障害者サービス

　初めて障害者サービス担当になりました。
　この年で初めてというのもなんだかなですが、
　これまで私図書館屋の館では、積み残されていた部分でもあります。
　さて、
　仕事のメインは宅配。
　事前に登録された数人のお宅に、車でリクエストの本や雑誌を届けるのです。
　（運転はもちろん私図書館屋です。）
　巡回は２週間に一度。電話を入れてから出発。
　（余談ですが私図書館屋の館の軽自動車はマニュアル車です。マニュアル車の運転できる職員が３人しかいないので困っています。でもオートマ車への買い替えが認められないのですね、これが。）

　巡回は個人宅あり、老人ホームあり、アパートありで市内を反時計回りに巡回します。
　今現在、何回か巡回してそれぞれの好みの資料が分かりかけたかな、という段階です。
　
　通常はリクエスト資料と新刊案内を持って行くのですが、リクエスト資料がなかったり少ない場合は、コンテナにその方が読みそうな資料を入れて持って行きます。
　　先日もTさん宅にコンテナで本を持って行ったところ、老夫婦にいたく喜ばれました。その方は歴史物とエッセイが好きなので、2門の本と９１４．６の本を中心に持って行きました。こんな時は嬉しいものです。

　またKさんは新刊が大好き。新聞を中心に新刊をこまめにチェックし、読みたい本をピックアップします。ある時は新聞の切抜きを、ある時は雑誌の切り抜き、またある時はノートへのメモをあずかります。

　帰ってからこれらをリクエストカードに転記し手配をします。時々感想なのか書名なのか、はたまた「こんな本があったらいいなぁ」的希望の本とかが混じっていますが、できる限り推理して本を用意します。毎回リクエストが50件ほど。全体から見ると微々たるものですが、ほとんど外出できない方々にとっては大きな楽しみのようです。

　今後、十数年前に作られたままの「マニュアル」の改訂と、この先10年間の「障害者サービス計画」策定が当面の課題です。