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南英世の 「くろねこ日記」

徒然なるままに、思いついたことを投稿します。

72歳なんてまだまだ

2023年04月15日 | 日常の風景

 囲碁棋士の杉内寿子9段が96歳で勝利を挙げたという。すごいもんだ。96歳まで現役棋士を続ける体力と気力がすごい。私なんぞはそれまで生きている確率は0.5%くらいか。

昔、私が高校生だったとき、美術の先生が「絵の世界では60代なんてまだまだ鼻ったれ小僧」と言っていたのを思い出した。杉内さんの記事を見て「72歳なんてまだまだこれから」と思えるようになってきた。やるぞー!

とりあえず、5月3日行われる関西棋院の囲碁インストラクターの試験に挑戦する。講習のほか、論文試験と面接があるらしい。締め切りは4月21日。来週にでも関西棋院に出向いて直接申し込んでこようか。

資格を取ったら子どもたちや世界の人々に囲碁の魅力を広めたい。かつて日本の囲碁人口は1000万人と言われたが、今や120万人にまで減少した。職場でも囲碁を打つ人は全くいなくなってしまった。このままでは源氏物語絵巻にも出てくる囲碁文化が廃れてしまう。

日本画とエレクトーンは初心者・初級者レベルで終わった。スキーと囲碁は上級者という自負があるが、スキーのほうはもう体力的に難しい。この際、囲碁を極めてみようか。

ここ数年間、敗けるのが嫌で囲碁を打ったことがなかった。しかし、ここにきてようやく吹っ切れた。負けたっていいじゃないか。アマチュアなんだから。そう思えるようになった。すると囲碁を打つのが楽しくなった。6段で何とか通用する。

以前は詰碁が大嫌いだった。考えるのが面倒くさかった。しかし、最近読んだ本の中で「攻めることは封鎖すること」とあった。封鎖に成功すれば、ひょっとしたら殺すことができるかもしれない。そう思うと詰碁が面白くなってきた。詰碁が面白いなんて思ったことは生まれて初めてである。数手で解ける易しい問題がちょうどいい。

40年前に習っていた関西棋院の水野弘士9段が、試合の前日は詰碁を300題くらい解いて試合に臨むと言っておられた。明日は久しぶりの碁会がある。詰碁を40題ほど解いた。とりあえず1勝を目指す。72歳なんてまだまだこれからだ。


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