スタンダード&プアーズが巻き起こした余波がまだ収まらない。
ここで、格付け会社のおさらいを少々。
1.格付け会社とは
国や会社の借金を返す力を調査する会社のことを格付け会社という。
S&Pのほかに、ムーディーズがよく知られている。S&Pの格付けは
AAA
AA
A
BBB
BB
B
CCC
CC
C
の9段階に分けられており、さらにAAは
AA+ AA AA-
のように3段階に分けられるというしくみである。
今回、アメリカはAAAから一段階引き下げられて、AA+になったというわけだ。
ちなみに、日本は2011年1月にAAからAA-に1段階引き下げられた。
BBBまではデフォルトが起きる確率はほとんど無い。1~2%以下だ。
しかし、BBになると約10%、Bだと約25%、CCCになると50%位に跳ね上がる。
BB以下は投機的とされるゆえんである。
ギリシャは今CCである。
2.格付け会社はどうやってもうけているのか。
企業が借金をするとき、自分の会社の格付けをしてほしいと手数料を払って格付けを依頼する。
その手数料が格付け会社の収益となる。
3.格付け会社は信用できるか?
ここが問題である。かつてS&Pはリーマンブラザーズが破綻するとき、その直前までAの格付けを与えていた。
それにもかかわらず、あっという間に倒産してしまった。
今回も、S&Pの計算に2兆ドル(160兆円)の誤りがあったという。
格付け会社の実力なんて、そんな程度のものなのかもしれない。
それにもかかわらず、これほど大きな影響を与えるということは、たとえS&Pがアメリカ国債の格下げをしなかったとしても、いずれは同じことが起きたのかもしれない。
S&Pの格付けは、S&Pのホームページから、
信用格付け → ソブリン
のサイトで見ることができる。
ここで、格付け会社のおさらいを少々。
1.格付け会社とは
国や会社の借金を返す力を調査する会社のことを格付け会社という。
S&Pのほかに、ムーディーズがよく知られている。S&Pの格付けは
AAA
AA
A
BBB
BB
B
CCC
CC
C
の9段階に分けられており、さらにAAは
AA+ AA AA-
のように3段階に分けられるというしくみである。
今回、アメリカはAAAから一段階引き下げられて、AA+になったというわけだ。
ちなみに、日本は2011年1月にAAからAA-に1段階引き下げられた。
BBBまではデフォルトが起きる確率はほとんど無い。1~2%以下だ。
しかし、BBになると約10%、Bだと約25%、CCCになると50%位に跳ね上がる。
BB以下は投機的とされるゆえんである。
ギリシャは今CCである。
2.格付け会社はどうやってもうけているのか。
企業が借金をするとき、自分の会社の格付けをしてほしいと手数料を払って格付けを依頼する。
その手数料が格付け会社の収益となる。
3.格付け会社は信用できるか?
ここが問題である。かつてS&Pはリーマンブラザーズが破綻するとき、その直前までAの格付けを与えていた。
それにもかかわらず、あっという間に倒産してしまった。
今回も、S&Pの計算に2兆ドル(160兆円)の誤りがあったという。
格付け会社の実力なんて、そんな程度のものなのかもしれない。
それにもかかわらず、これほど大きな影響を与えるということは、たとえS&Pがアメリカ国債の格下げをしなかったとしても、いずれは同じことが起きたのかもしれない。
S&Pの格付けは、S&Pのホームページから、
信用格付け → ソブリン
のサイトで見ることができる。