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Monologは端壷に

日々感じる事を綴っています。

さぶい!

2006-01-31 | miniの端壷
今日は愚痴らせていただきます。

寒いんです、オフィスが。

一月だというのにエアコンが入っている。
コンピューターのためだぁ何だ、と申しますが、
アメリカ人は ほぼ皆が
必要以上に脂肪を体内、体外に溜め込んでいますから
自然に室内が暖かいと
「暑い」、「汗をかく」と、騒ぐのです。

この国はまさに『無駄の国』

真冬にエアコンつけて
必要以上に飲み食いしている。
夜は全部屋の明かりをぜーんぶつけっぱなしです。

そして私が「寒い」というと
「太りなさい。痩せ過ぎなのよ」
とくるから困ります。

無駄を贅沢だと勘違いしている、
その意識の低さに
私は本気で腹がたっています。





ストイック

2005-11-24 | miniの端壷
今年は11月24日がThanks Giving です。こちらアメリカでは 家族で集まってターキーを食べる日です。いえ、もちろんそれ以上の歴史背景はありますが なにやら臭いような。例えば アメリカ人は 収穫や一年無事に過ごしてこれた事などを感謝する日などと申しておりますが、誰に?と聞けば 神様に と言う人が多いようです。

本当は その昔、上陸したばかりで どうしたらこの土地で生き残っていけるか分からない白人達に アメリカンインデイアン達が とうもろこしの育て方などを教えてあげた事に由来しているThanks Givingなのですが お礼を言われるどころか、結局 そのインデイアン達は皆殺しにされてしまう。生残った者たちは reservation という 田舎の州の一部につくられた場所で まるで動物園の動物達のように囲まれてしまうわけです。今でもreservation は存在します。

だからといって私は Thanks Givingなど信じない!とか ターキーなんて乾いてて美味しくないもん、という理由で明日、仕事は休みにも関わらず出社するわけではないのです。

ペーパーに追われてるだけなんです! 20ページのペーパーと8ページのペーパーと もう一つプレゼンテーションが期末までの提出物。それに加えて、毎週出される沢山の読み物とそれについての書き物、プラス オンラインデイスカッションをこなさなければいけない。プレッシャーだあ。

で Thanks Givingパーテイーにはお誘いいただいてるのに なんか気持ち的に行けないんです。ブログ書く間に勉強して、パーテイーには行っといで! と思う方もいらっしゃるかと思います。もっともな御意見なんですけど なんか パーテイーに行って楽しむことは許されないよーな、行っても心の底から楽しめないよーな気がする。


ということで 今は誰もいないオフイスでお勉強中です。(今日は ほとんど皆 早く帰りました)この先二度と学校に戻ることもないと思うので、今はこのストイックな生活を楽しもうと思ってます。


人形

2005-11-22 | miniの端壷
今日はブラックホールの底に堕ちてしまったような気分でいます。仕事をしていたら急に涙が出てきた。母親の操り人形になることを選んだ自分の弱さが情けなくて嫌になってしまいました。どんな親だって 悪気なく 子供に期待をかけたり 自分の理想を押し付けたり ある程度はするのだと思います。それでも 皆 最終的には自分で自分の道を選んできたんだな、って。 それができなかった私はいったい何をそんなに恐れていたのだろう、って 考えていたら 本当に自分の弱さに情けなくなってきました。

説明できないけれど 私は何もかもが怖かったんです。ものごころ付いた時から とにかくいつも怖かった。全ての大人が怖かった、というより嫌いだった。母だけが安全地帯でした。だから母を失わないため条件を充たすことを義務のようにかんじていました。

何も自分では決められなかったし、両親が身の回りの世話は全てしてくれた。本当、人形みたいでした。時々反抗して逆上するタチの悪い人形でした。

自分らしく生きてきて その結果 今 幸せを掴んでいる人々が羨ましい。その強さを尊敬してしまう。時々こうやって 自己嫌悪に襲われます。


 

空腹時の独り言

2005-11-15 | miniの端壷
書きたい事なら、言いたい事なら 山ほどあるのに それでも書けない時ってあるものです。
今 お腹がとっても空いているから そのせいでしょうか。

