レツゴー幼稚園 その２

前回までのあらすじ
猫の寄宿舎の見学に来たみそらら どれみは、猫専用のはずのそこに丸々太った小型犬を見つけ…


オーナーのおばあちゃまが猫舎のドアを開ける間も
網戸ごしに中の様子が伺えます。
インターフォンの音を聞きつけ、喜びを全身で表現しながら駆け寄る
２頭の小型犬(内一頭写真参照）、太り過ぎたポメラニアンでしょうか？

さすがワンちゃん、猫とは人懐こさが違います。
今にも飛び掛からんばかりの興奮ぶり。
猫専用とばかり思っておりましたが
確かに太っているとはいえ、これくらい小さい犬でしたら
猫とも楽しく同居できるのでしょうか。
わたくしはおばあちゃまに聞きました。

「こちらは、犬も預かってるんですか？」
「いいえ、猫だけですよ」

え…じゃあこのヒトたちは一体
とよくよく見ますと
太った小型犬は、大型猫の間違いでした。


はい、みそらら どれみ、近眼です。




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↑3日も引っ張るようなオチではなかったのですが、風邪ひいて寝ておりました。すみません。

レツゴー幼稚園 その１

実は、６月に半月ほど夫婦で留守にするのですが、その間猫をどうするかというのが、みそらら家の課題となっておりました。

前回留守にした時は１週間程度でしたので、ひばりのみ動物病院の運営する猫専用ホテルみたいなところ（Cattery）に預け、双子はご近所の老夫妻に面倒を見ていただきました。

このご夫婦には、朝夕みそらら家まで出向いていただき
猫達にごはんをあげていただいていたのですが
つばめはこのご夫妻に大変懐いており
ごはんの時間になるとお二人のお家まで
お迎えに行っていたそうです。可愛いでしょう？

しかしながら、今回は２週間強となりますので
そんなに長い期間ご近所の方に甘えるのも気がひけることが一点
また家の中にスプレーしまくられる危険性があることが一点ございまして
この度レツゴー３匹の皆さん、めでたく寄宿舎（Cattery)行きが
決定いたしました。

この猫の寄宿舎、相場は一匹一泊あたり１２ドルくらいなんですが
イエローページで偶然みつけたそこは、家から近いだけでなく
一泊１０ドルと、ちょっとお安め！
安かろう悪かろうでは困るので、わたくし早速見学に行って参りました！

土曜日の朝、家から徒歩１０分くらいの所まで車で行ったわたくし
閑静な住宅街の中に、猫の寄宿舎の看板を発見致しました！

ここは普通の民家の一部を猫の寄宿舎として改装しており
ヤング猫舎、オールド猫舎、子猫舎の３ヵ所に分かれて
猫の皆さんがお泊りをしております。

門扉をあけ、入口直ぐが写真の通りポップな猫の絵が印象的なヤング猫舎
レツゴー３匹の皆さんが寄宿するとすればここです。
ブザーを押しますと、家の中からオーナーのおばあちゃまが
そしてヤング猫館の奥からは何故か丸々太った小型犬２頭が
駆け寄って来るではありませんか。

猫専用のはずなのに何故犬が？
つづく…


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↑どれみの昭和豆知識：お笑いトリオ「レッツゴー３匹」の皆さん、本当は「レツゴー三匹」で、小さな「ッ」は不要だそうです。返って今風

さらりとしたナメタケ

今年はキノコの大豊作の年なんでしょうか。
またもや、みそらら家の庭にキノコ出現。
見た目はさらりとしたナメタケ系。
雰囲気は、エノキ茸に似てなくもありません。


↑庭のこの辺に突然現れました。
何となく食べれそうですが、恐いので食べない予定。


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↑君なら食べるか？

悲しみが止まらない

奥歯が少し欠けてたんです。
詰め物は残った状態で、その外側が少し欠けた感じ。
痛くもないし、長い間放っておいたんですが
そろそろ決着をつけようと本日歯医者さんへ行って参りました。

で、歯医者さんが言うには詰め物ごと削って「クラウン」を被せないとダメだと。
クラウン、つまり王冠ですね。
日本語で歯のクラウンを王冠と呼んでいるのかは存じませんが。

