京都逍遥

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神泉苑2

2024-02-22 12:05:31 | まち歩き
前回の投稿の続きである。神泉苑は、成立経緯①によると、大内裏に隣接する禁苑としてつくられた。ならば菊の御紋があるはず、と再確認。

善女龍王社本殿に、菊の御紋の金飾りと丸瓦を見つけた。


お社手前にある能舞台(?)には「泉」の刻印がされた軒飾りの瓦と軒丸瓦が。



不動明王・観世音菩薩を祀る本堂の軒丸瓦は細めの左三つ巴のまわりに十六曜(?)と12弁の菊紋で、軒先には龍。




弁天堂には左三つ巴の軒丸瓦、鬼瓦の代わりに鯰の瓦。


神泉苑HPでは「弁天様の眷属神として鯰(なまず)が彫られています」とあるが、出典不明。神仏と関係する伝承に阿蘇の大鯰があるが、鯰は退治された側である。弁天あるいは宇賀神とのつながりはわからない。出典はなく、鯰を眷属としたのであろうか。あちこちの寺社で瓦を見たが、鯰は初めてで、ちょっと面白い。軒先には宝珠のようなものが見える。
神泉苑:http://www.shinsenen.org/benten.html


神泉苑の由緒、関係するものごとについては、立て看板も参考になる。





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