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5/23分:フランク・ブラングィン展

2010-06-20 | 美術館等
ネットで「いいのに空いてる」というような書き込みを目にし、金券ショップでチケットを安く手に入れて行ってみました、「フランク・ブラングィン展」。
5/23(日)。。
前日のビールづくり疲れが抜けてないんですが、会期終了近いので頑張って行って来ました。

国立西洋美術館は「松方コレクション」を元に発足されています。その松方コレクションに影響を与えたのがフランク・ブラングィンなのです。
そういうわけでこの展示は美術館自体の成り立ちをも振り返っているんですね。
さて、「松方コレクション」の松方、は人の名前です。
現川崎重工業(当時は川崎造船所)の初代社長だそうですが、そもそもおとうさん?(忘れちゃった)が総理大臣をしてたような家柄の方です。
戦争前に売れると見込んで、船を受注してからでなく先に造っておいて、うりさばいて儲けたり、と先見の明のある方だったらしいです。
それを美術品に投資。
国内の芸術家にぜひ本物を見せたい、ということもあったらしいですよ。
「共楽美術館」の構想がかなり実現近いところまで進んでたそうですが、世界恐慌で会社が破綻、コレクションを売りさばいたり、国外からは関税が高額になってしまって持ち込めなかったりと、結局実現しなかったそうです。

今回、CGで「共楽美術館」が見られました。
今の西洋美術館より、海外のに近そうな雰囲気(そんな行ったことないけど)

フランク・ブラングィンは画家というだけわけではなくて、いろいろ才能を発揮していたみたいです。
壁画、家具のデザイン、カーペットのデザイン、ステンドグラスのデザインなどなど。
労働者を描いてる絵が印象的なんですが、初期は色彩が淡くてすごく渋い感じ。
南国に旅するようになってからどんどん鮮明な色調に。
赤と青。
「海賊バカーニア」はほんとに強烈な南国の日差しを感じます。

また、絵だけでは食べていけないので船乗りをしていた時期もあるそうで、造船や船関係の絵があります。

もちろん松方氏が購入した作品もあります。
イギリスに保管されていましたが戦火で燃えてしまったそうで、どんな傑作があったかと思うと残念ですよね。。

絵画的には見たりないようにも思いましたが、腰が痛いのでまぁこんなものかと切り上げ(苦笑)、常設展もさっくり鑑賞して帰りました。



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