だいぶ前になります。若ーい私が生意気な事を言った時だったのではないでしょうか。
父からシッペ返しの一言。あなたのように強い女は男から相手にされない。

悪魔の予言のようだ。

昨夜ふと 魂が抜け出たかのように 上から客観的に自分が見えました。独り、シングル、30なかば、売れ残り。そんな言葉が私の中でこだましました。....まいった。

お腹が空いていると気が弱くなるので ここで腹ごしらえした方がよさそうです。
家に帰って週末に作ったカレーの残りでも食べることにしましょう。












親を超えるとき

2005-11-10 | miniの端壷
最近 私を苦しめるのは 何度も何度も戻ってくる 親への怒りの気持ちです。子にとって親を憎く感じるのは非常に辛い事です。しかし もう自分の正直な感情を押さえずに生きようと決めた私には無視することができません。どこかに行き着くには道程を経なければならない。彼等をありのままに受け入れ、一人の不完璧な人間として許すには まず 私自身がこの怒りを受け入れ その自分を許せないといけません。

どうしてあの二人がいっしょにいるのか 未だに私には理解できないほど うちの両親は気が合わないのですが 親から決められた御見合いで出会った同士というのは そんなものなのでしょうか。ものごころ付いた時から 思い出すのは 口論しているか お互いの存在を無視し合っている二人です。たまに穏やかな時間があると 今度はいつ喧嘩が始まるかひやひやしていました。小学校低学年の時 母に離婚する事をすすめたのですが あんた達(兄と私)がいるから離婚できない と言われ 申し訳ないなあと感じたのを覚えています。親になるというのは子供の成長のために自分の幸せを犠牲にするということなのだと信じ始めたのは まだそんなに小さい頃だった。

おそらく もう父は覚えていないと思います。母が 私に 生まれて数カ月の時にヘルニアの手術をするにいたった過程を話してくれていた時です。 私は 生まれてすぐに 何も消化できなくなり ミルクをいつも もどしていたそうです。かかりつけの医者も何も見つけれず、母は泣き止まない私に困惑していたそうです。そこまで聞いた時に 父が来て言いました。もうその子は長くないから諦めろってお母さんに言ったんだよ。また子供はつくれるじゃないって。父が笑顔で言ったので 私もその時には笑って聞いていたと思います。

今までたいして気にもしていなかった 父から何気なく発された一言が 最近私に何度ももどってくるようになりました。おそらく私自身が いつか親になりたいという願望を持ち始め 親になるってどういう事なのか 子供に自分が与えられる最善は何なのかを考え始めたからでしょう。私はその時まだ生きていました。そんなに早く決めつけないで欲しかった。私は思います。あの言葉を父から聞いた瞬間、母は父への信頼を失ったのではないでしょうか。この子のために諦めずに頑張ろう と父が言えていたら... 

母の気を楽にするために言われた言葉であったとしても 彼が選んだ言葉は 母の気持ちを救うものではなかった。そんなに簡単に諦められるわけないじゃないですか、と素早く言い返した母の顔に 感謝の色はうかがえませんでした。

今 ここに書き続けたらきりがないほど 両親に聞きたい事や言いたい事があります。深く傷付いている兄の分まで 私には言いたい事が沢山ある。

私は両親を超えなければいけません。両親への怒りとやりきれない気持ちで向き合っています。私にある唯一の心の安らぎは 両親を超えることができるのは 彼等の苦しみや痛みを一緒に感じてあげられることができる時だと知っている事です。

不思議の国のアリス

2005-11-02 | miniの端壷
そう そんな気持ちでした。アリスのように 家路を探して歩いているのに どんどん遠ざかっていくのです。昨日の夜 ハロウイーンの夜です。

7時前に会社を出ると なにやら ただごとではない雰囲気。ああ そうか、今日はハロウイーン。衣装をまとった人々を観察しながら6thアベニューに出ると、パレードを待つ人だかりで道がふさがれてしまっている。ハロウイーンのパレードはダウンタウンが中心なのです。なんとか駅前まで辿り着き ふと足をとめてしまったのがいけなかった。すぐ目の前は改札への入り口だし ここでちょっとパレードを見ていこうかな と待つこと30分。パレードがようやく始まった頃何気なく駅の入り口の方を見ると....しまった! もうゲートが降りている。

