毒舌老夫婦

ご近所に今年結婚50周年を迎える
某ヨーロッパ国ご出身の老夫婦が住んでいるんですが、
この人達、かなり手強いです。
いえね、決して悪い人達じゃないんですよ。

でもですね…

噂好きなことが一点
話を創作することが一点
人の話を聞かないことが一点
口が悪いことが一点
等々手強い感じのポイントが結構高いんですよ。

例えばこんな感じです。
とあるご夫婦の噂話を始め、
あの夫婦は絶対に子供を人に見せない。
子供はきっとひどい病気か、
人に見せたくないような外見に違いないのではないか。
そんなことを、まことしやかに口にするわけです。

でも、わたくし実際その夫婦の子供見てますのでね、
そんなことないですよ。健康そうな可愛いお子さんでしたよ。
と何度も言っているのに
…全然聞いてません。
その証拠に何度でもこの話をします！

この前も、他所様の成人した娘さんのことを、
醜いとか言うじゃないですか。
しかも何度も何度も言うので、
さすがにわたくしご注意申し上げました。
そんなこと、言うもんじゃないですよ！と。

もちろん、聞いてません。

というか、さらにパワーアップして、
顔が醜いのよ！
ってあなた、そんな人のこと言える顔なんですか？（どれみ心の叫び）
そういう時は、あまり魅力的ではないとか、
興味深い顔とか、他に色々言い方あるでしょうが？
と思ったんですが、もう言っても聞いてもらえないので、
止めておきました。
だいたい、自分の娘よりも若い東洋人の助言なんて、
聞く訳がないんです。

いえね、本当に悪い人達じゃないんですよ！
しかも、どういうわけかウチのつばめが妙に懐いておりまして…
餌付けしたんですけどね。
止めてくれって言ってるのに…

でもですね、根は優しいと言いますかね、
本当に悪い人達ではないんです。

この前も、いきなりわたくしに服のサイズを聞くので
何事かと思いましたら自分が貰った服が
小さくて着れないからって言うんですね。
もちろん、親切心からです。
ラッキーなことにその服は12号だったんで
ああ残念！わたくし６号か、８号程度ですのよと
サイズを理由に丁重にお断りすることができたんです。

だってサイズが理由なら角が立たないでしょう？

で、じゃあ誰にあげようって困ってるので、
ご近所の○○さんはいかがですかと提案いたしましたら、
だって彼女はオシャレだから、こんな服着たくないでしょうって…。
…わたくしだって、実は全然着たくないんですけど。

一事が万事この調子ですので、
わたくし毒舌夫婦対応策を考えました。

噂好きなこと→気にしない
話を創作することこと→信じない
人の話を聞かないこと→諦める
口が悪いこと→真似しない

ちょっと消極的な対策ですが、まぁ良いでしょう。

でもですね、これだけは、本当にこれだけは止めて欲しいこと、それは－
年寄りお得意の痛い話自慢（病気・手術・怪我など）を
食事中にすること…ええ、もう、ただそれだけです。
もちろん、止めてと言えば拍車がかかるだけなので、
聞き流すように努力はしております。

ええ、何だかんだ言いまして、結構仲良くしてるんですけどね。


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写真は我が家の前庭「ひよこを探せ！」バージョン。
ご夫婦は、招んでもないのに時々ここにやって来ます。