走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

求められるリーダーシップ

2019年06月10日 | 仕事
貴方が望むリーダーシップって何ですか?

いろいろあるし、個人の好みもあるのでみなの意見が違うのも当然。私が仕事を通して凄いなと思った人は、この方。BC州の緩和ケアシステムが確立したのは彼女の壮大なビジョンがあったから。と言う事で私自身もビジョンを持つ事を重要視します。

それから一緒に働いたことはないけれど、初代のBCNPA (現在のNNPBC)会長の彼女。キッチンに集まった5人からは始めBC州に3本目の柱を作った人。そして今は州政府の厚生部門でコンサルタントとして政治を動かしている。大きな目標に向かって弛まない努力を惜しまない。任務、使命感が強い方です。これも私が大事とする事。

で、昨年のシンポジウムを開催してから有志で今年のシンポジウムを計画して活動しています。長丁場です。開催1ヶ月となり最終調整に入りました。なぜシンポジウムを企画したのかはこちら

私たちはこのシンポジウムを成功させるだけではなく日本の看護界の将来を、特に高度実践看護師の将来に役立てばと思っています。なのでゴールはシンポジウムではなくて、もっと先を見ています。つまり時間軸の長いコミットメントに自分たちの時間を費やしています。

実はこのところ落ち込んでいました。長丁場で疲れが出ているのと、需要と供給のアンバランスです。私たちは日本のAPNの実情を知り、先を走っているものとして、日本のAPNの役に立てればと思って行っていることが実は的外れで実際日本のAPNの方はそのような情報も体験も求めていないのではないか?と思い始めたからです。

その落ち込んでいるときにメッセージを貰いました。私たちに出会わなければ目の前にあるものを鵜呑みして同じ穴の狢になっている自分に気づかなかっただろう、と。この言葉にどんなに励まされたか。たった1人でもポジティブな影響を受けて目を外に向けている。その事実に無駄な事はしていない、やっぱり熱意は伝わるんだ!と力をもらいました。そして一緒に企画するメンバーも超ポジティブ思考で、毎回大丈夫と励ましてくれます。

良い仲間に恵まれる事もリーダーとして欠かせない事だと改めて思いました。

シンポジウムは会費7000円で、職場から補助が出ない方にとっては高額だと思います。しかし7000円を払う価値があるシンポジウムだと自負しています。私もブログでは書ききれない、実践に役立つワークショップをします。貴方の考えをひっくり返す自信があります(笑)。海外に視察に行くより、海外の情報を紙面で読むより、もっと深い学びになるはずです。

このシンポジウムは高度実践看護師かその学生が対象なのでは?と参加をためらっている方へ。管理職、教職、事業主、違う職種の人でも高度実践看護に興味のある方ならどなたでも参加できます。表面的な業務報告書(日本にあるのはそんなものばかりです) にはうんざりです。看護界のリーダーシップを直に体験してください。

ぜひ会場でお会いしましょう。



朝のバンクーバー

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。