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ヘヴィメタルを聴くことで物事をより多角的・論理的に考えるようになる

2023-06-30 19:10:35 | 洋楽ネタ
以前にトルコのイスタンブールの美容整形外科ヴェラ・クリニックの研究で、
「ヘヴィメタルを聴くことは血圧を下げ、ストレスを軽減するのに役立つ」という結果が出たのですが、
臨床心理学者のニコール・アンドレオリ博士が言うには、
「ヘヴィメタルは聴くことでストレスが軽減されるのに加え、
より多角的・論理的に考えるようになる」らしいです。

ソース元→amass.jp


「どんな種類の音楽でも、聴くことで治療効果があり、感情を解放することができます。ヘヴィメタルも例外ではありません。
ヘヴィメタルは、コルチゾール値を下げることで、ネガティブな感情を和らげ、ストレスを軽減させることが分かっています。
研究によると、ヘヴィメタルを聴く人は、ヘヴィメタルを聴かない人に比べて、より論理的に、より複雑な言葉で考える傾向があることがわかっています。ヘヴィメタルは集中力を最も高める効果があることも分かっています。
ヘヴィメタルの歌詞は、怒りに焦点を当てる傾向があります。
しかし、ヘヴィメタルを聴くことが暴力への鈍感さにつながるという研究はありません。
ヘヴィメタルを聴くことは、怒りを安全に処理するためのポジティブな方法であることが分かっています」



つまりヘヴィメタルを聞くと

1,ネガティブな感情を和らげストレスが軽減される
2,血圧が下がる
3.物事を論理的且つ複雑な言葉で考える事が出来る
4,集中力を高めてくれる
5,怒りの感情を安全に処理出来る




などの効果があるようです。




一般的に印象が良くないと思われる「ヘヴィメタル」だけに、
こういうポジティブな良い記事があると素直に嬉しいわ~





そもそもヘヴィメタルは音楽自体がラウドで激しくて攻撃的なものが多いので、
演奏していて&聞いてるとストレス発散になるのは間違いないですし、
歌詞に目を向けると「怒り」に焦点を当てている傾向はあるとはいえ、
「Metallica」や「Korn」や「Papa Roach」なんかは、
自分に向きあっているようなパーソナルで内省的なもの多いですし、
基本的に「死」をテーマにしたものや、
社会や人の「暗部」に触れているものなど、
ダークで知的で深いテーマのものが多く、
「Slayer」や「Megadeth」や「System Of A Down」なんかは、
社会や政治に対する「怒り」を理路整然と知的&皮肉たっぷりに書いているように、
論理的で複雑な言葉で考える傾向があるのが見てとれますし、
「暴力を肯定」してるようなものというより、
「社会に対する激しい怒り」的なものや、
「どこにもぶつけられない怒り」を表現しているものが多いので、
決して暴力を肯定している訳ではないですし、
リスナーの代わりに怒ってくれているような感じもあるので、
音楽を聞くという安全な行為でストレスを発散出来る。
その結果、イライラが減って血圧も下がる。
そしてヘヴィメタルは演奏に重きを置かれる部分が多く、
ファンから演奏に対して多くの意見を見聞きしますし、
速さやテクニックを競ってるような「スポーツ」的な側面もあるように、
緊張感を持って集中して演奏しているものが多い。
音楽自体が緊張感に溢れていて集中力を必要とするんですから、
聞く方も集中力は増すに違いない。



特に「Slayer」なんかは
ヘヴィでスロー~ミドルテンポのパートとファストでスピード感溢れるパートとの緩急の付け方が実に見事ですし、
そこに複雑で手数が多くて炸裂感のあるドラムや
速弾きギターソロなどが絶妙に合わさっているので、
聞く事によってストレスが発散される&テンションが上がって集中力が増すし、
歌詞も社会的で政治的で皮肉に溢れていて知的で、
人を殺したりして得られる平和なんて「苦い平和」でしかないと歌ってる「Bitter Peace」
金さえ払えば保釈されたリ懲役が無くなる司法システムを批判してる「Dittohead」
現代の戦争はいかに多くの人を殺したかを競うゲームになってると揶揄してる「War Ensemble」
神様は私達全てを憎んでるんだよと痛快に歌っている「Disciple」などなど、
社会問題を皮肉たっぷりに痛烈に批判しつつ問題提起もしていて実に痛快!



