miss pandora

ONE KIND OF LOVE

愛にはいろいろ種類があるの
全部集めて地球になるの

ポリ型からブロンズへ

2007-11-02 08:06:05 | 赤い靴など制作日記
黙々と砂型制作をする職人さんは、自分だけの手作りの道具を器用に使いながら仕事をすすめている。その道具のひとつひとつが、職人さんの手も含めて美しく思えた。父親の手にいたっては、10個にも分解されて完全に立体パズル化している。
今日の夕方から、ブロンズが流し込まれる。流し込まれた後、十分に冷えてから割り出される女の子は、刀傷のような無数のバリを持つ。職人さんは、その1本1本ポリ型を手本に調整していく。。。気の遠くなるような根気と体力がいる。






女の子は、粘土原型からシリコンと石膏で型をとられFRP(ポリ)に置き換えられる。そこで、砂のすべりをよくするために塗料がぬられ、砂型のための分解線が引かれる。(この分解線が鋳造後のバリとなる)



きわめて冷静に分割された面は、一塊づつの「型」として結合されていく。
全体に6mm目安のウレタンを貼り込み、ブロンズの厚みを確定する。
さらに、砂を入れて「なかご」を新砂とバインダー(粘材)を混ぜて作る。



半面の砂型。。。凹凸が逆になって像が見えてくる。。。


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2 コメント

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じーっ… (さくらんぼ)
2007-11-05 01:51:38
凸凹、

反転して見えたり

ふっと

へこんで見えたり…



騙し絵のよう…



無駄のない

作業、美しいのでしょうね。



理由があるから

その過程に必要だから…



機能

作業



体を使う



美しいこと…
返信する
心と過程・・・ (pan)
2007-11-05 08:37:51

例えば、分割
決定的な形を邪魔しない
最良の線を引く心の存在を見た

時間と愛着の暖かい関係を知った

優しく賢く力強い人間がいた

返信する

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