人が多ければ 開けておいたほうが流れが良くなるのに なぜかマンハッタンでは こういう時 全てが閉まるのです。なぜか、それは 市民ではなく警官の便宜のためです。その方が取り締まりやすいからです。こんな時 警官と市民が決して一体になれないのがNYです。警官は 市民が問題を起こすことを前提に取り締まるわけです。

ひとにぶつかりながら なんとか次の開いている駅まで辿り着いたら 今度は 私が帰る方角の電車が出る改札には行き着けないことがわかりました。道路は警官がゲートでふさいでしまっている。道を渡れないのです。2駅先まで別の電車で行って そこからもどるように言われました。いやだ!意地っ張りの私は ゲートの下をくぐって車道に出ると走って道を渡ろうとした。暴走族みたいな警官達のバイクにもうすこしでひかれそうになり 人ごみから歓声が上がりました。もうこれは突っ切るしかない、だって もどったら こわーいお巡りさんが待ってますから。私はそのまま車が走る14thストリートを走って渡り なんとか反対側に辿り着いたけれど。そこは もっと悪かった。人が道に詰まっている。押しようも引きようもない 呼吸するのがやっとの状態だったのです。無秩序状態です。

この時点で 私は本気で不安になってきました。今夜中に家に帰れるかな。なんか突然トイレに行きたい。そして 周囲の顔を見ると イライラしている顔もあれば なんだかこのただごとでない状態を楽しんでいる顔もある。おトクな人達ですよね、ああいう時楽しめるって。  

結局2駅先の34thストリートまで行って そこからもどって帰りました。34丁目の駅内はとても静かで ほっとして開いているベンチに座ると あの騒ぎがもう遠い昔のことのように思えてきました。そうです、アリスのように あれは現実だったのかな?と あの不思議な無秩序の空間を懐かしく思い出していました。

睡眠不足

2005-10-18 | miniの端壷
昨日の夜は はやーくにベッドに入ったんです。たぶん11時前には目を閉じていたと思います。もくろみは 早く寝て早朝出勤し仕事が始まる時間まで勉強をする でした。しかし十二時の夜中、目がさめて 起きるにはボーとして頭が冴えず かといって眠りにはもどれない、あの恐怖の状態にとらえられてしまったのです。寝なくちゃと あせればあせるほど脳みその一部だけギンギンに冴えて 考えても仕方のないことが ぐるぐると巡り始めて。そのまま朝が来ました。目覚まし時計が脊椎に響きました。もちろん叩くように音をとめて 眠れないのに さらに2時間程 寝返りをうちながらベッドの中。こういう状態を Toss and turn といいます。I was tossing and turning all night! だったわけです。それでもなんとか いつもよりは早く仕事場に着き 少し勉強できました。ペーパーを仕上げたのですが 前の日からおおまかにアイデアはまとめておいたので システマテイックに終えました。しかーし。 そのあと お友達とチャットをしている時、(はい、職場でチャットつかえるんです。日本でもこういうのありですか?)なんだか喧嘩のような雰囲気の悪い状態になってしまった。 もしかしたら 勉強より人間関係の中でのほうが もっと頭を使っているのかもしれないですね。半分寝ている脳みそでは うまく感情のコントロールもつかず、(もともと短気なせいもありますが)冷静な判断に欠けてしまったのかもしれないです。あるいは 向こうも寝不足だった...?

おとなは6時間から8時間の睡眠が一番健康にいいようです。科学的な調査によれば それ以下の睡眠でもそれ以上の睡眠でも寿命が縮まるそうです。そして思春期の皆さん、最低9時間の睡眠が必要だそうですよ。

インド人とカレー

2005-10-08 | miniの端壷
インド人とカレーは切り離せない関係のようです。1週間前に私の部屋の下の階に若いインド人のカップルさんが引っ越してきました。ここ5年ほどでしょうか、ニューヨークやニュージャージーにはインドからの移民が急増しているように思えます。比較的安く生活できる地域には必ずといっていいほどインド人のコミュニテイーがあります。さて、このカップルさん、引っ越してきた次の夜から 夜な夜なカレー。なぜか 夜の11時頃になると 私の部屋に充満する あの鼻をつくような スパイスの香り。シャワーを浴びた後 髪を乾かしながら胸一杯にカレーのにおい。さあ お休みなさい はい、カレー。おはよう、目覚めて またカレーです! クローセットの中に臭いがこもってしまって。服も下着までもカレーの臭いじゃ、なんだか色気ないです。困りました。寒くて窓を開けられない冬はお香でもたくしかないのでしょうか。かく言う私も 日本食無しでは生きれませんし、気持ちは分かります、でも...  冬に向けて消臭剤買い込もうと思います。

