湘南に吹く風

何となく物憂い世相!
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野田さんは偉い

2012年12月18日 | オピニオン
今回の政変、主役は野田総理だと考える。

衆院の任期満了を10ヶ半月残して、しかも民主党内では幹事長を始め総反対の中、解散を断行した野田さん、勿論、その決断は即、民主党政権を終わらせるという決断であった。
それは、自分(及び民主党)では政治を支えられないという思いであったろうと推察する。

思い起こせば、4年前、解散を決断できないまま、効果的な景気対策など何も出来ずに、ほぼ任期満了まで、めんめんと総理の座にしがみついていた麻生総理(当時)、結果的に自民大敗に導き、政権の座を追われた。

それに比べれば、野田さんの決断は称賛に値する。
景気はどうしようもなく底割れが懸念され、尖閣での中国の強圧、一向に進まない震災復興など問題山積の政治、自分では支えられないとなれば総理の座から降りるのは当然のことだが、それは勇気のいることも理解できる。しかも、民主内のたらい回しでなく解散に踏み切ったのは、民主党では政治を支えられないという現実でもあったろう。

選挙期間中、野田さんの「決断、決断・・」というテレビCM、その決断とは消費税の事より、解散(
即ち、政権返上)の事だったのだ。