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柴田よしきさんの作品です。
コネ入社でちょっとそのことにコンプレックスを持ってる女性の日常を
軽いタッチで書かれた小説です。
主人公の名前が寧々(ねね)、その同僚でもある親友の名前が弥々(やや)なんともおかしい冗談みたいな名前の二人のお話です。
日常の中にも不倫あり、会社でのいじめあり、柴田さんらしいちょっとした謎解きもありです。
最後は非日常の展開でアッという結末もあります。
「人と人との距離が縮まるのに必要なものは、時間ではなく、タイミングなのだな、と思った。
心の奥底にあるものをちらりと相手に見せるタイミング。
まとっていた鎧を脱いで、ふう、と本音を出した瞬間。」
よくわかるなあと思う文章です。
出会っても最初の印象が悪くて誤解したままってこともある。
その人の前ではずっと本音の自分は出さない。
肩の力を抜いて話すことが出来たらいい友達になれたかもしれないのに。
迷いながら自分に正直で等身大の寧々さんに共感してしまいます。
軽く読めてしまう本なのですが、人生とか生きるって事とか考えさせられる本でもあります。
そして、また月曜日には頑張らなくっちゃと思います。
時にはこんな感じのお話も読んでみては‥