湊子の徒然

旅は道連れ世は情け。人生そのようなものかな。

書評「急に売れ始めるにはワケがある」開始前

2011-08-06 03:55:02 | 書評
マルコム・グラッドウェルの本です。
私が読んだのはSB文庫、高橋啓=訳のものです。
2007年6月30日初版ですが原書はティッピング・ポイント、そしてその翻訳が飛鳥新社から
2000年に出、それを一年後新装版として01年にも出版され、その上07年に単行本化された
というものです。実に売れている、または広めたいという感じがしますね。
なお、なぜに上記のような事をしってるかというのは後に書きます。


この本は御蔵、秋月でのチャットの中で薦められて読むことになったものです。
一部は私が既に知っている事もありましたが、それは例、または語句としてであって
関連する事柄としては頭に入っていませんでした。

そこでAmazonで評判を見、少し後で購入。
関連する本を見てみるという理由もあり、また値段とかを知るというのもありました。
出来れば地元本屋でという事もありましたので。
結果としてはちょっと思い違いとかありまして、結局は遅れてAmazonでの購入となりました。
速度を重視するべき事柄でしたし、決断と行動も遅かったですね、私は。

この記事を上げた時既に本は読み終わっています。
せっかくなので読む前、読んでいる時々で感想を書きつつ、読み終わってから通しての感想を
という風に出来ればよかったかと思ってます。ちょっと残念。

売れなかった靴が売れるようになった話、割れ窓理論、150人、セサミストリート、
急激に広まる原因となる3種類の少数者、そしてそこに現れる特徴とは……
というのを今後、書評か読書感想文かはたまた乱雑な思索の果てにという感じで
しばらくブログ記事を綴っていこうと思います。
読んで、そして感想をいただけると嬉しいです。


さて。Amazonの通販で購入して本が届いたわけですが近い本だろうと思って購入したもの、それが
飛鳥新社の「なぜ あの商品は急に売れ出したのか (口コミ感染の法則)」
 定価1300円+税 ISBN4-87031-469-x
でした。それは「やあ、文章同じですね。」というものでした。店頭でしたら買ってないと思います。
こちらの違いは6ページの訳者あとがきが載っている事、本のサイズが単行本より大きいので
文字の大きさ、空間などがゆとりをもって作られていること、
中段落や小段落ごとにタイトルが付いていたり本文とは別の説明文が枕にある事。
そして単行本の7章8章が無いという明らかな損失。
なお家にあるのは初版なので2刷以降では変わっているかもしれません。
単行本では絵、小段落のタイトルなど理解を深めるための飾りともいう部分が無いことと
巻末の訳者あとがきがなくなり、オラクルひと・しくみ研究所の小阪裕司さんの解説が
9ページついています。やはり初版ですので2刷以降は不明です。

Amazonでの値段は大体同じぐらいでしたが(最初見たときは異なってました)上記の通りなら
御蔵・秋月チャットで薦められたように私も単行本を薦めます。
7章と8章の有る無しは大きいです。7章は6章同様のCase Studyとして自殺と喫煙、
8章はティッピング・ポイントを押せば世界は傾くというまとめ、実践の仕方が書いてあります。

最後に。物としては飛鳥新社の方が実にいいものでした。
カバー(そういえば帯もついてました)の質感、そして……紙とインクの臭いも。


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