美咲-創世記-

宇宙が誕生したあの瞬間は私たちの中に…
シンガーソングライター美咲の日常・心に残った場面を、お伝えしていきます。

十五夜お月様

2005年09月18日 | 以前の日記
陰暦八月十五夜 中秋の名月。
ラジオから流れてきたドビュッシーの「月の光」が
今夜のお月様にとてもよく馴染んでいました。

秋の夜長の虫の声、静寂、月明かり…
美しかったです。

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「月灯り」   作詞・作曲 美咲 

貴方の心がわからなかった
アタシから逃げてゆく気がしていた
目の前に在るものさえ見えなくて
盲目な自分はコワレテしまいそう
ゆれる水面 それはたぶん
月が流した涙

思い出が散ってゆく 花びらのように
生まれたての月の灯りで照らしましょう

ゆっくりと呼吸をして生きてると
確かめる度に色濃くなる夢よ
ゆれる波紋 それは響き合った
過去のともし火

ひらひらと舞い落ちる花びらのように
散らばった月のカケラを探しましょう
思い出が散ってゆく 花びらのように
生まれたての月の灯りで踊りましょう…    

満月の歌

2005年09月18日 | 以前の日記
今日は満月。

世界の音楽でも、月をテーマにした曲は多いと思うのですが、
美咲の作る曲にも、たくさん月は登場してきています。
特に月と太陽の対比は、闇と光、黒と白、肉体と魂といったように
何にでも当てはめることができるので不思議なものです。
つまり、その事象ひとつひとつに共通項があり、同じだということを
現しているのかもしれませんね。闇があるからこそ光が見え、
闇の中に、全てが凝縮されているのかもしれません。

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「満月」    作詞・作曲 美咲

夜の静けさに この身をゆだね
私が私を忘れる時に
こぼれた涙は 海へと渡り
やがて空を昇り 雨を齎すの

満月そっと降りそそぐ夜にのびた影
どこまでも まぎれてく
幾千万の星屑の中で溶け合って
私は今に大気になる

夜の帷は いつでもここに
瞳を閉じれば 還ってこれる
星の瞬きが この地に届く頃
貴方は何処で漂っているの

満月そっと降りそそぐ夜に伸びた影
どこまでも まぎれてく
幾千万の星屑の中に散っていった
あの頃の貴方を探している

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「満ちる」   作詞・作曲 美咲

月の影 水面に映る
波がそれを連れ去って
後に残るは バラバラな
ヒカリ ヒカリ ヒカリ 光…

月の影 水面に映る
夢がそれを誘って
後に残るは バラバラは
アナタ アナタ アナタ 貴方…

揺れる。揺れろ。揺れよ。一緒に

とけた 月がとけた
太陽に 月がとけた
満ちる 満ちる
世界が 満ちる…

月の影 孤島に注ぐ
雲がそれを遮って
後に残るは バラバラな
アタシ アタシ アタシ 私…
吠える。吠えろ。吠えよ。一緒に

とけた 夢がとけた
太陽に 夢がとけた
とけた 闇がとけた
太陽に 闇がとけた
満ちる 満ちる
宇宙が 満ちる…