倍数体ってなんでしょ
バイオテクノロジーや遺伝子と聞くと「難しい」というイメージ、
理解不能な先入観がありますが具体的に説明すれば簡単です。
遺伝子倍数体というのは食糧価値から発展した巨大魚を作成するひとつの手段です。
しかし”倍数体”という表現が全て大きくなる生物体と思うと違いまして、
大きくなるのは遺伝子3倍体を特に指します。
大きくなると言っても体が3倍になるわけではありませんが。
ちなみに2倍体というのもいますが、分かりますでしょうか?
これは倍数体と言ってもノーマル体のことです。
卵や精子の段階で1組の遺伝子を持っているので、それからとって1倍体。
↓
受精して遺伝子は合体、普通に出来てくるノーマル生体は2組セットを持つので2倍体。
↓
受精したばかりの卵にある温度を与えたら、あら不思議、
サクっと大きな体を持つ魚になっちゃったよ♪ということで、
遺伝子を見ると普通は2組セットのところが1組多く含まれていて3組もある。
ゆえに3倍体と呼びます。
陸封型のヤマメやアマゴがサケみたいな降海型のサクラ・サツキマスのように
見事に大きくなりますので、これは凄いと巨大生物の説明にはピッタリ。
ニジマスやサツキマスなどの水産価値の有る魚に応用されています。
アユはチャレンジ中です(アユは難しいらしく成功例がほとんど無いです)。←その後、確立されました。
ただ親からは子供が出来ません。1代限りです。
複雑な動物に比べて植物ではわりと簡単で、4倍体とか6倍体とかあります。
100倍体は……知りません。
3倍体を作るのには刺激になるものなら理論的に何でも良いのですが、
意外と温度以外は上手く行っていない様です。刺激はイメージ的には温度、圧力、薬の3つ。
卵が受精してから30分程度までに刺激を与えると3倍体が出来ます。
簡単に出来そうですが、教えられるから簡単にみえるだけ。
その数字(30分)を導き出す為、どんな刺激があるかを調べる為、
物凄いお金と労力が掛かっています。自腹で研究している事が多い私は羨ましい程の資金。
巨額な資金でやっている組織にムカつきます。(って、これは唯のヤッカミだ)
さて話を戻して3倍体、これが自然界の湖の温泉で起きれば……
チョウザメやイトウ、アオウオ、草魚などがなったらスゴイ大きさになるでしょう。
しかし!!!自然界でなるには、かなり難しいです。
理由は温度を与えるのが一瞬だということ、
長すぎればあの世に逝ってしまうことで超難関なのです。
水産関係で利用されている3倍体は、その微妙な温度設定を判明するのに、
かなりの時間がかかりました。人間が一瞬の温度を与えることは簡単で、
指定の温水に卵の入った容器を漬けて直ぐにどかせば良いだけです。
…ところが自然界では最適な温度だったにしても、さっと温度塊から逃げる事は出来ません。
またアユの様に魚種によってですら出来にくいものもあり何でも出来るわけではありません。
水産価値が非常に高いサケ科魚類だから研究されただけで、
ウグイ、フナ、コイのように養殖をしなくても大丈夫のものは、
3倍体が具体的に試される事も多くありません。←その後、コイ、金魚はされましたが私は研究してません。
自然界で起きるのは可能性が全く無いレベルと言えてしまうほどです。
ただ、確かに確率は0ではありません。
▼以下、省略す。
バイオテクノロジーや遺伝子と聞くと「難しい」というイメージ、
理解不能な先入観がありますが具体的に説明すれば簡単です。
遺伝子倍数体というのは食糧価値から発展した巨大魚を作成するひとつの手段です。
しかし”倍数体”という表現が全て大きくなる生物体と思うと違いまして、
大きくなるのは遺伝子3倍体を特に指します。
大きくなると言っても体が3倍になるわけではありませんが。
ちなみに2倍体というのもいますが、分かりますでしょうか?
これは倍数体と言ってもノーマル体のことです。
卵や精子の段階で1組の遺伝子を持っているので、それからとって1倍体。
↓
受精して遺伝子は合体、普通に出来てくるノーマル生体は2組セットを持つので2倍体。
↓
受精したばかりの卵にある温度を与えたら、あら不思議、
サクっと大きな体を持つ魚になっちゃったよ♪ということで、
遺伝子を見ると普通は2組セットのところが1組多く含まれていて3組もある。
ゆえに3倍体と呼びます。
陸封型のヤマメやアマゴがサケみたいな降海型のサクラ・サツキマスのように
見事に大きくなりますので、これは凄いと巨大生物の説明にはピッタリ。
ニジマスやサツキマスなどの水産価値の有る魚に応用されています。
アユはチャレンジ中です(アユは難しいらしく成功例がほとんど無いです)。←その後、確立されました。
ただ親からは子供が出来ません。1代限りです。
複雑な動物に比べて植物ではわりと簡単で、4倍体とか6倍体とかあります。
100倍体は……知りません。
3倍体を作るのには刺激になるものなら理論的に何でも良いのですが、
意外と温度以外は上手く行っていない様です。刺激はイメージ的には温度、圧力、薬の3つ。
卵が受精してから30分程度までに刺激を与えると3倍体が出来ます。
簡単に出来そうですが、教えられるから簡単にみえるだけ。
その数字(30分)を導き出す為、どんな刺激があるかを調べる為、
物凄いお金と労力が掛かっています。自腹で研究している事が多い私は羨ましい程の資金。
巨額な資金でやっている組織にムカつきます。(って、これは唯のヤッカミだ)
さて話を戻して3倍体、これが自然界の湖の温泉で起きれば……
チョウザメやイトウ、アオウオ、草魚などがなったらスゴイ大きさになるでしょう。
しかし!!!自然界でなるには、かなり難しいです。
理由は温度を与えるのが一瞬だということ、
長すぎればあの世に逝ってしまうことで超難関なのです。
水産関係で利用されている3倍体は、その微妙な温度設定を判明するのに、
かなりの時間がかかりました。人間が一瞬の温度を与えることは簡単で、
指定の温水に卵の入った容器を漬けて直ぐにどかせば良いだけです。
…ところが自然界では最適な温度だったにしても、さっと温度塊から逃げる事は出来ません。
またアユの様に魚種によってですら出来にくいものもあり何でも出来るわけではありません。
水産価値が非常に高いサケ科魚類だから研究されただけで、
ウグイ、フナ、コイのように養殖をしなくても大丈夫のものは、
3倍体が具体的に試される事も多くありません。←その後、コイ、金魚はされましたが私は研究してません。
自然界で起きるのは可能性が全く無いレベルと言えてしまうほどです。
ただ、確かに確率は0ではありません。
▼以下、省略す。