湘南に吹く風

何となく物憂い世相!
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70歳以上はBCG 未接種!

2020年05月02日 | 新型コロナウイルス
当コラムは日本のコロナ感染死が少ないのはBCG 接種国だとする説に乗っている。
勿論、幾つかの要因が重なりあっているが、中でもBCG 接種有無のウエイトが高いように思う。
掲載写真は接種国と非接種国の違いが分かりやすい。

ところが日本におけるBCG 接種の歴史を確認すると、おおむね70歳以上の高齢者の大半は未接種らしい(1949年に全員接種が法制化)
この事実は、現下のコロナ感染死の8割が70歳以上というデータと一致する。

日本のBCG 接種の歴史
1924年:志賀潔によりBCG Tokyo172株(日本株)が導入された。
1936年:大阪帝国大学医学部附属医院で看護婦、生徒に対するBCG接種試験実施。
1937年:日本学術振興会結核委員会がBCG予防接種を実施。陸海軍の軍医らも参加。
1943年:厚生省がBCG予防接種後の結核発病率の大きな減少について報告。
1944年:農村から都市部へ出ようとする青少年、工場などの集団生活においてツベルクリン反応で陰性の者はBCG接種の対象となる。
1949年:BCGによる結核予防接種が法制化。30歳未満の人に毎年ツベルクリン反応検査を行い、BCGによる免疫が確認されなかった場合は繰り返し接種を行う。
1951年:近代的な「結核予防法」施行。法律による接種(皮内)小学校就学前の乳幼児を対象、毎年ツベルクリン反応陽性以外なら接種。

日本ワクチン学会
「新型コロナウイルスによる感染症に対してBCGワクチンが有効ではないか」という仮説は、いまだその真偽が科学的に確認されたものではなく、現時点では否定も肯定も、もちろん推奨もされない」

コロナと共生するステージに!

2020年05月02日 | 新型コロナウイルス
来週6日に迫った緊急事態宣言の期限、延長が既成事実のように報じられている。
専門家会議の内容も報じられており、彼等は接触率8割減の徹底を更に強要している。
要するに、コロナをもぐら叩きだけで封じようとする様に見える。人が密になるパチンコ店が叩かれ、湘南のサーファーが叩かれ、ホームセンターも叩かれた。地域の商店街や公園ですらTVの画面でいつも監視され、少しばかりの人影があるとケシカランとアナウンサーが叫ぶ。

当コラムでは、コロナウイルスは既に広く蔓延しており、感染源は膨大で追跡できるレベルを超えたと判断している。

しかし、コロナの感染力は非常に強いが、ウイルスの悪性度はそれほど強くない。何故なら日本の致死率は3%程だが、PCR検査の陽性者の、少なくとも10倍の無症状の人や、感染しても病院に行くまでもなく済んだ抗体保持者が居る。
要するに致死率の分母が曖昧なので、率の高い低い議論は意味がなく、死者434人(昨日時点)という実数だけが信じられる。この数字は普通のインフルエンザのそれより低い。
しかも死者の8割が高齢者だ(高齢者が多い理由はBCG接種にあることを後述したい)。

前置きが長くなったが、コロナは「闘う」というステージから「共生」というステージに移っているのではないか?
この説は京大の山中伸弥教授を初め多くの先生達が発信している。

共生というのは緩やかに感染を容認することだが、前提は医療体制が保たれているのは当然だ。
そして医療体制を整列化し、コロナ対応力を強化すべきであろう。整列化とは、重篤患者はICU(集中治療室)の整った大手病院、他の入院可能な病院の幾つかを中症患者専用にして、軽症患者及び無症状感染者はオリンピック選手村や借り上げホテルに収容。
東京の場合、小池知事は定例会見で、28日時点で、入院患者数は1800人、既に確保されてる2000床を4000床に増やす。

多分、専門家の言うままに安部さん、緊急事態宣言の延長をするのだろうが、明確な数値目標を示さないと国民の我慢の限界を超えるかもしれない。
加えて、安部さんが責められるのはお金の出し渋りで、経済的弱者とか市中の商店や飲食業など零細事業者の悲鳴に耳を貸さないことだ。この点からも自粛崩壊が始まるのではないか。

そして、中国や欧米諸国の経済活動再開への本気度、彼等、狩猟民族のコロナ何するものかの姿勢、同じコロナ対応なのに日本の暗いイメージとは大きく違う。
結局は欧米の本気度に引きずられる形で、安部さんの自粛強要策が破綻していくのが見える気がする。

国内でも抗体検査の報告が出始めた。データが少ないながら抗体保持者が相当居るらしい。

新型コロナウイルスの感染実態を調べるため、感染症に詳しい久住英二医師が東京都内でウイルス抗体検査をしたところ、一般市民の4.8%、医療従事者の9.1%が陽性(抗体あり)で、過去に感染していたことが分かった。
久住医師は「現行のPCR検査で判明する感染者よりはるかに多く感染している可能性が高く、確実にまん延していると言える」と指摘している。
検査は21日~28日に実施、20~80歳の男性123人、女性79人を検査した。検査に使用したのは、大手繊維メーカーのクラボウが輸入した試薬キット。国内の抗体検査で一般的に使われており、採血後に15分で判定できる。

大阪市立大学が新型コロナウイルス以外の理由で病院を受診した患者について、感染した経験があるかどうか血液中の抗体を調べたところ、312人のうち、およそ1%の患者から抗体が検出された。

別の既報であるが、慶応義塾大学病院は4月23日までに、新型コロナウイルス感染症以外の治療目的で来院した無症状の患者67人にPCR検査を行ったところ、4人(5.97%)が陽性者だったと公表した。

加藤厚生労働相は17日の記者会見で、新型コロナウイルスの流行状況を把握するため、抗体検査に着手すると表明した。「状況が整えば、関係者の協力をいただきながら早急に取り組みたい」と述べた。厚労省は月内にも始められるように準備を進めており、対象地域や規模を詰める。