酔いどれコンサル 中小企業診断士・中原央のブログ

舌癌と心筋梗塞を経験した日本酒大好きな経営コンサルタント 横浜の中小企業診断士 中原央が徒然につづります。

高い度数のアルコールは飲み方が多彩になってきた

2012-02-10 11:06:17 | 酒販店売り方アイデア
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日は日中は晴れてはいたんですが、午前中のメガネ屋さんで体が冷えてしまい、難儀しました。午後はショッピングセンターで会議だったんですが、フードコートのラーメンがこれほどうまい! と感じたのは初めてです。
のち今日も横浜は晴れ…、でした。明け方から少しの間陽が射していましたが、いまの時間は雲が広がっており、ほとんど日射しがありません。

ワイン+コーラ ブランデー+炭酸水+果実? アルコール度数の高い酒類を炭酸飲料で割るなど、なんだかわけのわからないお酒の飲み方をするケースが増えてきているようです。
飲みやすさや食事にも合うことが受け入れられ、飲酒の習慣がない女性や若者らが口にしていて、種類もウイスキーだけでなく、ワインやブランデーなどに広がっているとか。




 「赤ワイン独特の渋みがコーラでやわらかい口当たりになり、すっきりと飲める」。
上の写真にある東京・港の飲食店「ビストロ・ウシベンケイ田町店」に月10回以上は来店するという川崎市の男性会社員(34)は、赤ワインをコカ・コーラで割った「カリモーチョ」にご満悦の様子。最初の一杯としてビール代わりに飲むこともあるそうです。

 カリモーチョはスペインで若者に広く飲まれていて、このお店では昨年7月からメニューに採用したところ、「若い人を中心にリピーターが多くなっている」そうです。

 ウイスキーを炭酸水で割る「ハイボール」人気の火付け役となったのはサントリー酒類。サントリーはブランデーに着目して自社の「V.O」に炭酸水とオレンジなどの果実を加えた「ブランデースプリッツァー」の飲み方を提案しています。
オレンジでアルコールを割るなら、お酒自体に独特の香りや風味のある種類はNGですよね。ましてやV.O自体がうまい酒じゃないんですから、一口で気持ち悪くなっちまいそうです。

 お酒に関しての統計では、国税庁調査による2009年度の国内酒類消費量は約853万キロリットル。ピーク(96年度)に比べて約1割減少しています。
全体の約7割を占めるビール系飲料が若者のビール離れなどで低迷しており、10年度も伸びていないため、酒造メーカー側もまさに必死です。

 一方、日経産業地域研究所の調査(11年12月時点、全国の20~40代男女1000人が回答)によると、1年前に比べてお酒を飲む量や回数が増えた人は20代が28%で他の年代を大きく上回っています。20代では今後の飲酒についても、増やしたいと考えている人が18%。さらに半数以上が「いろいろな果実・果汁を使ったお酒があるといい」と、お酒への関心が高い結果が出ています。

色々な飲み方をしてみるというのは否定しません。新しい発見があり、楽しくお酒が飲めるんだから組み合わせこそ自由にしていっていいと思います。ですがそれをすること自体が消費者の自由。飲食店で「今日の実験 新発見!」なんてノリで提供していってみるのも面白いでしょうね。

ただ、それをメーカーがやるってのはいささか疑問です。コンビニやスーパーでのお酒の品ぞろえも多彩になってきましたが、少々消費者に媚を売りすぎているような気がしてなりません。メーカーが売るべき物は質の良いお酒であるはずす。一歩踏み込んでも「飲み方提案」までじゃないでしょうかね。


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