お勧め一冊です!
五番目のサリーって?
なんと 五重人格者の お話なんです。
何年か前に出た 本なんですけど
『アルジャーノンに花束を』って 映画やTVドラマでもやったおなじみの本を書いた
『ダニエル・キイス』の本で ストリーは・・・・
サリー・ポーターは ニューヨークで働く ごく平凡なウエイトレス。
だが彼女には人に言えない悩みがあった。
子供の頃から、時々記憶喪失におちいり それが原因で仕事も長続きせず
結婚も破局を向かえた。
実は サリーの心の中には4つの人格がすんでいたのだ・・・・・
ブロンドで青い目の楽天家 デリー
永い黒髪の教養あふれる画家の ノラ
赤毛で いつも厚化粧、歌やダンスが得意で女優志願の ベラ
すべての男を憎んでいる乱暴者、黒い服しか着ない ジンクス
サリーは自分に耐えられない事件に出くわすと
無意識のうちに この4つの人格にスイッチしてしまう。
それが サリーの記憶喪失の原因だったのだ。
ある事件のため、病院に運ばれ 長年にわたる記憶喪失の悩みを
ついにうちあけ、精神科医のロジャーの治療を受けるのだが・・・・・・
とにかく この4つの性格がものすごく刺激的に振舞ってくれる。
人間誰しも その場その場での顔を持っていると思うが
自分も 記憶なくすことはなくとも いくつかの顔をもち
いろいろな人間を演じているのでは ないのでしょうか?
かなり姓描写や乱暴な描写もあるが 人格障害の物語に のめり込んでいってしまうでしょう。
この心理学とも精神分析ともいえる この世界は結構はまるかも・・・・
ちなみに
「イブの3つの顔」邦名(私という他人)映画にもなっている。
「失われた私」16重人格の患者が医師の助けで回復していく話し。
びっくりしたのは240重人格という 超多重人格をもった人もいたということ・・・・・
など 5番目のサリーのあとがきとして
へぇ~っと思うことも たくさん書かれているので ぜひお勧めです。