福は内のつぶやき 北方領土の日

何となくオリンピックを日がな一日鑑賞する。

開会式、パフォーマンスに「中国色」がほぼ皆無、と思った。芸術的な中国臭さ、と言うか。

プロデューサーのチャンイーモウが空気読めてる、と言うか。

どっかの国みたいに東京っぽさを前面に出そうとして中途半端な事になってカオスになったのとは違う、と言うか。

つまり「いらん事せん方がええんかも知れんな」、と言うか。

または、開会式だけ観るとどこの国のイベントかぱっと見わからん、と言うか、これってサステナブル？（多分違う）

ただ、スピーチが始まる度に「偉大なる習主席・・・」と言われて、ハッとする。

で、これ見よがしに少数民族の方が出たり、「Imagine」が流れたりすると、薄気味の悪さにぞわっ・・・・とするんだけど。なんか怖い。



それはそれとして、競技、始まりまして、おばちゃん感心するんだけど、みんな若いのにしっかりしてるわね。

ウィンタースポーツ系って、ほら、見た目がアレでしょ、えーっと、チャラい感じだからチャラいのかと思いきや、

インタビューなんかすると、すごくしっかりしてて、びっくりするんですわ。

それくらい肝が据わってないと世界の頂点には立てないのかもね、とは思うけど、何て言ったらいいのか「わきまえてる」って言うのかな。

ちゃんと理解して、ちゃんとした場ではちゃんとした事をちゃんと喋る、ってのが、身についている感じ？

おばちゃんなんか、何かで道を極めたもんも無いので、このままちゃらんぽらんで終わるんだろうけど、観えてる世界が違うんだろうねぇ。

その中で、モーグルの子（あんりちゃんじゃない他の子）が試合後インタビューに答えてて、ニコニコして可愛いかったんだけど、

唐突に「この４年間、滑ってて楽しいって思わなくて辛いばっかりだったのに今日初めて一日楽しかった」と、ホロっと漏らして涙目になったのを見て、

んー、スポーツで道を極めるって、どういうことなんだろうねぇ・・・と、いろいろ考えました。