猫に歴史あり！出会い…みそらら ひばり

みそらら ひばり は、我が家のボス猫にあたるんですが、彼女を我が家に迎い入れたのが２００４年７月のことです。
ひばりは、当時とある高級住宅街に住む友人宅に勝手に棲んでおりました。
何故そこに棲んでいたかと申しますと、
その家のご主人が餌付けしてしまったからなんですね。
自分で餌付けしておきながら、元々飼ってる猫に悪いからと、
引き取り手を探していた矢先、
夫の誕生日プレゼントに子猫をゲットするつもりだった
ミソララ家の妻わたくしに白羽の矢が突き刺さったわけであります。

当時のひばり推定年齢１～２歳、体が小さかったんでね、
友人宅では「ちいさい」なんて名前で呼ばれておりました。
「ちいさい」ってあなた、形容詞じゃないですか？
そんなわけで、当然女王ひばりに改名です。

で、飼い始めるにあたり獣医さんに連れて行って、
注射を打ってもらったり、虫下しの薬を処方してもらったりした際、
避妊手術もするつもりだったんですが、
「これだけ人に馴れてるところを見ると、
元々飼い猫で手術済という可能性も否定できませんぞ。
お腹を開けてみるまでは断定できませんが、
どうします？お腹を切る以上、料金は同じです」
と獣医さんに言われてですね、決して決して
お金が惜しかったわけではなく、
既にいきなり車で連れまわされ獣医にまで連れて来られ、
すっかり怯えているひばりが不憫だったんでね、少しでも
ひばりの苦痛が減らせるようにと、
その時は手術を見合わせることにしたんです。

その後、ひばりはミソララ夫妻の愛を一身に受け、
スクスクと肥大化していったのでありますが、
どうもお腹が横にはみ出るように大きくなっている気がしましてね、
もしやと思った時には既に妊娠２ヶ月目。
ちなみに猫の妊娠期間は２ヶ月程だそうですね。
ついでに、一回の性交での妊娠率は９８％くらい？
とにかくメチャクチャ高いそうじゃないですか。
実は、わたくしども、その現場まで見てたんですね。
近所の札付きのロン毛の悪がミソララ家の一人娘を親の目の前で…

そんなわけで、ひばりは双子の母親となったのでありました。


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海へ

例えばニュージーランドに興味があるという理由で
ここに来ている奇特な方も中にはいるかもしれません。
そんなあなたのために、今日は少しだけ観光情報です。

ミソララ夫妻、本日は海に行って参りました！


↑こんな道を走って、我が家から約３０分、
オークランドの市内中心からなら約５０分で行ける
その名もカレカレ・ビーチ！

このカレカレ・ビーチ映画「ピアノ・レッスン」の
ロケ地としても有名なんですが、
今日は晴天の日曜日とあってかなりの人手です。
ご覧ください。
↓


アレ？


ん？


…無料駐車場は、車で一杯だったんですけどね、
何しろ駐車場が狭いことが一点、
ビーチが広いことが一点、
人口密度が低いことが一点…と
まるで冬の江ノ島のような人手なんですが、
これでもカレカレビーチとしては激込み状態なわけです。

ビーチの周りは美しい自然のみ！
海の反対側はこんな感じです。
↓


そんなわけで、近くにはレストランもカフェもコンビニすらもありません。

わたくしどもは、こちらで波に乗って参りました。
波に乗る！かっこ良いですね。
まるでサーファーのようですね。
でも、実際に乗ったのは、子供でも乗れるブギボードです。

すみません。


ブギボーダーにも人気のカレカレ・ビーチ、
自然派のあなたにおすすめです！


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猿と姫

昨日は、チェリーをめぐる夫との小さな諍いについて書きましたが、中には思った方もいらっしゃることでしょう。夫がさくらんぼを食べないのなら、妻が食べれる状態にして出してやれば良いだけのことではないかと。

ごもっともです。

でもですね、わたくし何故か果物関係に関してだけは、猿＆姫体質なんです。
果物って、洗ったり皮剥いたり切ったりと、ちょっと面倒でしょう？
ですんで、自ら食べる果物といえば、洗わずに済み簡単に皮が剥けるミカンとバナナのみ、この辺が猿体質ですね。それ以外は、第三者が洗ったり皮を剥いたり切ったりして、食べてくださいという状態の場合のみ手を出す、この辺が姫体質なわけです。

