酔いどれコンサル 中小企業診断士・中原央のブログ

舌癌と心筋梗塞を経験した日本酒大好きな経営コンサルタント 横浜の中小企業診断士 中原央が徒然につづります。

吟醸 初雪盃

2012-06-24 12:20:46 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日は結局1日中曇りのお天気でした。
今日も横浜はどんよりです。九州では大雨になっていて、だんだんと雨の範囲が東に移ってきています。明日は横浜も雨になりそうです。

今日はお酒の紹介です。
愛媛県伊予郡砥部町 協和酒造 「吟醸生原酒 初雪盃」です。


吟醸生原酒 初雪盃  酒米:松山三井


愛媛のお酒は久しぶりです。先日の日本酒フェアで買ってきました。

しぼりたての、夏の生酒です。少し色味が付いていますが、さわやかな果実感ある香りが立ってきます。

まず口当たりは柔らかく、ジェリービーンズのような甘みを持った含み香が口の中に広がります。最近、越後酒によくあるようなやや軽いあたりのお酒です。ですが、すっからかんということではありません。しっかりとした日本酒の風味も伝わってきます。

そこにもたれや臭みなどはありません。呑み進めていくうちに、ゆっくりですが、日本酒としての質感ある味が伝わってきます。

やや軽めの風味とは裏腹に、17度とやや高めです。加水加減によっては18度にしていることもあるようです。口当たりの柔らかさにだまされてすいすい行くと、後悔してしまうでしょうね。私もいま現在、まだ頭がくらくらしています。

協和酒造
http://www.hatsuyukihai.jp/

特別純米 山猿

2012-06-17 10:59:05 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日は夕方の前にいっとき雨が上がっただけで、結局ほとんどの時間で雨が降っていました。
今日の横浜は朝からどんよりです。雨はほぼ上がったとみていいのかもしれませんが、このどんよりの仕方は何か鬱陶しいですね。

今日はお酒の紹介です。
山口県山陽小野田市 永山酒造 「特別純米 山猿」です。


特別純米 山猿 酒米:穀良都(こくりょうみやこ)


この銘柄は永山酒造が平成14年に新しく出したもので、古く明治22年に品種改良によって生み出された殻良米を使っています。

色味はよく濾されているのか、とてもきれいに透き通っています。香は控えめで、ほのかな甘い香を感じます。口当たりもやや軽め、むしろ切れの良い辛口といったところでしょう。どうやらその味が、この酒米の特徴のようです。

口あけからほぼ3週間、少しずつ飲み進めてきましたが、口あけ直後よりも時間をおいてから、ようやくお酒の主張が表れてきた印象です。正直なところ、最初は何か軽過ぎてすっからかんてな感じで、あまりお酒としての味を感じることができませんでした。

それでも口当たりは柔らかく、もたれるところもありません。わずかにアルコール臭を出し始めたところですが、もったりするようなこともなく、飲みほしたあとの印象も爽やかです。

燗酒にした方がいいかもしれませんね。今回は分けて飲んだこともあって、すいすいとやってしまい、燗につけるアイデアがありませんでした。

永山酒造
http://www.yamanosake.com/index.html

ところで山口県では二つの男山が存在しているようです。だいぶ前に貴という銘柄を紹介しましたが、こちらは永山本家酒造場で、宇部市にある株式会社です。

一方、きょう紹介している永山酒造は合名会社、宇部と厚狭という隣りあった土地で両方とも男山を看板に掲げています。

特別純米 八鹿

2012-05-27 10:15:00 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日はいいお天気でした。お昼ごろの一時はやや雲がかかり気味でしたが、気温も上がり、暑いくらいでした。
横浜は今日も晴れ。なんか昨日よりものどかな感じがしています。

今日はお酒の紹介です。珍しく、九州は大分のお酒です。
大分県玖珠郡九重町 八鹿酒造 「特別純米 八鹿」です。


特別純米 八鹿 酒米:山田錦


上の写真のように、透明な瓶に詰めて色味のきれいさを強調しているのでしょうか。とてもよく透き通った色味のお酒です。香はよく嗅いでみると、ほのかな甘さと麹の香りなんでしょうか。このお酒の特徴ともいえる香りを感じます。

味はというと、まずはっきりとした酸味が伝わってきます。濁りがないためにとても軽い口当たりです。最近の越後酒のような淡麗を狙った作りなのかもしれません。

日本酒のしっとりとした風味が感じられないため、酸味のほかにインパクトがありません。よ~く濾してあるからか、日本酒を飲んでいるとは思えない感じです。

胃の腑に納まるという感覚もないため、正直なところお酒を飲んだ気がしません。純米吟醸か、純米大吟醸あたりでないと味が出てこないのかもしれません。

八鹿酒造
http://www.yatsushika.com/

大吟醸 北秋田

2012-05-20 12:13:36 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日は1日中いいお天気でした。
のち今日の横浜は朝の一時だけ陽が射し、そのあとは曇りがちのお天気となっています。明日の金環食は降水確率が40%だとか。うまく観測できるといいですね。

