Monologは端壷に

日々感じる事を綴っています。

『たられば』の正しい使い方

2005-11-30 | miniMonologue
『...だったら』、『...てれば』は言ってもしょうがない。あり得ない事に、過ぎてしまった事に つべこべ言っても意味が無い。そう考える方は多いと思います。

そうでしょうか。

私は『たられば』を この先の軌道修正に役立てます。例えば、私の場合。

自分の子供時代を後悔するだけした後に 私は 自分で選択できないで親の言う事に振り回されていた子供だったんだと気付きました。自分できちんと選択してやりたいようにやる勇気や強さがあったら良かったんだ!と。その結果、今の私は自分で選択して生きるように意識して心掛けてます。

自分がこうしていれば良かったんだ! と気付いたら この先 意識して そのように行動したり考えたりできます。

存在する全てのモノ、思考、現象、出来事に 意味があると信じています。起る事には必ず必要性があると。過去の自分は 今の自分をさらに良くするために存在しているのではないでしょうか。そう考えれば 後悔ですら無駄にはなりません!

2005-11-29 | miniMonologue
今日は私の兄について書きます。
うちの父は兄を 変わり者 と呼びます。
母は よく分からない と言っています。
でも私は 彼の優しさをよく知っています。

私が中学生の頃。元旦の夜、急に耳の中が痛み始めた事があります。
いやあねえ、中耳炎かしら?といぶかる母は 
少し我慢しなさい、お医者さんが開いたら連れてってあげるから 
と言って私の気を紛らわそうとしていました。

翌日 新年。 
一日中 私は ズンズンと痛む耳に憂鬱になっていたのです。
その日の夜遅く 兄が帰ってきました。
私に小さな袋を ほれ、と投げ付けると自分の部屋へと消えていった。

中には耳のお薬がはいっていました。
朝から出かけていた兄は どうやら
正月早々開いている店 というだけでなく
良く効くというその薬を探して 一日中
あちらこちらの薬局に自転車でまわっていたらしい。

私の耳は おかげですぐに良くなったのです。

このような 兄にまつわるお話はまだまだあります。
人がとりたてて話題にしないような優しさを
当たり前のように与えることのできる兄が大好きです。

あと一ヶ月

2005-11-27 | miniMonologue
年末にかけて ぐっと元気がみなぎっています。皆さんはどうお過ごしでしょうか。
ブログを通してお友だちになった方の中にも 最近元気が出てきた方がいらっしゃるし(お分かりですねえ~)、自分だけじゃなくて 皆で元気になれるって嬉しいです。
なんだか今年は良い感じで幕を閉じれそうな予感。

でもまだあと一ヶ月ありますからね。 ラストスパートなんて力んで吹っ飛ばしてしまわずに、一日一日を大切にゆっくり味わっていきたいな、と思ってます

一年を振り返るのはもう少し後にしようっと。

ストイック

2005-11-24 | miniの端壷
今年は11月24日がThanks Giving です。こちらアメリカでは 家族で集まってターキーを食べる日です。いえ、もちろんそれ以上の歴史背景はありますが なにやら臭いような。例えば アメリカ人は 収穫や一年無事に過ごしてこれた事などを感謝する日などと申しておりますが、誰に?と聞けば 神様に と言う人が多いようです。

本当は その昔、上陸したばかりで どうしたらこの土地で生き残っていけるか分からない白人達に アメリカンインデイアン達が とうもろこしの育て方などを教えてあげた事に由来しているThanks Givingなのですが お礼を言われるどころか、結局 そのインデイアン達は皆殺しにされてしまう。生残った者たちは reservation という 田舎の州の一部につくられた場所で まるで動物園の動物達のように囲まれてしまうわけです。今でもreservation は存在します。

だからといって私は Thanks Givingなど信じない!とか ターキーなんて乾いてて美味しくないもん、という理由で明日、仕事は休みにも関わらず出社するわけではないのです。

ペーパーに追われてるだけなんです! 20ページのペーパーと8ページのペーパーと もう一つプレゼンテーションが期末までの提出物。それに加えて、毎週出される沢山の読み物とそれについての書き物、プラス オンラインデイスカッションをこなさなければいけない。プレッシャーだあ。

で Thanks Givingパーテイーにはお誘いいただいてるのに なんか気持ち的に行けないんです。ブログ書く間に勉強して、パーテイーには行っといで! と思う方もいらっしゃるかと思います。もっともな御意見なんですけど なんか パーテイーに行って楽しむことは許されないよーな、行っても心の底から楽しめないよーな気がする。


