2019年公開
監督:チョンジェヒョン
主演:イジョンジェ・パクジョンミン・イジェイン
解説
『サバハ』は宗教を題材にした韓国映画です。
監督は“チャン・ジェヒョン”で、この人は前作の『プリースト 悪魔を葬る者』でも宗教を題材にしたオカルト系のスリラー映画を作ってます。
『サバハ』は韓国のゴールデングローブ賞と称される「百想芸術大賞」でも、作品賞と監督賞にノミネートされ、新人女優賞を受賞しました。
その批評家評価の高さもさることながら、そのミステリアスなストーリーも魅力なので一般観客の考察欲を刺激し、韓国国内の話題性もなかなかに高かった映画です。
日本ではNetflixで配信中。
ストーリー
新興宗教の不正を捜査することを生業とする極東宗教問題研究所のパク牧師(イ・ジョンジェ)は、未解決の女子中学生殺害事件を追う内に「鹿野園」という新興宗教に辿り着く。
1999年、双子の女の子が生まれました。
10分先に生まれた長女は、お腹の中で次女の足をかじって生きていました。
足をかじられた次女をグムファと名付けて育てることにし、長女は悪鬼として隠されました。
医師はすぐ死ぬだろうと言っていましたが、2014年現在も生きていました。
その間に母は病死、父は自殺しました。
出生届を出さず、隠し部屋で生活させていた長女は夜な夜な泣き、周囲の村人に何かが居ると言われていました。
そのころ、工事現場で女子中学生の死体が橋の橋脚のコンクリートの中から見つかりました。
警察が捜査を続けるうち、キム・チョルジンという男が浮かび上がりました。
パクは部下のヨセフと共に、友人の僧侶を頼り、調査を進めていました。
パクは僧侶たちからの情報を整理し、宗教が複雑に絡み合っていることを知りました。そして1999年生まれの女子中学生が数多く殺されているのも知りました。
1999年に寧越に天敵が生まれると言われ、その天敵を抹殺するために四天王と呼ばれる持国、増長、広目、多聞の4人を従え、1999年、寧越生まれの81人の女を順番に殺させていたのでした。
その殺しをさせていたのがキム・ジェソクだと分かりました。