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Monologは端壷に

日々感じる事を綴っています。

うるさいドア

2005-11-05 | miniミニ英語講座
先程 デスクに今日の郵便物が届きました。いつもと同じような郵便物に混じって ノートサイズの黄色い封筒がありました。パーテイーに来てくれてどうも有難う! 今 手許にある唯一の(その onlyという言葉の下にはしっかりと線がひいてありました)Sサイズです。僕からの贈り物です。というカードと共に かわいいベイビーブルーのTシャツが入っていました。嬉しい気持ちとともに なんだか 少し申し訳ない気がしています。

3日前 そのお友だちの新しいTシャツデザインのパーテイーに招待されたので 女友だち二人を連れて出かけました。ローワーイーストにある古そうなバーの奥にある小さなラウンジで ただでお酒をいただいて ピザを食べて さんざん かしましく盛り上がったあと Tシャツ買いたいけれど 合うサイズが無いのよねえ、と何も買わずに引きあげました。

買いたかったのに小さいサイズが無かったのは本当です。でも別に 大きなサイズのTシャツはパジャマがわりに着ることもできるわけだし たったの15ドルだし 一枚くらい買ってきても良かったかな と後悔していた矢先の贈り物だったのです。

実は パーテイーでも 彼に どうして小さいサイズを作らないの?と執拗に聞き 翌日も彼から来たThank you E-mailの返事に 女の子用にベイビーTを作って下さい、などど書いた私です。うるさく注文したあげくに 欲しいものを手にしたわけです。

アメリカの諺に the squeaky door gets the oil. というのがあります。キーキーと鳴るドアは油をさしてもらえる、要するに 欲しいものを手にしたければ うるさく主張しなさい、ということです。非常にアメリカ的なコンセプトです。日本だったら そんなうるさいドアはネジをはずして取り外されてしまうでしょう。

私はまさに the squeaky door だったわけで しっかりTシャツをいただいてしまった。時々アメリカナイズされている自分に気付くことがあります。今回がいい例です。

環境とは いつの間にか その環境の中で生活する人を形造ってしまうものです。私は キーキーうるさいドアになんてなりたくないのに 自分のやってる事といったら... でも 欲しいものを手に入れれば結果オーライ なんて思った事は一度もありません。

ここに住んでいる限り アメリカの文化以外は選べませんから 私が自分の行いを選択していくしかなさそうです。どの文化の中で生活しても 大和撫子にはなれない私ですが 日本人のもつ謙虚さだけは忘れるな と自分に言い聞かせています。


 





 

Shoulds の暴政

2005-10-13 | miniミニ英語講座
Karen Horney (カレン ホーナイ)は精神分析医で1900年の始めに活躍したセラピストです。彼女が提案したノイローゼについての数々の理論のひとつに "the tyranny of the shoulds" というものがあります。Shoulds (するべきである)の暴政です。いつでもひとから愛されていなければならない、いつでも一番でいなければならない、あるいは、いつでも自分ひとりで完璧にこなせなければいけない、など、こうであるべき という信念に極端に縛られている傾向が ノイローゼをわずらっている人に多くみられるというわけです。実現不可能な完璧さを求めるため それが成されない自己嫌悪と理想の自己の間でいったりきたりしているばかりで 本当の自己を見失い その結果 自己実現不可能な状態を表現しています。

さて この Should. お分かりのように かなりの曲者です。日本の英語の教科書には この Shouldがのさばっているように思えます。危険なんです。16年間のアメリカ生活で学んだことのひとつですが、会話の中でshouldはなるべく使わない方がいいのです。うえにも書きましたように should には 決めつけた一方的なニュアンスが強くはいっています。例えば ある映画を見てとても面白かったとします。是非お友達にも勧めたい、そんな時 日本人は You should see the movie. と言ってしまいがちです。実はこれ かなり命令的なんですね。相手に おや?と思わせてしまう可能性が多々にあります。 では アメリカではそんな時 どう表現するかといいますと You want to see the movie. なんです。良かったよ、あの映画、是非見てみてね、というフレンドリーな感じを表現することができます。相手の方にフレンドリーに何かを勧めたい時 Should ではなくて want to 使ってみて下さい。You want to try this! です。


ミニミニ英語講座

2005-10-11 | miniミニ英語講座
風邪のひき始めを予感しています。NYは気温の上がり下がりが激しいうえに NY City や Jersey の大気汚染はかなりひどいので 喉をやられたかな。寝込むことを何より嫌う私は こんな時 風邪をひいてしまう前に つよーい薬を飲んでから夜 ベッドに入ります。私の愛用薬はVicks. 写真を見ればお分かりのように アメリカっぽい このどぎつさが なんだか、効果ありそうです...か? 昨日夜中をだいぶ過ぎてから すきっ腹に クイッとキャップ一杯飲んで寝ました。そうそう この薬何がすごいってアルコール度がかなり高いのです。今日の朝 起きてからいまだに なんとなく足が地についていない感じ。 I have a balloon head. なのです。そう 頭が風船になってしまったようにフラフラーとして 飛んでいってしまいそうな感じです。身体の大きいアメリカ人ようにつくられていますから 私には強すぎるのかもしれません。ちなみに 写真のナイキルはオリジナルフレーバー、私が愛用しているのはチェリーフレーバーで 色がねっとりレッドで あまーいです。皆様もお体を大切に!