と思わせる給与と職場環境は必須でしょうね。
続く
冒頭写真: 超特急で出雲大社へ行ってきました。一足遅く本殿を拝むことはできませんでしたが、北島さんへは行けました。私の母の実家が大社で何度も行っているのですが北島さんへ行ったのは今回が初めて。母には知らなかったの?と軽くあしらわれましたが、、、連れて行ってくれた友たちに感謝。



