青空に誘われる山の旅

宮城県々南の田舎町から、天気の良い日に日帰りで登った山の記録を中心に綴っています。

前大巓

2014-04-10 16:00:24 | 山歩き

日  時 :2014年4月9日(水曜日) 晴れ

場  所 :前大巓(1915M)まえだいてん 福島県福島市在庭坂ざいにわさか

「巓」とは山のてっぺんを意味し、吾妻連峰に(西大巓、中大巓、東大巓、前大巓)しか見られない、中でも夏道の無いのは前大巓のみである。

パーティ :二名

コースとタイム(山行形態:登山口からの一部周回:ワカン)

     浄土平じょうどだいら駐車場(10:15)→酸ヶ平すがだいら避難小屋(11:05)→前大巓(11:45~12:15)→1928㍍ピーク(12:45)→一切経山いっさいきょうざん1948.8㍍(13:10~13:15)→酸ヶ平避難小屋(13:50)→浄土平駐車場(14:20)

観光客とスキーヤー・登山者の車が入混じった登山口の浄土平駐車場

イオウの臭いと共に激しく噴煙を上げる一切経山の噴気口

残雪で真っ白な蓬莱山ほうらいさん [正面奥] 1802㍍方面を目指し ゆるやかな坂道を登って行きます

おだやかな青空の元、次々と登山者が登って来ます(蓬莱山手前で振り返る)

休憩予定の酸ヶ平避難小屋が見えて来ました

酸ヶ平湿原からの登る途中で見えている東吾妻山ひがしあづまやま1974.7㍍と凍り付いた鎌沼かまぬま

前大巓山頂にかけスノーシュウのトレースが延々と続いています

山頂近くまで来ると右手奥に薄っすらと蔵王の峰々が見えて来ました

登山者とスキーヤーで賑わう前大巓山頂風景

山頂から望む磐梯山ばんだいさん1816.3㍍と右手に見える猫魔スキー場

山頂より望む吾妻連峰最高峰の西吾妻山にしあづまやま2035㍍

山頂より望む安達太良連峰

山頂より北東に望む一切経山と手前の1928㍍峰

1928㍍峰から振返って見た前大巓(手前)と磐梯山(左奥)

1928㍍峰から望む礫岩れきがんに覆われた一切経山

風の強く当たる一切経山山頂の石積「空気大感謝塔」

一切経山山頂より望む飯豊連峰

山頂から見下ろす五色沼(コバルトブルーに飲み込まれそうな美しさ「魔女の瞳」や「吾妻の瞳」と呼ばれる)

遠く安達太良連峰(左奥)を見ながら広々した尾根を下って行きます

浄土平レストハウスが小さく 吾妻小富士(擂鉢山すりばちやま)が大きく奇麗に見えています

暖かい日差しの中 酸ヶ平避難小屋まで戻って来ました

楽しい山歩きを惜しみながら好きな所を好きな様に下ります

浄土平の建物と駐車場が見えて来ました 最後は浄土平湿原の横断です

当日の前大巓案内図(赤破線が辿った道)

当日の様子

通勤時間帯とも重なり福島市内で渋滞に巻き込まれ、予定より遅い登山口到着となりました。登山口となる浄土平の公衆トイレも使用禁止中、何となく嫌な予感でのスタートです。身支度を済ませ 一切経山の噴気孔からの噴煙を見ながら、浄土平の広々とした雪原を直進して行きます。風の無い汗ばむ陽気に酸ヶ平では、あちらこちらに登山者の姿が見えます。避難小屋そばで体温調整後、真っ直ぐに目的の前大巓を目指します、気持ち良い雪の斜面歩きも 高度が増すごとに オー、ウヮー、エー、磐梯山・猪苗代湖に安達太良山の峰々が綺麗に見えて来ました。そこそこに風の吹く前大巓山頂は大パノラマが広がっていました、西側以外 雪に覆われた山頂は多くの登山者とスキーヤーで賑っていました。温かいコーヒーを飲みながらのランチタイムと山頂での展望を楽しんだ後、眠れる魔女の瞳に逢うため一切経山へ向かいます。一旦下り登り返しからガレ場の先が1928㍍の無名峰です。広々とした尾根の先は礫岩の急な登りから 石積の有る風の強い一切経山山頂です。山頂奥にある魔女の瞳、思った通り氷でまぶたを閉じ眠っていました。下山は吾妻小富士を左手に夏道を下ります、酸ヶ平避難小屋が見えて来ると風も緩み 快適な雪原の下りとなり 自由に好きな所を下ります。浄土平が見えて来ると楽しい雪山歩きも終了です、青空に素晴らしい展望、雪焼けに心地よい疲労感、嫌な予感も忘れる充実した一日でした。

過去の記録:一切経山

往時(片道78㎞)

自宅出発(6:30)→国道4→国見IC 東北自動車道→白河IC→国道4→県道68→県道305→県道290→県道17→那須ロープウェイ山麓駅駐車場(9:15) 時間は途中コンビニ買出しと朝食を含む  帰りに立ち寄った店 → みそ壱

 

 

 



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