今日はお酒の紹介です。
秋田県大館市 北鹿 「大吟醸 北鹿」です。


大吟醸 北秋田  酒米:山田錦


色味はとてもきれいで、よく濾された印象です。香もおとなしめ。かすかに果実感ある香りを感じますが、他には無駄に立ってくる香はありません。

口当たりはやや辛の印象です。ほのかな酸味があり、さわやかな風合いのお酒です。味に濁りはなく、淡麗感があります。どちらかというと軽い風味ですね。

くさみがないので飲みやすさはありますが、日本酒としての強さはあまり感じることができません。正直なところ、さらにひと口飲み進もうという、どんどんと進んでいくお酒ではないですね。

北鹿
http://www.hokushika.jp/

純米 花の舞 伊勢屋

2012-05-06 10:08:24 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日はこのゴールデンウィークで初めての快晴となり、気温も横浜でも25度を超えるなど、暑いくらいでした。
今日も横浜は晴れ。とてもいいお天気ですが、やや風があり、体感温度は昨日よりも少し低いですかね。

今日はお酒の紹介です。昨日アップしようと思って、おととい開けたんですが、ちょっと味の評価に自信がなく、今一度飲みなおしてからということにしたので、1日開いてしまいました。

紹介する銘柄は 静岡県浜松市 花の舞酒造 「純米 伊勢屋」です。


純米 鶴見小野 伊勢屋


これは横浜鶴見小野にある伊勢屋さんという酒屋さんが、花の舞の純米酒に店名をラベリングさせたお酒で、贈答用を中心に販売しているようです。先日女房が買ってきてくれました。

まず色味ですが、とてもよく濾されている感じで、全く色味がありません。次に香ですが、これにも目立った特徴はありません。

さて味はというと…。口当たりも軽やかで、少し酸味を感じるものの、こちらも目立った特徴は感じられません。なんともはや、味まで無色透明といった印象です。濾過しすぎじゃないかと思いますが、これが製品の特徴だとするならあまりにも味が貧弱です。

4年前に純米大吟醸を試した時は、ややこってりした、しかし質感をはっきりと感じさせるものがあったんですが、このお酒は何もないですね。詰め口は今年の1月ですから、新酒として出しているのは確かです。

ちょっとお酒としての評価はできないですね。私としてはこのお酒は、絶対に人にあげてはならない、また自分で買うというドライブがかけらもかからないうちの1本となりました。

花の舞酒造
http://www.hananomai.co.jp/

純米大吟醸 平泉

2012-04-29 11:45:47 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日は10時ぐらいまでは雲が多かったんですが、お昼前ぐらいから晴れ、いいお天気になりました。
今日はさらにいいお天気ですね。陽射しが強く、暑いくらいです。

今日はお酒の紹介です。久しぶりに日本酒を飲みました。
岩手県一関市 両磐酒造 「純米大吟醸 平泉」です。


純米大吟醸 平泉  酒米:吟ぎんが
          種麹:黎明平泉  酵母:ゆうこの想い


かすかに色味のついたお酒です。柔らかく、たおやかな印象の香りが立ってきます。常温で、取り立てて強い香はありませんが、優しい雰囲気を醸し出しています。

味もほどよい酸味が重さを消し、また口に広がる酸味もそれほど強いわけではないので、とても穏やかです。

これは麹の特徴なのでしょうか。少しジェリービーンズのような風味を感じます。これは山形県の後藤酒造店が出している「酒中楽康(しゅちゅうらっこう)」と同系統の味で、とても特徴的です。

お酒の全体像としては重さやくどさのない、とても爽やかな口当たりで、のど越しも穏やかな風味に仕上がっています。

燗上がりでは味が抜けてしまいます。通年できちっと冷やして飲るのがいいでしょう。

口当たりとは裏腹に、このお酒の持つ芯の強さは一級品です。この酒を口にする前に、初ガツオをニンニクで食していましたが、口に残るそれらの臭みもぴたっと消すほどの強さを持っています。呑み進むほどに穏やかになり、また次のひと口を誘う、飲兵衛にとっては病みつきになるお酒ですね。

両磐酒造
http://www.seisyu-kanzan.com/

紀州の碧

2012-03-31 10:15:14 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日はずっと曇っていて、ほとんど陽射しがありませんでした。気温が上がってくれたので、手足の冷えも治まってきました。これからはすごしやすくなる季節ですね。
のち? ときどき横浜は今日も曇り空です。昨日よりもかなり風が強く、雲がどんどん動いていて、そのため気まぐれに陽が射すこともあります。横浜の市街地やランドマークタワーもかすんでいます。
ん? そうこうしているうちに雨が落ちてきました。

