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大体出かけた後更新します。が、めっきり更新頻度低くなりました。ぼちぼちお付き合い下さい。

エミリー・ウングワレー展へ。

2008-06-23 | 美術館等
土曜日、エミリー・ウングワレー展へ行ってきました。
そう、国立新美術館です。だからポール・ボキューズだったんですが(笑)

エミリー・カーメ・ウングワレー。
カーメはアボリジニの言葉でヤムイモの種をあらわすそうです。ヤムイモはエミリー・ウングワレーのドリーミングのひとつ、とのこと。
このドリーミングがなかなか感覚で理解できないのですが。。
アボリジニの世界観。宇宙観や宗教的、社会的な行為に関する掟、生活を支える霊的な力、それらに関連する物語を指すそうだんですけど。。
とっても広義(苦笑)。
そして、それぞれの故郷にまつわるドリーミングの物語をそれぞれが司っているのだそうです。
エミリーは、その司っているひとつにヤムイモがある、と。

見ていくと「アウェリェ」という言葉にも何回も出会います。
これがまた。。
一言で言うと「女性の儀礼」だそうなんですが。その儀礼に関するボディ・ペインティング等も含むと。

エミリーは若い頃からこの儀礼に携わっていて、ボディ・ペインティングも描いていたそうです。
だから80才近くになって、絵を描くようになった時もそれらの影響が色濃く出ていたようです。
その後の作品を見ていってももちろん根本的には世界観が同じものなんですけど、表現は変わっていきます。
点描(=植物の種)が背景の時代、前面に出てくる時代、色彩の時代、ボディ・ペインティングをキャンバスに移したような線の時代。これも線ですけど地中で伸びゆくヤムイモ(の根?)をあらわした作品の時代。

80才近くなってから描き始めた、と書きました。
西洋美術の素養はなかったはずなんです。
でも彼女の絵は「抽象画」とされています。そんな概念は描いている本人には無かったはず、ともされていますけど。

少し前にテレ東で特集を見て興味が湧いたものの、抽象画だしきっと会場ではさっくり回っちゃうだろうなぁ。
と思っていたのですが、結局実物を目の前にすると吸引力があって(笑)、結構じっくり見てまわってしまいました。ちょっと目、チカチカする~、とか思いながら。
とても大胆な線もあれば細か~い点描等もあるんです。すごいパワーがいるようなぁ、とは思うんですけど、作品はみんな何かを強要してきたりはしなくて、ただ見ていられるのでそういう意味の方では疲れません。

今日、日曜日にNHKで特集してました。
生活していた環境。故郷の様子がわかると、なんだか作品が少し身近になった気がします。

ちなみに、その後ミッドタウンへ。まだ見たことがなかったので中庭?へ出てみました。
お決まりの?オブジェ写真。。↓


雨が降りそうで降らないお天気でしたが、こうして外でボーっとしてるには時折風が心地よくて丁度良かったです。

お茶でも、とサントリー美術館入り口のカフェへ。
えーっと。お昼にデザートまでいただいたんですけど。

和栗のモンブラン、いただいちゃいました~。
甘いけどおいしかったです。
これ、中が栗&栗クリームで、そとを生クリームで覆ってました。よくあるパターンと逆ですね。

さて、この日のお買い物。
国立新美術館でボールペンSを。木軸です。ボールペンも一見シャーペン!?と見間違えるような細い軸が出てきます。
何本持っていても失くすもので・・・。
ミッドタウンのAgronatura(アグロナチュラ)にて「ROウォーター (ダマスクローズウォーター)」を。とてもやさしいダマスクローズの香りだったので。
会社でほんっと乾くので、対策用に。

ミッドタウンは以前来たとき、なんだか方向感覚がおかしくなってよくわからなかったのであんまり見てなかったんです。
今回は初の3F探検を。
雑貨やインテリアなのでおもしろかったです。
私の中で少しイメージアップしました(笑)


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