ということで 今は誰もいないオフイスでお勉強中です。(今日は ほとんど皆 早く帰りました)この先二度と学校に戻ることもないと思うので、今はこのストイックな生活を楽しもうと思ってます。


友だちの輪

2005-11-23 | miniMonologue
だいぶ前に 学友が mixiというコミニテイサイトに紹介してくれたのにそのまま怠けていたのですが、この頃 あちらこちらでその名を見かけるようになって これは乗り遅れてはならん、と 今日、やっと参加しました。

でもあれ 結構 はまります。沢山のcommunityがあって 検索しては読みこんでいるうちに あっというまに時間が経ってしまう。

同年代の友だちにコンピューター好きがあまりいないようで 友だちの名前を検索しても見つからないのが、ちょっと寂しかったりもする。

...最近 おたく はいってます。

人形

2005-11-22 | miniの端壷
今日はブラックホールの底に堕ちてしまったような気分でいます。仕事をしていたら急に涙が出てきた。母親の操り人形になることを選んだ自分の弱さが情けなくて嫌になってしまいました。どんな親だって 悪気なく 子供に期待をかけたり 自分の理想を押し付けたり ある程度はするのだと思います。それでも 皆 最終的には自分で自分の道を選んできたんだな、って。 それができなかった私はいったい何をそんなに恐れていたのだろう、って 考えていたら 本当に自分の弱さに情けなくなってきました。

説明できないけれど 私は何もかもが怖かったんです。ものごころ付いた時から とにかくいつも怖かった。全ての大人が怖かった、というより嫌いだった。母だけが安全地帯でした。だから母を失わないため条件を充たすことを義務のようにかんじていました。

何も自分では決められなかったし、両親が身の回りの世話は全てしてくれた。本当、人形みたいでした。時々反抗して逆上するタチの悪い人形でした。

自分らしく生きてきて その結果 今 幸せを掴んでいる人々が羨ましい。その強さを尊敬してしまう。時々こうやって 自己嫌悪に襲われます。


 

サイズじゃない

2005-11-21 | NYmini情報
今日は本当は 昨日読んでいた本 Emotional Development in Young Children (幼児の感情発達)から 少し感じた事を書こうかなあ、なんて思っていたんです。しかし、Path Train (パストレイン、NYとNJを結ぶ地下鉄です。)の中で見たポスターに興奮してしまった私は その事について書きたい!

...それは、Knicksです。そう、NYのバスケットボールチームの試合チケットの宣伝だったのですが、そこに knicks fans know. Size doesn't matter. (ニックスのフアンは知っている。サイズは問題じゃない。)とフアンキーなフオントで書かれていました。そして その横には Nate Robinson(ネイト ロビンソン)が格好良くバスケットボールを持って立っている。

この選手は身長175cmなんです。アメリカのプロバスケットボール界では稀なサイズです。小柄であることにコンプレックスを感じている私にとって こうやってサイズを超えて実力で勝負している人は皆ヒーローなんです。特にアメリカのプロバスケットボールでAチームのレギュラーとして活躍している彼なんて神様に近い。

きっと プロになる前、バスケットボールの選手になる事を夢見ていた彼に 身長のせいで 否定的な事を言う人がいたり、がっかりするような事があったりしたのではないかと思います。それでも彼は バスケットボールが何よりも好きだから 夢を捨てずに自分を信じて練習し続けたのではないでしょうか。

自分を信じて好きなことをあきらめずにやり続けるって格好いいですよね。

ネイト ロビンソンに注目です。


Achiever から Doer へ

2005-11-19 | mini心理学
Achiever(アチーバー)とは達成する人であり Doer(ドウーアー)とはする人 です。

私は何かに達成しなければいけないのだ、という脅迫観念にかられて生きてきました。

基本的に 私のようなタイプのAchieverはいつもせっぱ詰まっている人たちです。何かをやる時には良い結果を出さなければいけない、という信念にがんじがらめにされている人たちです。さもなければ 評価されない、価値のない人間だと思われる、その結果、自分を好きになれない、そのような人達です。

親から非現実的な期待をかけられて育った人に多くみられる心理的傾向です。案外このタイプのAchieverは多いと思います。親からの期待を 内面化して いつのまにか自分自身に同じような非現実的な期待をかけてしまうのです。

しかし、普通の人には限界がある。向き、不向きがある。人生において全ての事に100点を取るのは 単純に不可能なのです。それでも頑張る。その結果 期待通りに達成できないと 自分を責める。自分が劣っているのだと感じて、自信を失い、自分はダメな人間なのだと信じてしまう。ウツになる人にもよく見られる傾向ではないかと私は思います。

