劇団どれみ

自称劇作家どれみ、夫はスイス人、NZ在住。3匹の猫の皆さんも作詞家等としてゆるく活躍中。その歌はラジオで流れたことも

悲しい出来事 その幾つか

2012-07-07 | 世界の端っこで世界を想う
長く生きておりますと、わたくしのような人間でも、様々な事象に出くわすものでございます。

職場にて、とあるお客様にお孫さんができるとのこと。
「今ではもう受け入れる気持ちになったけれど、娘の妊娠を知った時には、
わたくし、それはもう腹が立って腹が立って...」
もしやこれは、未婚の母?十代による計画外妊娠?
あまり立ち入ったことを聞くのも悪いと思いましたので、質問はせず
「生まれてくれば、もう可愛くてしかたなくなりましょうとも」
などと言って受け流そうとしておりましたところ
「だってね、あなた、娘はまだ31なのよ」

はて?31歳って、子供を持つのに早すぎる年齢でしたでしょうか?
晩婚化のすすんだ今の時代、なるほど31は若すぎるのか...
わたくし、声には出さず自分内で無理やり自分を納得させておりましたところ、
どうやらツッコミ待ちだった模様でお客様自ら
「まぁ、周りの人達は誰もが、もう十分な年齢だって言うんだけどね」

なるほどと合点が行ったわたくし、すかさず言いました。ええ、だてに接客業をしておりません。
「でも、お客様、とてもおばあちゃまには、見えませんわ」
これは大正解だった模様で、満面の笑み付き「ありがとう」に続き
「私たちが子供の頃は、グランドマザーと言えば、もう体も小さくなってしまったような
お年寄りっていうイメージだったじゃない?
でもね、最近は違うのよ。例え孫がいようと、若々しい人はゴマンといるわ」
と言ったその後、わたくしの顔をまじまじと見て
「でも、あれね。あなたはまだ若すぎるわね?」
というので、「とんでもない、若くはないですよ、そんなには」
とマニュアル通りに謙遜しましたところ
「でも、あれでしょう?お孫さんとか、まだいないんでしょう?」ってあなた...
孫どころか、子供もいないんですけれど、わたくしの場合は。

一瞬の殺意のあと、彼女の「グランドマザー」になりたくないという気持ちが
心底理解できたわけですけれど。

でも、あれですな。そういうことを聞かれても、確かにおかしくない年齢になってきてはいるわけで。
例えばの話、16で子供を生んで、生んだその子がまた16で子供を生んでたら、その孫もそろそろ
子供が生める歳になってるわけですから。
ああ、恐ろしいこと。

確かに、歳は確実にとっております。
わたくし、メガネをなくしまして、仕方なくつくりに行ったんですけれど
そこで視力検査していただき、勧められたのが遠近両用メガネ。
でもですね、わたくし、かなり小さい字だって、近くにあるものは、がんがん読めるんです。
ええ、メガネさえかけていなければ。

しかしながら、メガネをかけると、遠くは見えても、近くのモノがボヤケてしまう...
これも、立派な老眼だそうですな。

逡巡した挙句、結局は、遠近両用メガネ却下しましたけれど。

まぁ、元々、普段から見えてないのに、あまりメガネをかけない派でしたからな。
車の運転の時とか、テレビや映画を観る時にだけ、かけていたわけで、
そんなある日、ちょっと職場でメガネをかけた方が都合の良いことがあり、ちょっとだけかけたあと、
近くが見えずに外したのが、運のつき。それでメガネを無くしたわけだったんですけれど。

そういえば、日本に帰った際、同級生の中にも老眼鏡かけてた人がちらほら...
でもって、生理不順やら、これって更年期障害的なモノ?みたいな話で
かなり盛り上がってしまったりね。

そんなわたくしに対する、最近頻繁に使われる褒め言葉が
「若く見える」

髪型をかえても「その方が若く見える」ですし、
メガネをかえても「その方が若く見える」ってことは、
それ以前はどれだけ老けて見えていたのかと考えると
ちっとも嬉しくないんですけれど...

ってか、あれですよ。
昔はお世辞と言えば、「可愛い」とか「綺麗」とか「似合う」とかだったのが、
判で押したように「若く見える」と言われるようになると、
自分どれだけ若く見られたがってると
思われているのかと、妙に悲しくなるわけで。



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別件で、先日夫の誕生日だったのですが、それを理由に代休を取ったわたくし。
意気揚々とその日はたっぷりお買い物三昧をして帰宅。
しかしながら、夫へのプレゼント2つの内1つは、サイズが小さい上、
あまり好みではないとのことでお取替えすることに。
で、昨日夫と二人でそのお店に戻ったんですけれど、
必要になるだろうとショッピングバッグの中に入れていた
レシートをお店のスタッフに見せましたところ
「これ、F店のですけど...」

どうやらわたくし、夫のプレゼント2点合計とほぼ同額の化粧品2点を買ったレシートを
間違えてバッグに入れていた模様。
そのため、夫的に「そんなに高い化粧品」を購入していたことがバレてしまったのでした。

ああ、悲しくて、冬。