二人が戻る場所

私は根っからのロマンチストだと思います。運命的な出会いを信じて疑いません。そして　そこに　どうして二人は出会ったのだろう？などという神秘性を求めるわけです。ですから当然　結婚相談所　などはきくだけで気持ちも身体も萎えるのですが　このようなサービスは今どんどん増えているのですね。サービスが増えるのは　それだけ需要が高まっているからですから　出会いを他人様の手に委ねるシングル族が多いということになります。今　私が見ているのは　デステイナ　ジャパンという会社の広告です。なんと　海外駐在員や永住者の日本人男性を結婚相手として探している日本人女性が増えているということです。また　そのような男性も素敵な日本人女性との出会いに難を感じているとのことです。そこで　此の会社はコンピューターを使わず経験豊富なスタッフがコンサルタントとしての役割も提供しつつ　結婚のお相手を探してくれるのだそうです。社会貢献ですねえ。人助けですよ、これは。　でも。　私はやはり　萎えてしまう心を否定できないのです。だって　このような出会いには　もどれる場所が無いではないですか。よく　映画やテレビドラマで　危機に襲われたカップルさんが　出会いの場所や思い出の場所にもどって　二人でそこで再び出会い愛を取り戻し確かめあうというシーンありますよね。あれ、真理をついている気がするのです。映画やテレビドラマでは　ビジュアルにうったえる必要があるため　その場所は　海岸だったり公園だったり、地理的なものですが　私が思う　二人がもどれる場所　は心理的なものでもあります。私はこれを　二人のメッカ（Mecca) と個人的に呼びたいと思います。Meccaには巡礼地、起を発する場所、などという意味があります。個人的で尊い場所なのです。結婚相談所で他人様に委ねられた出会いの場合　二人はどこに戻るのだろう、と　私は考えてしまうのです。関係には　必ず壁にぶつかる時が来ます。そして　そんな時に　二人が記憶を辿って戻れる聖なる場所があるのと無いのとでは　その関係における精神的な価値に大きな違いがあるのではないかと思うのです。ね、覚えてる？　あんな不思議な偶然で出会ったね、私達。　というのと　ね、覚えてる？　あなたがはらった会員費２５００ドル？（デステイナ　ジャパンの会員費は２５００ドルから始まるそうです。）その差です。二人のメッカには　理屈も説明も無く　ただ起ったと言う事実があるだけです。そこに私はとてつもない神秘を感じるのです。そのような神秘はニ度と起らないという気持ちが二人を繋ぎ留めていてくれそうな気がするのです。もちろん結婚相談所になんの否もありません。もし　親戚一同や同僚に今年中に結婚すると宣言してしまった方や　結婚して海外に住むのが夢の方がいらっしゃいましたら一度こちらをチェックしてみて下さい。www.destinajapan.com