となりの町のお嬢さん

今日までそして明日から・・・拓郎とともに

情熱  『何処へ』

2015-07-01 19:07:10 | MARATHON/情熱
『何処へ』   作詞 吉田拓郎


多くの歌の中に 悲しみがきざまれ
多くの人の心に 喜びが生まれた
誰かのために何か 出来るなどとは思わない
ただ自分の中のひとつを 書き綴っただけなのに
  僕よりもそいつらが 大きくなりすぎて
  きどったポ-ズを見せて 勝手にふるまう

例えば人を愛し 人から愛されて
溢れるばかりの気持ちで 充たされている時
言葉がいつも何より 大切なはずもなく
受話器に向かって叫ぶより 逢って確かめたい
  それが本当の恋で 真実の愛さ
  形の中での話は 唄だけの世界

僕が多くの言葉を メロディ-に乗せて
いくたび唄ったところで ひとつのエピソ-ド
だけど長い年月をかけて 唄が歩き出す
僕の想いをよそに ひとりで歩き出す
  いつかこんな世界から 抜け出した時
  誰もが全てを忘れて しまうのだろうか

  ひとりでつぶやく声は たったひとりのもの
  肩にしょいこむ事は ないのだろうけど

人はいつもひとりに 戻ってしまう筈
なのに人はいつも誰かに すがってみたくなる
自分の世界を持ちながら 何かにだぶらせて
言葉はあくまでひとつの 憧れだったのに
  
  何よりも勝るのは 自分の心
  人の生きるさまより 自分の今
  唄が例えば力を 持ったとしても
  自分に力が無ければ のめりこむだけさ



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