それは一体幾らくらいかかるものかと訊ねますと
「凡そ１５００ドル也」


さらに、クラウンを白で行くなら、この白に合わせてホワイトニングを
おすすめしますとのこと。

気になるホワイトニングのお値段
「９００ドル也」

両方あわせれば２４００ドル
どれみ換算方で２４万円です。
もう猫のトイレに1191円も余分に払ったことなど吹き飛ぶ大ショック。

ホワイトニングは魅力的ですけれども
わたくし芸能人でもありませんし、宝くじでも当らない限り無理と
涙をのんで今回はクラウンの予約だけして帰還して参りました。

ご参考までに、こちらの保険は任意です。
歯科治療をカバーする保険は非常に高い上
治療費合計金額数百ドルを超えた時点から
それ以上かかった治療代のみ保険でカバー、みたい感じ。
そして、わたくしは悲しい歯科治療全額負担組。

ちなみに、本日は歯のレントゲンと治療法の相談をしただけで
１４４ドル、どれみ換算で１４４００円払って参りました。


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最近、人をお金持ちにするためだけに生きているような気がするのは、気のせいでしょうか？ジッと手を見る。

衝撃の事実

以前、ペットショップで猫様グッズ買った際
NZ$18.90
もしていた猫様トイレ
スーパーマーケットで
NZ$6.99で売っていました。

全く同じ物です。

NZ$11.91も余計に払っていたなんて…
どれみ換算方で、1191円も余計に払っていたなんて…
差額でもう１個トイレを買ってもさらに492円もお釣が来てたなんて…

ショックです。


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↑ニュージーランドでは、専門店ほど高い傾向が…さらに、日本ならきっと１００円ショップで税込１０５円で買えたことでしょう。

命の値段

世の中、自殺者が後を経ちません。ここニュージーランドでもある女性が、報奨金を払う代わりに自殺の手伝いをしてくれるアメリカ人女性を見つけたことから大変なことになっております。
この自殺願望のあったニュージーランド人女性は、末期患者だったわけではなく、長年に及ぶ病気と薬による副作用、さらに鬱に悩まされていたとのこと。

そして、気になる安楽死のお値段は12,000ドル也
NZともUSとも書かれておりませんでしたので、ＵＳドルと思われます。
アメリカ人相手ですしね。

この価格で、アメリカ人女性がオークランドまで飛んで来て
自殺を手伝うという話になっていた模様。

アメリカ人女性は、インタビューに応じない姿勢ですが
この彼女と関係していると思われる人物は
既に103人の安楽死に関わっているとのこと。
しかも、上記のＮＺ人女性同様
末期患者というよりは鬱の方が殆どだったとか…

さらにこの方たち、価格が適正であれば
安楽死のお手伝いを厭わないということだそう。
つまり、彼らにとってはビジネスなんですね。

現在、ニュージーランドで論点になっているのが
これが自殺になるのか他殺になるのかということで
警察が介入する事件へと発展しております。

そこまで死ぬ気があったのなら
我が家の庭に生えて来たきのこを食べることで
死ねた可能性はなきにしもあらず。

しかしながら、笑いが止まらなくなったり、涙が止まらなくなったり
或いはお腹を壊すなど予想外の結末が待っていることも…

いえ、もちろんそんなことは誰にもおすすめしませんし
『もしかして毒キノコ』とか言ってオークションに出したりもしませんけどね
わたくしは。


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↑写真はキノコ探索隊の隊長、みそらら つばめさん。

求む、キノコ博士

数ヶ月前、夫が作ったアート作品『椅子』またの名を『木の切り株』の根元にキノコを発見しました。
このキノコ…食べれるんでしょうか？

その昔、この国在住の某日本人女性、どこかに行った際キノコを見つけて
「食べてみたら、笑い茸だったのよ」
と笑って仰ってました。

笑い事でもない気がしたのですが…



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↑食べる勇気のある方、いつでも遊びに来てください。

落とし前

苦情メールを出した直後、いわゆる自動返信メールが届いておりまして、それによりますと『あなたのフィードバックは現在登録され、調査されております。あなたのご意見は、わたくしどもにとって大変貴重なもの。１０営業日以内にこちらよりご連絡申し上げますが、もちろん、それ以前にも何かあれば、どうぞご連絡ください』
みたいな一見殊勝な通り一遍系のことが書かれておりました。

