走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

地域での違い

2020年08月31日 | 仕事
何度メディアに要求されても出さなかったものが州のCDCから発表された。それは地域別のコロナの感染者の累計数。以前はあんなに拒んでいたのに今出した理由は???

私の想像、、、
感染が広がり、自分の街は大丈夫と言う誤った考えを防ぐ(フィジカルディスタンスをしない)意図が不必要になった。
感染者の多い地域に自覚を与える

開放的な夏(カナダの夏は短いですから)のせいかパーティーは絶える事なく感染者の数はうなぎ上り。それを引き止めるのに必死です。この地図は感染した場所ではなく、感染した人の現住所になるのでお間違えなく。こちらがその図。









もちろん人口が多い場所は感染者も多い。しかし驚く事は老年人口が高いウエストバンクーバーとホワイトロックの数に驚く。とても低いのだ。逆にとれば若者人口が高いところほど感染が多い?若者が媒体者になっている図式がぴったりはまる。
パーティーだけとは限らない。労働層であるゆえ出勤しなければならないし、職場や通勤中に感染する可能性も。

1週間の島旅を終えて帰宅した。旅行中に感じた事。メインランドよりコロナの労働基準を徹底して守っているお店やレストランが多かったと思った。退職後に移住する人が多い島々。つまり高齢者が多い島々。高齢者を守る、と言う意気込みが感じられるのだ。メインランドよりアイランダーはゆったりリラックスしている事も沢山の基準を守れる理由なのか?私にはこの違いがどこから来るのかわからない。しかしそう言う態度は数字にもちゃんと現れている。メインランドに比べて低い感染者数。

長期化するコロナ。共存するためにはアイランダーのような徹底さが必要なのは明白だ。

冒頭写真:帰りのカーフェリーで船長が左舷3マイル前方でシロナガス鯨がジャンプしました。とアナウンス。それからしばらく見ていましたがフェリー近くで浮上はしなかったのは残念。これ全然珍しいことではありません。イルカの群とか鯨のジャンプとかシャチとか、見かけます。バンクーバー島とメインランドの間はおよそ2時間の船旅。チャンスはあります。今回は見えれませんでしたがBCコーストの美しい山々と海。贅沢な眺めでした。島旅は終わりましたが沢山写真を撮ったのでこれからも紹介しますね。


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