ミルクレゥプのカルボナーラの逆襲2112 その時、納豆にネギも付いてほくほく

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ジロ・デ・イタリア2016 第16~21ステージ

2016-06-11 11:24:41 | サイクルロードレース
「ジロ・デ・イタリア2016 第16~21ステージ」の感想。


第19ステージでクライスヴァイクが、
チーマコッピを下り始めてすぐに雪の壁に突っ込んで、
一回転しながら落車して大きくタイムを失い、
ニーバリが怒りの走りでチャベスを振り切って、
ステージ優勝して総合で2位に順位を上げて、
事実上の最終日である第20ステージで、
総合1位のチャベスを途中で突き放してマリアローザ獲得という、
奇跡みたいな事が起こった超濃密で超激熱な最終週でしたねー!
こんな事が本当にあるのかと!!!


ステージ毎に振り返ると、
第16ステージでの貫録の溢れる強い勝ち方でジロ初勝利を挙げて、
ガッツポーズ二回からバイク持ち上げパフォーマンスという、
近年見ないくらい嬉しさを大爆発させた「バルベルデさん」。
あまりのはしゃっぎっぷりに、
バルベルデがハシャベルデになってたいうww
ニーバリは調子が悪かったらしく少し遅れて更にタイムを失ったので
この時点ではクライスヴァイクの最大の対抗馬はバルベルデになるかと思われたんですがね…

第17ステージは、
ハウッスラーの為に前に出たら、
誰も来ないからそのまま踏んだら勝ってしまったという「クルーゲ」の
解散の決まったIAMチームにグランツール初勝利をもたらしたサプライズな勝利と
自身9度目のステージ2位のニッツォロかなとw
ここまで来ると一種の芸の域デスヨネーww
もう名前もニッツォロじゃなくて「二位ッツォロ」にした方がいいかとw
ちなみにこの日は放送内で言ってたように、
動きが無くて見てて最も眠くなるという視聴者的にはクイーンステージだったのですが、
自分は見てて見事に寝落ちという名の落車をしてリタイアしましたw
起きたら表彰式でしたw

第18ステージでの、
いきなり来て勝利を掻っ攫った「トレンティン」は
途中で逃げ集団から抜け出した先頭二人の内の一人が、
チームメイトのブランビッラだった事もあり、
集団内で足を貯めれたとはいえ
先頭に追い付いた最後の追い上げは脅威的でしたし、
追いついてから突き放す足もしっかり残しておく辺りも見事で流石で、
状況やタイミングなどなど全てが上手く嵌った勝利で実に凄かった!
逆に惜しくも2位だったモゼールは
「何が起こったのか完璧に分からなかった」と語ってたように、
急にトレンティンが現れてそのまま抜かれたポカーン状態だったようですねw
見てるこっちも驚いたんだから、
もう少しで勝てる状況で走ってるモゼールにしたら、
「えっ誰か来たよ!ちょ!wwおまwwww」って感じだったんだろうねww

そして今年のジロの大半といっても過言ではない第19&20ステージ。
まずは全ての大波乱&ニーバリ大逆襲のきっかけである、
第19ステージでの、
ニーバリとチャベスと共にチーマコッピを下り始めてすぐに、
雪の壁に突っ込んで一回転して落車してしまい
周りにチームカーもチームメイトも居ないという事で、
バイク交換に手間取り大きくタイムロスした
クライスヴァイクの雪壁激突大落車事件ですよ!
一瞬の油断が命取りと良く言いますが、
結果的にこの一つのミスで最終的には表彰台も逃しちゃいましたからね…
天国から地獄とは正にこの事。
レース後のクライスヴァイクはあまりに悲惨で見てられなかった…
ステージ優勝争いは
先行させていたチームメイトのスカルポーニが良い働きをしたのもあり、
ニーバリが最後の上りでチャベスを突き放して、
今回のジロ初のステージ勝利を挙げ、
総合でも44秒差の2位と大躍進!
そして最終的には二エベに抜かれてステージ3位になったものの、
チャベスが総合でトップに立ちマリアローザを獲るという!
イメージ的に凄く「良い人」な感じのチャベスですが、
表彰式でも人懐っこい感じの素敵な笑顔浮かべて、
実に嬉しそうで見ていて微笑ましかったw
ちなみにマイカが同じ集団に居たのに牽こうとしない
バルベルデにちょっとキレてましたw
以前のツールでもピノの前牽いてアピールをガン無視して、
全く先頭交代せずアタックして、
メディアから総攻撃されてたし(フランス国内の放送でかなりキレらてたようです)、
バルベルデさんマジマイペースw
あとこのステージでザッカリンも下りで落車して、
リタイアに追い込まれたは残念だった…
今回のジロのザッカリンは凄い良い走りをしたのですが、
残念ながら圧倒的に「ツキ」が無かった気がする。