私の五戒

2005-09-24 | miniの端壷
またお友達がひとリニューヨークを去りました。仕方のないことですが、悲しいです。年々難しくなるビザ獲得が主な原因です。9/11の後は一段と厳しくなったようです。法律なんてさ、と私は思います。意味無い、下らない、と。とくにこの移民法とか。結局メキシコや中国から違法ではいってきた人々は管理しきれず、あげくのはてに国が福祉手当てなんてあげていたりする。(こちらで子供を生んでしまえばいいわけで...)何一つ問題をおこさず 経済的にも結構良い額の税金を払える日本人が入れてもらえなかったり、帰されてしまったり。法律なんて人間がつくったものだし、人間がつくったものは完璧には成り得ないわけで、とくに すべてのひとが平等に扱われる法律なんて存在するわけないのです。それを知っていてなぜ、守る必要があるだろう、と私は思います。そんなもの守らん! しかし、私も 大人、一市民として責任ある態度と行いは保ちたい、そこで、私が守る 私の 私による法律 でもたててみようと思います。昔、旧約聖書でモーゼの十戒なるものを読んだ記憶があります。ほう、まともな事言ってるな、などど思ったのですが、私は無宗教家なので さらにそれを ぎゅっと絞り ミツヨの五戒 などいかがでしょうか。1)殺さない 2)拷問しない。これには肉体だけでなく 心理的拷問も含まれます。3)犯さない。これは 他に問題解決の選択がある状況に於いて、故意に罪を犯さない、ということです。4)侵さない。他者の権利・権限などを損なう行為をしない、ということです。5)冒さない。ひとの聖域・尊厳などを汚し傷つけない、ということです。そこには肉体も含まれます。以上、ミツヨの五戒ですが、いかがでしょう。これを常に意識して できる限りの誠意を持って実行できれば、と思っています。世の中で起るほとんどの事は黒にも白にも そう単純にはあてはまらないというのが事実だと思います。ひとりひとりが自律できれば 戦争も 無気味な事件も無くなり ユートピアが訪れるのに、と考える私は 果てしなきロマンチックな理想家でしょうか。

冷蔵庫の中

2005-09-16 | miniの端壷
気持ちにゆとりの無い時に 自分がどんな行動を取りやすいのか、生活のどの面に それが反映されるのか きっと 人それぞれだと思います。先日 仕事からもどり、お腹がすいたので、習慣ですね これ。足は冷蔵庫に自然と向かう、そして 無意識に当たり前のように開けてみたわけです。空っぽ.... それはそうです、だって買い物行ってないですから。あるのはフイルターつきの水入れの中にわずか残った冷えた水だけ。慌てて食棚を開けてみますと そこにあるのは 調味料と母が送ってくれたかつおぶしの数袋。お米無し、パスタ類もパン類も無し、あるのは塩と水だけか... 私は心底 一人暮らしの身軽さを感じたのです。寒いような、また 気軽で楽ちん のような。考えてみると 私は いつでも食材の豊かな環境を保てている女友だちに密かな憧れを感じています。いつ遊びに行っても 何か軽く作ってくれたり、おいしいお菓子を出してくれたり。よーし私も と張り切って買い物に出てみても 結局買って帰ってくるものは いつものアイテムだったりする、なんともクリエイテイビイテイーに乏しいな とおちこんでしまうのです。そのうえ忙しくて気持ちにゆとりが無いときたら もうこれですから。空の冷蔵庫。何か買いに行こうかな、デリバリー頼もうかな、何が食べたいのかな、なんて考えているうちに時間が経って、寝てしまいました。なんだか私の心まで空っぽの冷蔵庫みたいにしんしんと寒かったです。