１０営業日ってことは、きっちり２週間待たせてスタッフの記憶が
あやふやになった頃、覚えがないと申しておりますがなどと言うつもり
ではないかと危惧しておりましたところ
２営業日というニュージーランドとは思えないマッハな早さで本日
お詫び状を受信いたしました。

それによりますと

『親愛なるどれみ、

わたくしどものスタッフメンバーの対応に対するお手紙
誠にありがとうございました。
あなたのフィードバックは、わたくしどものシステムに登録され
常連客の皆様へのサービス向上に役立たせていただきます。

わたくしどものスタッフメンバーは、カスタマーサービスのトレーニングを
経験し、カスタマーサービス及び従業員としての振る舞いに関し
厳格にルールに則るよう指導されております。
あなたの苦情に関しましては、カスタマーサービスマネージャーに連絡し
さらなる調査をすすめております。
ご不便おかけしまして、誠に申し訳ございませんでした。

さらに思うところあれば、どうぞお気軽にご連絡くださいませ。

敬具』

だそうです。

模範解答と申しますが、親愛なるどれみ以外
コピペという感じがしないでもないですが…
さらに、クレーマーを呼び捨てするのも
ニュージーランドならでは。

まぁ、あの男のせいで心に傷を負ったんですけど
みたいなのも面倒なんでね、今回はこれくらいで勘弁してあげます。

実は以前にも、彼と同じ牧羊犬係（乗客誘導係）の人の態度が
悪かったことがございまして、その時は堪忍袋の緒が切れた乗客が
次々と彼女の態度について車内で声高に意見を述べ始めたことがございました。
その時、同じ係のステキな男性が横でひたすら謝る中
彼女はふてぶてしい態度を崩しませんでしたので、別の車両に追いやられ
その日以来彼女の姿を見ることはありませんでした。

きっと、あの人クビになったんでしょうな。

ちなみに、わたくしがクレームを上げ２０ドルの商品券をゲットした
某カウンターも現在ではなくなっております。


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牧羊犬は大まかに２種類。やたらと吠えて羊を追う系と、ジッと見つめて羊を追い込む系。乗客相手には、後者の方が人気の模様。写真は、ジッと見つめて従業員を追い込む現場監督のみそらら ひよこさん。

復讐の手紙

非常に不愉快な体験から一夜明け、それでも腹の虫が治まらなかったわたくし、皆様の温かい励ましもあり、鉄道会社にコンプレイン・レターを送らせていただきました。メールでですけど。

コンプレイン・レターと申しますのは、読んで字のごとく「苦情の手紙」です。
英語学校では、コンプレイン・レターの書き方を教えてくれますし
苦情電話をかけた時など、じゃあ文章にしてファックスまたはメールで
送ってくださいと言われることもございますので
どうやらこの国で企業等に苦情をあげる際は文章化することが基本の模様。

わたくし、決してクレイマーというわけではないのですが
どうしても許せない時だけは企業のためにも言ってやる主義です。
そんなわけでコンプレインレターを書いたのは
在国１４年中５回くらいでしょうか。
平均して約３年に1回くらいは、どうしても許せない事というのが起こるものです。
経験上、どんな対応されるかも想像はつくんですけれど。

大抵は「スタッフに聞いてみたけど、あなたの言ってる事と食い違っています。
多分何かの誤解みたいです。でも不愉快な思いをさせてごめんなさい」
みたいなね。

スタッフは平気で嘘をつくし、向こうはこっちが大袈裟に
言ってるって思うもんなんですよ。
なので徒労に終る確率もものすごく高いのですけれど
一度だけ、本当に向こうが悪かった
（って、毎回間違いなく向こうが悪いんですが、これはもう逃げ場のない悪
それまで散々友達同士でおしゃべりに高じ10分程度人を待たせたスタッフが
本日終業と嘘をつき対応拒否。もちろんその場でキレたわたくし
「もう終業ってね、あなたお友達と１０分もおしゃべりしてたじゃない。
わたくし、１０分前からここで待ってたのよ」と吐き捨てる
ように言い、それまでのふてぶてしい態度を一変させ蚊の鳴くような
声でスタッフの言った"I'm sorry."を背中で聞き流して退場して参りました）
時は商品券２０ドル分が届きました。