そして社会的と言えば外せないバンドがアルメニア人で結成された「System Of A Down」
元々バンドのメインテーマがアルメニア人の大量虐殺をアメリカ政府に認めてもらう(世界的に認知される)事ですし、
かなり政治的で社会的な歌詞が多く、
刑務所に犯罪者を入れる事では根本的に問題は解決しないし、
今の刑務所のシステムだと最終的には「僕と君」の問題になると提起してる「Prison Song」
2001年の同時多発テロきっかけの戦争への反戦ソングで
戦争がきっかけで起こっている事実…1時間に子供が3000人は餓死しているなどを伝えている「Boom! 」
戦争に赴く人は貧しい人ばかりで大統領はただ指示して見てるだけで戦地には行かない事を揶揄してる「B.Y.O.B.」などなど、
音楽的にはかなりコミカルというかユニークで展開が予想付かない感じですが、
歌詞はかなり社会的で政治的でユーモアも交えつつシリアスだったりします。




他にも社会的&政治的と言えば、
ブッシュ大統領批判&反戦ソングの「Ministry」の「No W」に、
戦争で利益を上げている人や戦争が繰り返される歴史を揶揄してる
「Megadeth」の「Peace Sells(..But Who's Buying?) 」などなど、
アメリカ中心に政治的&社会的な歌詞を書くメタルバンドは多く居ます。




あと個人的な問題というか、
自分の置かれた状況について赤裸々な歌詞のバンドも居て、
親からの虐待や酷い苛めなどの自身のトラウマと人の暗部についての歌詞が多い「Korn」、
初期は「自殺」についてや「家庭崩壊」についてなど、
かなり個人的で生々しい歌詞が多い「Papa Roach」なんかは、
本人達が音楽を「セルフセラピー」としていると言っているように、
文字通り音楽で救われたようですし、
同じような悩みを抱えた人達も、
彼等の音楽を聴く事でネガティブな感情を和らげストレスが軽減されて、
怒りや悲しみから開放されています。

※かなりダークで重い内容なので注意!

「一人で居るのは気分が悪くなる
家庭崩壊している中に住んで一人で泣き叫んでる
どうすればこの感じがみんなに伝わるんだろう
地球が神によって創造されたよう(当たり前の事のよう)に鬱病が激しく襲ってくる
息子である俺に彼女は貴方は私にとってかけがえの無い存在だと言ってくれた
銃のように吹き出そうとする痛みを瓶に詰め込む
俺が語る物語は実際に起こった事(ノンフィクション)
もう終わった事だから書き直したりは出来ない」




こういう歌詞の音楽は他にも挙げたしたらキリが無いくらい居ますし、
もっと深いものやダークな事をテーマにしているバンドも居るように、
少なくとも日本のヒットチャートを賑わせてるような音楽とは、
桁違いで社会的だったり政治的だったりする歌詞が多いだけに、
世間的には頭が悪そうに思われるヘヴィメタルですが、
今一度歌詞にも注目して聞くと印象変わるんじゃないでしょうか。






PS
ちなみにヨーロッパのバンドは比較的ファンタジー系の歌詞も多く、
指輪物語で有名なトールキンの作品やアーサー王伝説を題材にもしてるドイツの「BLIND GUARDIAN」や、
バンドも作品も一大ファンタジーRPGゲームのような設定のイタリアの「Rhapsody of Fire」なんかはこの系統では有名ですし、
北欧のデスメタルやブラックメタルなんかは、
反キリスト的だったりクトゥルフ神話やギリシャ神話などの神話ベースのバンドが多めで、
吸血鬼などのダークホラーをテーマにしてるバンドや、
ヴァイキングや歴史をテーマにしているバンドなんかも居ますし、
「Metallica」なんかはヘミングウェイを元ネタにしている曲もあるように、
文学的or叙事詩的なバンドも多かったりします。


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