今日は、建築の寸法について、今でも住宅を建てる時には、3間とか4間の間口などとよくいいますが、この寸法は、何時位から使われてきたかと言いますと、中国の唐の時代の尺度で、8世紀の初めには、1尺が約29.8センチ、8世紀末には、約30センチ、平安京時代のお寺の造営などに使われた尺度が1尺30.3センチ、だそうです。今私たちが使う尺度が1尺30.33センチつまり1間、1820センチです、つまり平安の時代から変わらない寸法を使っているわけですね。さらに、大工さんが木に印しを付ける墨壷の色は、飛鳥時代から黒色、石屋さんが使う墨壷の色は、赤色と決まっていたそうです。