湘南に吹く風

何となく物憂い世相!
庶民目線で世相を診てポジティブに考え発信するブログ

強い政府を嫌う国民性(2)

2013年03月18日 | 政治
今朝、新聞各社が先週末行った世論調査の結果が公表された(内閣支持のかっこ内は先月調査)

読売……内閣支持72(71)%、TPP支持60%、自民(支持45%、投票43%)
毎日……内閣支持70(63)%、TPP支持63%、自民(支持39%、投票41%)
朝日……内閣支持65(62)%、TPP支持71%、自民(支持44%、投票47%)

ここで注目するのは、次の選挙(参院選)で投票する政党の回答が、支持する%と投票する%がほぼ同じであり、要するに「無党派層」とする有権者は自民に投票しないということだ。
一方、公明党の支持、投票が共に8~9%あるから、合わせて過半数を僅かに上回る程度だ。

改めて、国民は強い政府を求めていないことが伺える。或いは、国民全体というより「無党派層」の大半が強い政府を嫌っているのかもしれないし、別の言い方をすれば、今迄(発足から3か月)の安倍内閣は支持するが、強くなり過ぎると何をしでかすか分からないとする不安の表れかもしれない。

また、TPP支持率が安倍記者会見を評価して相当アップした。

早すぎる桜の開花・・温暖化怖くないの?

2013年03月17日 | オピニオン
西日本各地から、そして昨日は東京でも平年より1週間も早く桜が咲いたと報じられた。
春が来たと実感でき嬉しい反面、なんでこんなに早く咲くのか心配になる。

ほんの何年か前、あれほど騒いだ二酸化炭素による地球温暖化の問題、最近は全く静かだ。
あのときの環境擁護派の人たちは、なぜ口を噤んでしまったのだろうか。

日本の世論の恐ろしいのは、あること1色になって、他は全く排除されることだ。
今は、とにかく原発怖いの1色だけで、二酸化炭素排出削減など叫べば、世論から総叩きだ。

一方、中国や韓国、そしてアセアン各国が原発建設中もしくは計画中でその数は数十基を超える。
まあ、日本で二酸化炭素を垂れ流しても、周辺国の原発が肩代わりしてくれると考えるべきか・・・

強い政府を嫌う国民性

2013年03月17日 | 政治
日本では自己改革が苦手という話の続きになるが、その原因の一つに「強い政府を嫌う」傾向があるように思う。
特に参院選において、その前の衆院選に勝った党(即ち、政権与党)が負けるというケースが、この10年、何回か続いている。
要するに、強い政権(政府)を嫌っているとしかいいようのない民意なのだ。

支持率が高かった小泉内閣時代の2004年の参院選……自民49人、民主50人
そして、安倍1次内閣時の2007年選挙……自民37人の大敗、民主60人の大躍進
民主政権(管内閣)になった2010年選挙……民主44人、自民51人

これら参院選の結果、政権与党は弱体化し、如何なる改革も野党の反対、もしくは野党の反対を見越して与党側も改革への意欲を喪失してしまった。
特に2007年選挙以降はいわゆる衆参「ねじれ」の状態になり、かろうじて予算だけは通すという改革とは無縁の6年を費やした。
その間、一つだけ、改革といえる法案が成立したが、それが消費税アップというのは皮肉な話だ。

この夏の参院選でも、TVの論者の中に、自民が勝つと中国と戦争になり、或いはアメリカの係る戦場に若者が駆り出されると真面目に論じているのもある。
要するに強い政府は戦争に走るとする漠然とした不安が民意にあるのかもしれない。