今日はお酒の紹介です。
和歌山市 世界一統 「紀州の碧」です。


紀州の碧  酒米:オオセト


良く濾されている、きれいな色味のお酒です。酒器に注いだお酒からは、嫌みのない穏やかな香りがほんのりと感じます。

口に含むとかすかにとろみを感じます。くさみやもたれはなく、とても抑えの利いた、穏やかな味のお酒です。ぐいと口に含むと、しっかりとした酸味が主張してきます。重さがない分すっきりとした印象で、すいすいと飲めてしまいます。

後口もきれいでさわやかです。どっしりとしたうまみや辛さを求める向きには、ちょいと物足りなさを感じるかもしれません。日本酒を飲みつけない人や、女性にお勧めできるお酒ですね。

世界一統
http://www.sekaiitto.co.jp/

白笹鼓

2012-03-18 12:29:32 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日は1日中ずっと雨でした。しかしそんなに冷え込んだわけではなく、マフラーを使いましたがコートは不用でした。
今日も横浜は雨模様。今は止んでいますが、まだ降るかもしれません。

今日はお酒の紹介です。
神奈川県秦野市 金井酒造店 「白笹鼓」です。知り合いの酒屋さんが試飲用に提供してくれました。


白笹鼓  酒米:五百万石


神奈川県内のお酒としては珍しく、色味が少しついています。アル添酒なんですが、増醸のためではなく、発酵を止めるための添加かもしれません。

よ~く鼻を近づけて香を感じ取ろうとしましたが、目立った香りは立ってきません。

口当たりは柔らかで、また臭みもなく、日本酒としての質感も感じられます。この口当たりのバランスは絶妙です。

ただし、味がきれいすぎる印象もあります。飲みほしたあとにアルコールの強さが上がってきて、あまり次のひと口に進みません。味全体の「へたれ感」がないので悪くはないのですが、物足りなさがかってしまいます。

神奈川県内のお酒はうまいのがないですね。せいぜい熊沢酒造の照手姫ぐらいですが、値段が高い! そして総じてのったりとして軽やかさのないくすんだ味のお酒が多く、それらも味に対してのコストパフォーマンスがよくありません。調達から販売に至るまでのコストが高いんでしょうかね。それとも腕が悪いんでしょうか。

金井酒造店
http://www.shirasasa.com/top.htm

減農薬純米酒 田从

2012-03-11 12:07:24 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日はずっとどんよりでした。
今日はようやくお日様が顔を出しました。ときおり雲がかかって陰りますが、洗濯もなんとか乾きそうです。

今日はお酒の紹介です。
秋田県横手市平賀町 舞鶴酒造 「減農薬純米酒 田从」です。


減農薬純米酒 田从  酒米:ふくひびき


しっかりと色味のついたお酒です。純米酒ではありますが、ほんのりと吟醸酒のような香が感じられます。

お酒の口当たりは色味の印象よりもかなり柔らかく感じます。やや軽さがあり、意外とすっきりとした風合いのお酒になっていて、すっと口に入ります。

のど越しも切れが良く、後口のもたれがありません。

まず色味の印象で濃厚なタイプのお酒を思わせ、しかし香りが柔らかさに驚き、すっきりとした味にほっとする、いくつもの波が感じられる楽しいお酒です。

今回手に入れたお酒は酒屋で4年間寝かしていました。なかなかの味に育ち、とてもよい雰囲気です。

舞鶴酒造(秋田県酒造組合)
http://www.osake.or.jp/kuramoto/h321.html

純米 古蔵の雫

2012-03-04 10:47:52 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日はずっとどんよりでした。
今日も雨こそ降っていませんが、いつ雨が落ちてきても不思議ではないほどどんよりとしています。このところずっとこんなお天気ですね。今日から火曜日にかけては雨になるという予報です。

今日はお酒の紹介です。
新潟県阿賀野市 越つかの酒造 「純米 古蔵の雫」です。


純米 古蔵の雫  酒米:美山錦


最近の越後酒には珍しく、少し色味のついたお酒です。香もまた柔らかく、ほんのりとした果実感ある香りがふわっと立ってきます。

口当たりはやや強めの辛口、しかし何というのか、口に含んだ瞬間にスカンとどこかへ抜けていってしまうほどの軽口のお酒です。

うまみをほとんど感じない淡麗酒で、最近の越後酒の王道を行ってしまっています。味自体が軽すぎて評価の対象になりません。まずいとは言いませんがうまくはありません。

越つかの酒造(通販サイト)
http://www.osakenet.jp/