省エネルギーから総エネルギーの時代へ？---電線ネット解禁！

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電線ネット、2006年に解禁へ・総務省方針

総務省は家庭の電源コンセントにパソコンや家電のプラグをつなぐだけで高速インターネットに接続できる「電力線通信」を2006年にも解禁する検討に入る。通信用の大掛かりな配線工事が不要なため、ネットを通じてエアコンや冷蔵庫などを遠隔操作するネット家電が利用しやすくなり普及に弾みがつく。当面は屋内の配線にとどまるが、将来は全国の電線網にまで利用を認める公算があり、光ファイバーと並ぶ通信手段として通信業界の競争を促し、料金引き下げなどの効果も見込まれる。
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ポイントは3つ。

1) NTTの電話回線や光ファイバーを使わずに、コンセントに繋ぐだけでPCを使うことが出来るようになる！
2) インターネットを通じてエアコンや冷蔵庫などを遠隔操作するネット家電が利用しやすくなる！
3）料金引き下げなどの効果も見込まれる！

これは、すごい！
ネットワーク環境にいろいろと頭を悩まされていたのが、一気に解決されそうな勢いのあるニュースだ。しかもPCだけでなく、コンセントから電気を受給する家電が全てネットワークで結ばれることになる。

これが実現されるとたとえば、外出先でテレビの予約録画を忘れたことに気付き電話で妹に頼んで「イモートコントロール」とか言ってた（コントロールされていたのは妹である私の方）のが解決され、たとえば、エアコンをつけっぱなしにして家を出ても外出先からスイッチを切れるため、帰宅したら暗闇で聞こえたエアコンの音にビビるなんてこともなくなり（ね、ジュンコさん！）、たとえば、防犯カメラにもネットワーク機能をつけて増加する空き巣被害を未然防いだり（威嚇機能もあると良い）、留守宅のペットの様子を確認したり、できるようになる。
幼い日に夢見た21世紀の世界は、こうして家庭から実現していく。

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だがしかし。
これにより、ますます電気エネルギーに頼る世の中に移行されそうだ。
ひと頃「省エネ、省エネ」と騒がれていたのは、限りある資源を大切にしようという事と同根の考えか、災害などで電気供給が絶たれたときのことを考慮しているためだと思っていたが、このようにインフラが整備されれば全てを電気に頼る流れは一気に加速することだろう。
便利と表裏一体の不便についても対策が急がれる。