そのような心理状態では 本当は自分に何が向いているのか、何をしたいのかを見極めることは難しく、最悪の場合、全てのことにやる気を失ってしまう恐れもあると思います。

このタイプのAchieverは人生を楽しめません。何をやっていても、出来栄えの良さや 人にどう評価されるかばかりを気にしてしまうからです。友だちとただ遊んでいるだけでも 自分のほうが上にならなければ 良くなければいけないという病理的心理が付きまとうからです。

一方、Doerは問題解決に取り組むタイプの人達です。何かがうまく行かない時には 自分を責めたりせず 原因をさがして状況を良くすることに労力を費やす人です。

このようなタイプには一般的に心が健康な人が多い。親から ありのままの自分を受入れられ愛された人達です。非現実的な完璧さや期待など 他人にも自分にもかけたりせず、そのつど そのつど 問題を解決し 前に進んでいく現実的な力を持っている人達です。そして その結果、現実的な自信を宿すことのできる人達です。

Doerは 問題が起きた時にはその場に応じて解決できる自信がありますから リラックスして人生を楽しむことができます。出来栄えが悪ければ(そして自分で望めば)改良すればいいのさ、という余裕のある態度で生きていますから 全ての事にカリカリしたりしない。自分をよく知る柔軟さが心にある人です。

このような人にとって 人生は楽しく そして同時にチャレンジでもあり 従って、心理的にもバランスの取れた状態を保ち安いのです。

以上は 今までAchieverで生きてきた私が観察と発達心理学の見解を通して作ったAchieverとDoerの行動心理の定義です。最近ギアを Doerに入れ換えようとしています。長年の習慣で自分の一部となっている考え方や行動パターンを変えるのには時間がかかりますが、どう考えても Doerの方が良いですよ。ね。

もしかしたら自分にもAchieverの傾向が....と思う方は Doerの行動パターンを心の片隅に意識して置いてみて下さい。新しい自分と出会えるかもしれません。


ウツを超えて

2005-11-18 | miniMonologue
この二ヶ月近く リハビリのような気持ちで感じる事をいろいろ書いてきました。

ウツに関しては 過去3年程の時間をかけて ほとんど乗り越えたと思います。お友だちからも 別人みたいだね、といわれます。...本当は 別人になったのではなくて 本来の自分を取り戻しただけなのですが。

13歳くらいから約20年近く人生をウツにコントロールされ もうたくさんだ! というのが正直な気持ちです。私の場合、ウツだったことを知りませんでしたから わけもわからないまま 暗い森の奥を彷徨っているようなかんじでした。発病した年齢のため 思春期のせいにしていました。思春期は精神的に不安定になる時だから この時期さえ超えれば幸せが来るんだ、と信じていたのに、20代はもっと辛くて、これは自分に欠陥があるのかもしれない、と思い始めた時の恐怖感はとてつもないものでした。

振り返ってみて不思議に思うのは、母が私に何度も言った言葉です。絶対に自殺してはダメよ。親より早く死ぬのは最大の罪なのよ。

初めて言われたのは、小学校低学年か それよりも前だったかもしれません。とても真剣に私の両肩を掴んで言う母を きょとんと見つめながら、これも しつけのいっかんなのかな、と思ったのを覚えています。

今となれば あのような事を言う母自身に自殺を考えた経験があるからだろう と予想がつきます。ウツはあの当時から母の中にあったのだと思います。子育てを杖に 苦しい気持ちを ごまかし、ごまかし 生きてきたのではないかと思います。

私の最大の恐怖は 自分の将来の子を この悪循環のワに巻き込んでしまう事です。母や私が経験したような辛さを自分の子には絶対に経験させたくないという思いが このワを断ち切るための 力の源になっています。

私の子には 元気で 楽しく 人生に目的に向かって生きている私を見ていて欲しい、というのが 私が強くなりたいモチベーションです。それに 人生の伴侶とだって 楽しく幸せに生きていきたいですしね。

今 苦しい方達にも 一刻も早く その痛みから解放されて欲しいという気持ちで書いています。

Furtune Cookie

2005-11-17 | NYmini情報
フオーチュンクッキーって御存知ですか? 
中華料理店で最後に請求書と一緒に出される占いクッキーです。
餃子みたいな形に薄く焼かれた甘い小麦粉の生地の中に 
占いが書かれた紙が入ってます。
昨日 職場でいっしょに働くデイヴイットが 
いらないからあげる とくれたのですが、
割ってみたら 良い事が書いてあったのでコンピューターに貼ってます。 

あなたに すぐに好い事が起るはずです、って書いてあります。