いえね、わたくし本来はいたって謙虚で腰の低い人間なんですけれど、果物に対してだけは何故か上から目線、食べてあげても宜しくてよという嫌な女になってしまうわけです。
何ででしょうね？元々果物に対して思い入れがないんで、高飛車になってしまうということなのでしょうか？もしかしたらわたしくしも、果物にだけ反応する多重人格者なのかもしれません。

で、当然チェリーはその後イヤミから良い人に戻った夫が洗って持って来ましたんでね、仲良く一緒に食べました。


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写真は姫と猿を体現するひばりです。

遂に出現！イヤミとの対決（後編）

ニュージーランドってね、最近物価がグングン上がってるんですよ。
原油価格が上がってますから、当然と言えば当然なんですが、
でもＮＺドルだって高騰してるんですよ！
だったら、高くなったドルで買い付けた輸入品が
もっと安くなったって良いじゃないですか？
って、今日はそういう話じゃないんですけどね…

我が家には猫３匹おりますけれど、腐ってもＤＩＮＫＳなんでね、
比較的食品にはお金かけてるんです。
そんな我が家でも、チェリーはちょっとお高いんで、
若干特別感があるわけです。
だって、チェリー１キロ$19.98ですよ。
リンゴが１キロ$3.89ですからリンゴの５倍以上、
バナナが１キロ$2.58ですからバナナの約８倍です。
ね、果物にしては高い感じでしょう？
まぁ、夫の母国ではその辺の木から食べ放題だそうですが…
でもですね、高かろうが安かろうが夫の好物であるので、
クリスマスイブの日にぜひとも食べさせてあげようと
わたくしわざわざ激込みのスーパーで買って来たのに、
この数日間まったくの手付かず。
それでわたくし聞いたんです、何故チェリーを食べないのかと。

夫「聞いてない」
妻「聞いてないって…２４日の日に言ったじゃないですか、
チェリー買って来ましたよって」
夫「ふん…聞いてないね」
妻「い～え、わたくし確かに言いました！ねぇ、皆さん」

猫の皆さん「はい、確かに言ってました」

妻「ほら、ごらんなさい。猫の皆さんもそう言ってるじゃないですか」
夫「聞いてないものは、聞いていない」
妻「ふん、そうですか。
私はどうやらあなたの中の別の誰かに言ったようですね」
夫「ふん、そのようだな…」
妻「そ、その声は怪人イヤミ…」
頭の中で、オペラ座の怪人のテーマソングが流れます。
そうです、わたくし、とうとう呼び出してしまったのです、
夫の中の嫌われキャラ、怪人イヤミを。

多重人格者の各人格は、社交担当だの交渉担当だの
戦闘担当だの家事担当だのと、
それぞれ役割が決まっているようですが、夫の中のイヤミの担当、
それはズバリ、イヤミを言うこと。
たいてい、作った食事が不味かったり、食べたい物が家になかったり、
聞いたはずの事を忘れていたり（別人格が聞いてイヤミに話して
いない可能性もあり）ＰＣや機械等の操作が思うように
行かなかった時などに現れます。

でもですね、あれもこれもイヤミが出現しただけだと思えば、
妻は早々に退散。相手にせず別人格が出て来るまで待機です。
結婚生活１０年目にして、やっと多重人格夫の操縦法を体で
覚えつつある今日この頃。



↑でもですね、我が家の天才猫ひよこは、こんな小さな頃から
そんなことは分かっていたそうです。


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遂に出現！イヤミとの対決（前編）

夫が多重人格とわりと最近判明し、そんな夫の観察日記のようなものを始めて早１週間が過ぎようとしております。この１週間でまだ登場していないのは、フランス人のおしゃれさんフランソワと国籍不明の怪人イヤミだけです。

ちなみに、わたくしがフランソワを最後に見かけたのは、
ニュージーランドがラグビーのワールドカップで
フランスに大敗したあの日とそれからの数日間。
あの頃の夫がやたら青い服を着て、ウララだのビバ・フランス
だのと叫んでいたのは、記憶に新しいところです。

そして残るは宿敵イヤミ、これはもう
ジキルとハイドでいうところのハイド、
三上博が演じるところの青田和馬です。

そして昨日のこと、ついに悪党イヤミが
我が家にその影を落としたのでありました。

続く…

注：青田数馬を知らないあなたはドラマ「あなただけ見えない」
で検索してみましょう。


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写真は、悪党イヤミと対峙しても常にクールな哲学猫つばめ

眠れない夜…大吉＆ひよこのコラボ

我が家の末娘、天才猫のひよこには、必ず夜中に人を起こしに来るという悪癖がございます。無視すれば良いとお思いでしょうが、何せ相手は天才、そう簡単に太刀打ちできません。

