京都逍遥

◇◆◇京都に暮らす大阪人、京都を歩く

五条坂陶器まつり2011

2011-08-09 01:08:24 | まち歩き

ここのところ暑さが和らいでいたというのに、先週末から猛暑再来。五条坂陶器まつり(8/7~10)初日の7日も最高気温35度の予報だったが、催し物はやはり初日。

Photo_2 人出はけっこうある。東大路通五条坂でバスを降り、西へ。東側は、作家の出店が多いらしい。歩道両側の店を見ていると、すっきりした茶碗が目に留まった。もともと茶碗を買おうと思っていたのだ。

造形大の学生さんで、ご実家で修行中とのこと。「まだ修行中なので安くしておきます」きれいな仕上がりのお茶碗、本当にお安くして頂いた。

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持ち帰って洗い上げ、使ってみる。戸外で無造作に並べられていたときより、数段美しい。軽くて持ちやすいし、もっと買えば良かった。いや、来年を楽しみにしておこう。

五条を西へ、川端通で南側の歩道へ渡る。そこから東大路までは上り坂。暑いし、疲れてあまりちゃんと品定めをすることができない。どうしてこの季節に、戸外の市が?しかも蒸し暑い京都で?でも、去年から始まった「京の七夕」もちょうど同時期(8/6~15)だし、観光客には一日楽しめていいかもしれない。・・・・・・などと思ううち歩道橋まで戻ったので、上から撮影。

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陶器市の様子を撮ろうと歩道でカメラを向けると、店を撮影していると勘違いされる。 賑わう写真があれば良かったのだけれど。

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講演会「読書と創造」

2011-08-09 00:23:48 | アート・文化

8月4日朝刊「告知板」に掲載されていた松岡正剛の講演会。開催日は翌5日というので、すぐ主催の商工会議所に電話し、参加予約した。

Photo_2 松岡正剛。学生の頃『遊』でその名を知り、lunatic という言葉を覚えたのだった。 10年ほど前ネットで『松岡正剛千夜千冊』を見つけ、折に触れて読んできた。少し前には『17歳のための世界と日本の見方』『世界と日本のまちがい』を、『日本数寄』『フラジャイル』『花鳥風月の科学』も手に取った。

とにかく博学、ということはわかっている。その講演を聴いてみたい、どんな声でどんな様子で話すどういう人なのか知りたい、「知の編集」の一端を垣間見たい、と出かけた。

宝ヶ池グランドプリンスホテル内の会場には、京都商工会議所「定例会員講演会」と横断幕が掲げられ、それらしい方々が席についている。会員でない私は場違いな印象。ぎりぎりのタイミングでの新聞告知は、一般参加者を集めるためだったのだと納得した。講演前、司会がブログを『千夜一夜』と言い間違い、それに気づかないまま。それはないだろう・・・。

「あまり引き受けない」という講演は、準備万端というものではなく話がよく飛んだが、それがすなわち博覧強記というものかもしれない。あれもこれも、知っていないと話について行けないな、とも思う。松丸本舗の話が一番ノッていたか?それに続いて本の選び方。書店で目指す本の両側にある本の目次を読むこと。それと似たようなことは私もしている。武道家は無駄に出かけないという話は、内田樹の本で最近読んだばかりだ。

Photo 講演後、昨年度(2010.4.1~2011.3.31)京都新聞に連載された『松岡正剛・本の大路小路』コピーが配布された。150字の書評をほぼ毎日。改めて、“多読”とその咀嚼に敬服し、読まないままの本が三桁はある我が身を省みる。「3.11後、学生に毎週5冊本を読ませている」と齋藤孝がテレビで言っていたことを思い出した。

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