あまねが逝った。その１ 2020/12/22（火）早朝

「朝起きたら、あまねが逝ったようだ」……そんなメールを妻からもらったのは病院のベッドの上でした。

そう、私はあまねの最後に立ち会えなかったのでした。

それどころか、今日ICU（集中治療室）から一般病棟に移ったばかりでした。

すぐさま、スマホを持ってトイレに駆け込みました。

そして、妻に電話しました。

電話に出た途端、思いもよらず泣き叫びました。

人生で初めての事です。

嗚咽で話が出来ません。

両親の死の時でさえ、この様な状態にはなりませんでした。

電話の向こうの妻も泣いています。

私は、もう１０日程あまねに会っていないのです。

その間に、食べなくなり急激に悪化したようです。

私が入院していたので、心配かけまいと一切状況を知らせなかったのです。

尤も、私の方はそれどころじゃなく、心筋梗塞の一歩手前で検査即手術。

緊急で心臓バイパス手術を行い、７時間にも及ぶ手術の後無事生還しました。

私は、この知らせを聞いて…

「あまねは、私の身代わりに天国に逝った、そして、私が助かった。」っと思いました。

そして、

最後だけは、私の腕の中で逝かせてあげたかったなぁ……！、痛恨の極みです。