事実上の最終日である第20ステージは
最後の一級山岳でアタックしてチャベスを突き放し、
前待ちしてたカンゲルトに合流して牽いてもらい、
足を貯めてから再び発射して、
得意の下り区間でもペースは変わらず、
大逆転でマリアローザを獲得したニーバリさんデスヨネー!
表彰式でヴィンチェンツォコールが起こるくらいイタリア大興奮!w
ニーバリ遅れた時はバッシングしてたのに
マリアローザ獲った途端に手の平を返すのが流石イタリアww
結果を出さないと痛烈に批判するけど結果を出すと猛烈に賛美を贈る。
イタリアさんマジツンデレww
前日にチームのエースであるザッカリンを失ったのに、
見事にチームとしてステージ優勝という、
最高の結果を出した「タラマエ」も凄かったけど、
この日ばかりはステージ優勝より総合大逆転の方が印象に残っちゃいますね…
チームの垣根を越えてウランが同郷のコロンビア人という事で牽いたのに、
そのウランからも遅れ出し総合でニーバリに逆転されたチャベスは
レース後にベストを尽くしたから仕方ないと言って
笑顔交えながら晴れ晴れしい感じでインタビューに答える姿は胸を打った。
チャベスほど良い人はそうそう居ないと思う。聖人か!w
そしてここまで頑張っていたクネゴから、
二エベに山岳賞が移っちゃいましたね…
クネゴ頑張ってたのにな…残念
逆にスカイはエースを失ってすぐに目標を変えて
ステージ優勝に山岳賞獲るとかマジ層が厚くて強いね。

第21ステージはニッツォロが悲願のジロ初勝利かと思えば、
まさかの斜行で降格処分でのアルントの繰り上げ優勝というオチがつくというww
これでニッツォロが2年連続のマリアロッソパッショーネを、
ジロでのステージ優勝無し&2位9回という、
不名誉な記録を持続する形で獲りましたねw
初めは勝ったと思って超はしゃいでいたのもあり、
マリアロッソパッショーネの表彰式での、
ばつが悪そうな顔&憮然とした表情は、
失礼ながら吹いたwww
ニッツォロさんマジ最高w
昔からイタリア人は本当にみんなキャラ濃いわ~ww


他には見事に総合6位&マリアビアンカのユンヘルスは将来楽しみですし、
グランツール連続完走記録をさらに伸ばした鉄人ハンセンさんお疲れ様です!
そして我らが山本元喜選手が無事完走しましたよー!オメー!
まだ若い選手なだけにこれからの走りも大きく期待ですね。
あとブログも期待してますw



★総括
今年のジロはマリアローザが数日毎で変わりましたし、
最後はニーバリが大逆転でのマリアローザ獲得という事で、
近年のジロで個人的に一番面白かったのは、
ヘシェダルがマリアローザ獲得した時でしたが、
(その他だとメンショフが優勝した時も面白かったです)
今回はそれ以上の手に汗握る熱い&予想出来ない展開が多くて、
実にエキサイティングでドラマティックでファンタスティックなジロでしたね。
新たなスター候補性も多く出たように、
これからの期待が膨らむ感じがしたのも印象的で、
ぶっちゃけ例年だと、
グランツールの中だと最初に行われるのもあり、
一番印象薄れるのがジロなんですが、
今年は一番印象深いグランツールがジロになるかも。



マリアローザ 個人総合成績
1位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ)          86h32’49”
2位 エステバン・チャベス(コロンビア、オリカ・グリーンエッジ)        +52”
3位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)            +1’17”
4位 ステフェン・クライスヴァイク(オランダ、ロットNLユンボ)         +1’50”
5位 ラファル・マイカ(ポーランド、ティンコフ)               +4’37”
6位 ボブ・ユンヘルス(ルクセンブルク、エティックス・クイックステップ)   +8’31”
7位 リゴベルト・ウラン(コロンビア、キャノンデール)            +11’47”
8位 アンドレイ・アマドール(コスタリカ、モビスター)            +13’21”
9位 ダルウィン・アタプマ(コロンビア、BMCレーシング)           +14’09”
10位 カンスタンティン・シウトソウ(ベラルーシ、ディメンションデータ)    +16’20”

マリアロッサ ポイント賞
1位 ジャコモ・ニッツォロ(イタリア、トレック・セガフレード)       209pts
2位 マッテオ・トレンティン(イタリア、エティックス・クイックステップ)  184pts
3位 サーシャ・モードロ(イタリア、ランプレ・メリダ)           163pts

マリアアッズーラ 山岳賞
1位 ミケル・ニエベ(スペイン、チームスカイ)               152pts
2位 ダミアーノ・クネゴ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)     134pts
3位 ダルウィン・アタプマ(コロンビア、BMCレーシング)          118pts

マリアビアンカ ヤングライダー賞
1位 ボブ・ユンヘルス(ルクセンブルク、エティックス・クイックステップ) 86h41’20”
2位 セバスティアン・エナオゴメス(コロンビア、チームスカイ)       +29’38”
3位 ヴァレリオ・コンティ(イタリア、ランプレ・メリダ)         +1h10’07”

チーム総合成績
1位 アスタナ                             260h02’35”
2位 キャノンデール                            +6’57”
3位 モビスター                              +21’00

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