寝室のドアを閉めても開けますし、
外に出しても外出専用に半ロックした猫ドアなど
難無く捲りあげて突破です。
かと言って、猫ドアを両サイドからロックしてしまうと、
他の猫の皆さんに迷惑がかかりますし、
騒音を立ててご近所の皆さんまで起こすというテロ行為に出ることも…

というわけで、今は抵抗をやめ、なされるがままのわたくしです。
そんなひよこは、まずは可愛くおでこを肉球でトントン叩いて来ます。
時には髪を梳かしてくれたりチューの嵐に見舞われることも…
しかし、それでも起きなければ、爪が出ます。
危険なので爪が出た時点でわたくし起きなければいけません。

昨晩のこと、わたくしあと３秒で眠れるという寝入りばなを襲われました。
しかも、ひよこと大吉のコラボです。
大吉は、夫の中に棲んでいる人格の一つ、
５歳の日本人だと思っていたのですが、実は１２歳だそうです。
大吉は、私が眠りに堕ちようとする度に、
「ねぇねぇねぇ、何か眠れない」と声を上げます。
３度目くらいに、わたくしとうとうキレまして、
「お前さん、大吉だね？」と問い質したところ、
「うん」と言ってましたんで、やはり大吉の仕業だったらしいです。
「もう、いい加減にしてください。
わたくし、正に眠りに堕ちる瞬間だったんです」
と、かなり怒気を孕ませた声でいいましたので、
しばらく静かになったのですが、そこにひよこ登場です。
ひよこは猫なんでね、まぁ叱り損になりますからあまり叱らなかったら、
大吉がそれはおかしいと騒ぐわけです。ひよこも叱れと…
１２歳というのは、小賢しい年齢ですね、まったく。
ちなみに、大吉はニュージーランド生まれなんで、
日本語は片言です。

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写真は、夜遊びの末疲れ果てたひよこです。

そんなジローラモにだまされて…

メリー・クリスマス！ですね。
多くのクリスチャンの国がそうであるように、
今日のニュージーランドは殆ど死んでます。
昭和４０年代の日本の元旦状態です。
ええ、わたくし知ってる年代です。
で、昨日のクリスマスイブは、当然大晦日状態の大賑わい！
そんなわけで、ミソララ夫妻もクリスマスディナーに出かけて参りました。

場所はプリンセスワーフにある港を見渡すレストランです。
店内にはタンゴなんかが流れております。
一応夏なんで、テラス席です。
ロマンティックです。
ただ、クリスマスイブなんでね、
やっぱり普段通りにはいかないんでしょうか、
お料理の味がちょっと雑、みたいなね。
まぁ、こんな夜に出かける方が悪いわけです。

それでも前菜とメインでお腹は一杯、
もう入りませんという状態であるのに、
夫がデザート別腹発言を…
もしやチャーリーが再び夫の時間を盗みデザートを
平らげに来たのかと問い質したところ、
何の話とかわされてしまいました。
そして聞き覚えのあるイタリア訛りの英語が…
久々のイタリア人グルメ、ジローラモ登場です。
食に関する薀蓄を語り、聞かれてもいないマユツバ系
女性遍歴について語ります。
これこそジローラモ、間違いありません。

帰りの車の中では、無理やり割り込んで来たわりに
スローな運転をする前の車に向かって煽りをかけ
「今、良い運転する、さもなくば死」と、
マフィアに変身、さすがイタリア人です。
というか、良い年なので止めてください。
かと思うと、いきなりシンガーソングライターのポール登場、
オリジナル曲が続々発表されるという
実に賑やかなジローラモとポールのフュージョンを
楽しんだ夜でした。

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↑写真はポール熱唱現場の背景、クリスマスデコレーションされた街並

チャーリー来たりて…盗まれた時間

結婚後、太り出す男性というのは、多いですね？
我が夫は正にその典型、元が痩せていたこともあり、
一見それほどでもないんですが、結婚当初に比べると
１５キロ位は体重が増えているようです。
来年で結婚１０周年なんですけれど、
この結婚生活の通算７年はダイエット中だったはず。

でね、夫はダイエット中のくせに、
妻に隠れてつまみ喰いするわけですよ。
そのため、付き合いでダイエット食を食べてる妻ばかりが
痩せてしまうという悪循環を何年も積み重ねて来たわけです。

しかし、わたくし、やっと気付きました。犯人はチャーリーです。
夫の中に棲むいたずら好きの１４歳。
彼が夫の時間を盗んで、つまみ喰いを続けているせいで、
夫は痩せることができないのです。
だいたい、完璧に隠れて食べればバレないものを、
ワザと見つかるように証拠を残して食べ散らかすあたり、
愉快犯としか思えません。

