洋楽レビュー/感想。
El-PとKiller Mikeの二人のユニットによる、
R&B色の無い硬派で緊張感とアングラ臭漂うコアなヒップホップ作品。
◆Run the Jewels - Run the Jewels 2
基本的に前作同様に、
R&B色の無い硬派でアングラ臭漂うコアなヒップホップ作品で、
これでもかとばかりに二人の個性的で高度で高濃度なラップを堪能出来る内容なんですが、
前作がBig . . . 本文を読む
洋楽レビュー/感想。
ロマンティックで繊細で儚い感じと、
漆黒の闇の中で眩い美しい光を放ってるような神秘的で幽玄な感じに、
宇宙のような計り知れない壮大なスケール感が同居している
グリッチ/エレクトロニカ/ドローン/ポストロック作品。
◆Fennesz - Becs
ジャズの要素が入った1曲目の序盤以外は、
名作「Endless Summer」の延長線…というか、
「Endless Summe . . . 本文を読む
洋楽レビュー/感想。
スケール感とポジティブな雰囲気が増した、
ポップで瀟洒で繊細で儚くも強くて美しいポストダブ/インディR&B作品。
◆How To Dress Well - What Is This Heart?
前作よりポップさが増してるのと同時に、
明るさというか前向きな感じが増してることで、
良い意味でメジャーな雰囲気が増してますし、
音響面が大幅にパワーアップしている事もあり、
. . . 本文を読む
洋楽レビュー/感想。
前作以上にやりたい放題でいて作りこまれている、
Between the Buried and MeのベースのDan Briggs中心に作られたトリオ編成のバンドによる、
アーバンでアヴァンギャルドなインスト/プログレ/フュージョン/ジャズ作品。
◆Trioscapes - Digital Dream Sequence
前作同様に合わせる所はしっかり合わせ、
聞かせる所はじ . . . 本文を読む
洋楽レビュー/感想。
Burialを消化したMassiv AtackやPortisheadのようなバックの上に、
気品があって神秘的な雰囲がある、
妖艶でいて透明感のある歌声が乗る形の、
トリップホップ/アブストラクトヒップホップ/R&B作品。
◆FKA Twigs - LP1
このブログで以前に、
「これからの音楽シーンは彼女中心に動いていくに違いない」と書いたように、
個人的にも超期待して . . . 本文を読む
洋楽レビュー/感想。
へヴィでメタリックな要素を持ちつつも、
どこか陰があって儚く切なくもあるメランコリックなオルタナ/ロック作品。
◆Anberlin - Lowborn
解散を発表してから作られた最後の作品という事もあり、
グルーヴィーでR&B風味の曲や声を荒げる曲があったり、
ポストロック色が増していたりと目新しさはあるものの、
全体的に見ると今までの集大成と言える内容で、
過去最高に美 . . . 本文を読む
洋楽レビュー/感想。
自分がどこに居るのかさえも分からない「深海」のような、
理解の範疇を超える深さとスケール感と何色も混じってない純粋な黒(漆黒)に染まっていると同時に、
静かに冷たく確かに燃え上がる「青い炎」的な、
静かなる高揚感と冷酷さと緊張感があって、
得体の知れない畏敬で異形のスピリチュアルな美しさがある、
エクスペリメンタル/ポストロック/ドローン/ミニマル/ブルース/オルタナアートロ . . . 本文を読む
洋楽レビュー/感想。
ベーシストのJames Plotkinと
ドラマーのPaal Nilssen-Loveの二人による、
ほぼ即興で出来上がった実験的で難解な、
全4曲で約47分の緊張感溢れる、
アヴァンギャルドジャズ作品。
◆James Plotkin & Paal Nilssen-Love - Death Rattle
ベーシストのJames Plotkinと
ドラマーのPaal Nils . . . 本文を読む
洋楽レビュー/感想。
死や破滅を覚悟して戦地に赴く的な壮絶な雰囲気がある、
終末の音楽的な暗黒美と退廃美と悲壮感に溢れた、
ゴシック/ドゥーム/デスメタル/ハードコア作品。
◆Vallenfyre - Splinters
暗黒美と退廃美。
その二つの美を突き詰めた感じの、
素晴らし過ぎる1曲目(Scabs)から最後まで、
終末の音楽的な暗黒美と退廃美に溢れている、
ゴシック/ドゥーム/デスメタ . . . 本文を読む
洋楽レビュー/感想。
昔のConvergeにブラックメタル成分加えたような感じの、
激烈で強度があって暗鬱で邪悪で混沌としていて、
絶望的な暗黒美と深みに溢れている
カオティックハードコア/ブラックメタル作品。
◆Plebeian Grandstand - Lowgazers
昔のConvergeにブラックメタル成分加えたような感じの、
激烈で強度があって暗鬱で邪悪で混沌としていて、
聞いてる . . . 本文を読む
洋楽レビュー/感想。
多種多様の音楽を包括している、
瀟洒で大人向けのインディー/R&B作品。
◆Blood Orange - Cupid Deluxe
R&Bを基調としてるものの、
ワールドミュージックからファンクにゴスペルにジャズにヒップホップなどなど
様々な音楽要素や文化を包括してるのですが、
巧く自分の中で消化してからアウトプットしてるので、
ごちゃごちゃ感や悪い意味での癖が無く
ア . . . 本文を読む
洋楽レビュー/感想。
複雑なリズムの音が幾層にも重ねられていったかと思えば、
音の層が無くなり印象的なメロディーが差し込まれたりする、
基本「内」に入っていく感じながら、
突如として「外」に開けた感じにもなる、
宇宙のようなスケール感や浮遊感や濃密さがあって、
アンバランスなようで絶妙なバランスで成り立ってる、
アブストラクトで知的で神秘的で深遠なジェント/マスコア/プログレ/フュージョン/インス . . . 本文を読む
洋楽レビュー/感想。
教会音楽を髣髴とさせるような荘厳さがあり、
「The XX」ばりに音数が少なくてアレンジもシンプルで、
ロマンティックでメランコリックに洗練されている、
インディー/ポストロック/ポストクラシック作品。
◆Halls - Love to Give
基本的に前作を踏襲した作品ながら、
エレクトロニックな要素が減ってオーガニックになっており、
ロマンティックでメランコリック . . . 本文を読む
洋楽レビュー/感想。
ミクスチャー通り越して「闇鍋」レベルのカオスさがある、
摩訶不思議異世界アドヴェンチャー的な、
変態テクニカルプログレカオスメタルコア作品。
◆Destrage - Are You Kidding Me? No
(良い意味で)これは酷いwwwwwwww
いつも以上に多種多様な要素/ジャンルの音楽が入っていて、
しかも以前からあったSikthやSOADやDEPやSteve . . . 本文を読む
洋楽レビュー/感想。
気品があって気高く美しい曲に、
特徴的なバリトン&ファルセットボイスが載る形の、
孤高のインディー/ポストロックバンドの新作。
◆Wild Beasts - Present Tense
前作の延長線上にある作品で、
目新しさは少ないのですが、
相変わらず孤高の美しさがあり、
気品があって気高く美しい…
前作が好きなら間違いなく気に入るような内容ですが、
アレンジが前作ほ . . . 本文を読む