その商品券にしたって、苦情メール送付後の対応が非常に遅いので
催促した結果です。
『直ぐに対応しないなら、新聞社に報告します。
あちらもきっと興味を持つことでしょう。
何故なら、つい最近ニュージーランドのカスタマーサービスについて
レポートしていたばかりですから。
それにね、もう一つ興味深い事実が発覚しました。
あなたのスタッフはもう営業時間外だからと仰いましたけれど
その後営業時間を調べさせていただいたところ
その日の終業時間は5：30ＰＭ
わたくしがスタッフと話したのは5：15ＰＭです。
つまり、終業までまだ15分もあったということです』

とね、脅しというか、事実をそのまま書き連ねましたところ
その後直ぐにお詫び状と商品券が届いた次第です。

でもですね、わたくし何も商品券が欲しくて
こんなこと書いてるわけじゃないんですよ。
お客様は神様だと思えとか、ニュージーランドを日本にしろとか
海苔がくっつかないから不良品だとか
そんな理不尽なことを言ってるわけでもないんです。

ただね、お友達との楽しそうな会話に割って入っては気の毒と思い10分も待った
心優しいお客様に対し、嘘をついてまで働かないのがニュージーランド流かってことですよ。

或いは、ただ列車に乗ろうとしていただけの善良な大人の乗客に向かって
国宝に落書きしている子供を叱りつけるごとく怒鳴るのが
ニュージーランドのスタンダードなのかってことですよ。

違いますよね？
違うなら、やっぱり落とし前つけていただかないと。




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↑３年に１度だけ、極妻気取りのどれみに一票写真はいつも極妻のみそらら ひばりさん。

踏んだり蹴ったり

今朝、列車に乗り込もうとしたところ、その乗降口近辺に本当に小さなスペースしかなかったため、わたくし別の乗降口からにしようと場所を移動しました。
ですが、移動先の方が寧ろいっぱいいっぱい、最初に乗ろうと思った所の方がまだマシだったので、再度移動したのです。

そして正に乗り込もうとしているところに
後ろから牧羊犬のように乗客を促す係の人が来まして
すでにわたくしが調査済みの、絶対にこれ以上乗り込めない乗降口から
乗れと言ってきます。
そんなこと言われても絶対無理ですので、わたくし他２名ほど
彼を無視して列車に乗り込もうとしたのです。
すると
Excuse me!!
と、これ以上ないというくらい
大きく鋭い声
で言われました。
いえ、言われたというより
怒鳴られました！


わたくし、ＡＫＩＮＡとほぼ同じだけ生きておりますが、その決して短くはない
いえ、寧ろわりと長い人生に於いて、ここまでひどく怒鳴られたことはありません。
あまりの恐ろしさに、どれみ涙目
鼓膜も破れる寸前です。

仕方なく、既に見て来てダメだった乗降口に向かいます。
案の定、どこにも我々の入れる隙間はございません。
ほら入れないんですよ。どうしてくれるんですか？
と目で訴えたところ、結局戻って来てここから入れと
手と目だけで訴え返されました。

でも、そこからはアナタが入るなって怒鳴ったばかりじゃないですか？
しかも、人の鼓膜破きかけたくせに、そのふてぶてしい態度って
一体何なんでしょうね。
だいたい、人を誘導するなら、ちゃんとスペースがあるか確かめてから
誘導するべきじゃないんですかね？
わたくしはねぇ、既に事前調査した上で
ここが一番マシだからここから乗ろうとしただけなんです。

と、これだけのことを、勇気とチャンスがあったら言ってやろうと思って
待ち構えてたんですが、結局どちらもなくて言えませんでした。

鉄道会社に告げ口するか、考慮中。



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↑今度同じ牧羊犬係が乗って来た時の為の刑罰に触れない復讐法募集中！