実は昨晩現場を押さえまして、
問いただしてみたところ、チャーリーが白状しました。

妻：あなたチャーリーでしょう？
夫：うん。
妻：１４歳のニュージーランドマオリのチャーリーでしょう？
夫：うん。
妻：特技はラップで、将来歌手目指してるでしょう？
夫：うん。

間違いありません。
夫が痩せない理由と、多重人格が見事に発覚しました。
あまりにあっさり認めるんで、幾分拍子抜けのどれみです。


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写真は、チャーリーに習ったラップを披露中のつばめ

多重人格疑惑、その兆候

昔、流行りましたね「２４人のビリー・ミリガン」
２４の人格を持った多重人格者の実話ベースのお話。
あれを、今読み返しているんですが
混乱期にビリーが付き合っていたガールフレンドの回想に
ピンと来るものがあったんです。

ビリーは、気分が変わりやすく、時には優しく、
時には怒りに溢れ、時には途方にくれた子供のようであり、
時には女性的な話し方をし、
少し前に話題にしたはずのことを覚えていなかったりする－
何故なら、ビリーの中で人格がコロコロと入れ替わっていて、
各パーソナリティーがきちんとコミュニケーションを
取っていなかったりすると、
ここは何処？あなた誰？今自分、何してるんだっけ？ってことに
なってしまうわけなんですね。

この状況に、何だかとっても親近感を覚えたわたくし、
もしかしてという疑惑が芽生えてしまいました。

例えば、少し前に行ったばかりのイタリアンレストランで
待ち合わせしてるのに、携帯に電話がかかってきて、
レストランの場所が分からないなんて言うんですよ、夫が。
何故かそのレストランだけね、場所が分からなくなったことが
２回か３回…メインストリートにある、割と目立つレストランなんですよ。
しかも、普段なら夫の方が私より余程方向感覚が優れているのにです。
今思うに、有名なイタリアンだったんで、
デキ夫とジローラモ（イタリア人）とフランソワ（フランス人）が
交代で食べに行ってたんでしょうね。
で、皆ヨーロピアンなんで、場所なんてどれみに聞きゃいいやと。

意識して観察をすすめて見ると、確かにね、まるで別人ってことも
多いんです。
例えば夕食の支度。
帰宅時間は仕事柄、いつも夫の方が早いんですが、
時には家に着くと既に食事の支度が完璧に整ってたりとかね、
自分が主導権を握って妻はサラダだけ作れば良いとかね、
それが日によっては、何して良いのか全く分からなくて、
遠目に食事をつくる妻の様子を伺っていたり、
つまり家事が苦手な日本人子供キャラ、大吉になってるわけです。

何かね、ビリーみたいに犯罪犯しそうな人格がいるわけでなし、
イヤミ以外は良い人ばっかりなんでね、
まぁしばらく様子を見ようとか思ってますけど…


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7人の夫

わが夫の中に７人の人格が隠れているらしいことを
わりと最近発見しまして、発見の経緯などに付きましては
徐々に語っていくことにしたいと思うのですが、
以下、現在まで分かっている７人のパーソナリティーをご紹介します。

ソラシド・ミソララ：４５歳。中核となる人物。
オーストリア貴族とスイス人の血を引き、
スイスジャーマン訛りの英語を話す。
但し、貴族部分は妄想という説も…
かなりデキる夫、通称デキ夫。手先が器用で、料理から大工仕事、
ガーデニングに至るまで、何でもこなす。社交的で愛妻家。

ジローラモ：４２歳、イタリア人。イタリア訛りの英語を話す。
ロマンティスト。グルメで食を語り始めると長い。

フランソワ：３９歳、フランス人。フランス訛りの英語を話す。
青い服を好んで着る。お洒落が大好き。

チャーリー：１４歳、先住民マオリの血を引き、マオリ訛りの英語を
話すニュージーランド人。いたずら好き。
ラップが得意で、将来シンガーとして成功したいと思っている。

ポール：２７歳。自称有能なシンガーソングライター。
世界的なアーティストと友好関係にあるらしい。

大吉：５歳だと思っていたが、０７年１２／２５本人より１２歳と自己申告あり。
ＮＺ生まれの日本人らしい。料理を始めとし、家庭内の仕事は不得手。

イヤミ：国籍及び年齢は不明。自己中心的で嫌味な性格。
嫌味を言いながら掃除を始めたりする。非社交的。

以上７人がわたくしの夫でございます。

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