前回に続いて乙一さんの作品です。
やはりあとがきから読んでしまいました。(笑)
あとがきは乙一さんならではものだと思います。
綾辻行人さんの名前が出てきて懐かしかったです。
彼の書く「館シリーズ」は夢中で読んだ記憶が蘇りました。
「石ノ目」は乙一さんが二十歳前後の作品で才能のある人
なんだと思います。
表題作の「石ノ目」は石ノ目様の目を見てしまうと石になってしまう
というお話です。
ギリシャ神話にある「メドゥーサ」の日本昔話版の雰囲気です。
でも彼はここでも母子の愛について書いてます。
他の作品の中でも家族愛であったり友情であったり
について語っています。
不思議なお話の体裁のなかでそれが盛り込まれていて
私は嫌いではないなと思います。
また別の彼の作品を是非読んでみたいと思っています。
励みになります。クリックしていただけると嬉しいです。