最近、立て続けに「医療」関係の漫画を読む。
ひとつは、好きなブログの主さんの家庭に起こった出来事、
「夫が骨肉腫になりました」
いや、もう、タイトル見ただけで、
腰が抜けそうなくらいビビるんだけど・・・(汗)
幸い、夫さんは病気から生還されているので、ご安心下さい。
ただただ「怖い」とか「お涙ちょうだい」というお話ではなく、
そこは作家さんの力量なのか、
「医者のセカンドオピニオン」や
「一家の大黒柱が倒れたら」というお話を、
とても冷静な目で読むことができました。
そして、自分たちが子供の頃、
とても怖い病気としてドラマで取り上げられていたこの病気、
今は医学の進歩のおかげで、不治の病、では無くなったのだ、と、
そこをとても力説されていました。
ただ、夫さんの症状は「世界にひとつの症例」だったとかで、
治療方法をめぐる、患者と医者の「闘い」も、
とても勉強になりました。
で、このお話の中で、「医療に対する不信感」を抱くきっかけ
(あ、最後はご家族も含めていろいろと「納得」されているのですが)
になったのが、最初の症状を訴えてから、
本当の病気に行き当たるまで、相当の時間がかかってしまったこと。
確かに「世界的に珍しい」症例ですから、診断も難しかったとは思いますが・・・
そこで、もうひとつの本、
「フラジャイル」
以前から気になっていたのですが、
やっと本屋さんで見つけた。
医療マンガ、と言っても、
オペもバリバリこなす華やかなドラマのような話ではなく、
「病理医」という、血液や、細胞などから病名や、
病気の進行具合を鑑別する医師のお話。
まさに医療の大事な裏方さんなのですが、
いや、もう、作中、オペの場面は出てこないし、
患者さんとの「心温まるふれあい」も無いし、
今まで聞いたことも無い専門用語でコマが埋まるし、
完全に裏方として、
ただひたすら「医師vs病理医」が喧嘩しているという(汗)
医療ドラマなんかにしたら面白いだとうとは思うんだけど、
何しろ、上に書いたように、ドラマにするには地味なのね・・・(笑)
だけど、とても大事な話。
「正しい病名を迅速に判断」する、
患者の命を左右する、とても重要で責任の重い仕事。
ここまで「変人」の病理医は現実には居ないにしても、
きっと、医者に言い負かされるような性格だと、
間違いなくココロが折れる職場だ・・・
そして、どんなに正確無比な仕事をしても、
患者さんから直接感謝されることは無いという・・・
(実際、資格を持つ医者の割合は少ないそうで、引く手あまたらしい)
こりゃ、変人じゃないと勤まりそうに無い。
あと、優柔不断な自分には絶対無理・・・
とは言え、常に、必ず、一瞬で正確な病名を探し当ててもらえるとは限らない。
そこは、病院の裏に隠れた「有能な病理医」に当たるか、
「見つかりやすい症状」に当たるか、じゃないと、
医者は万能ではないのだ、と思い知る。
・・・と、なんだかんだと言ってみても、
怖くないよ、と言われたとしても、
自分や家族が病気になるのはやっぱり、怖くて怖くて仕方ないのだ。
ここ数年、「大きな病院だから全ての病気が見つかる」とは限らない、
という経験が続いちゃってね・・・
なんだか、とほほ・・・なんだけど、
できれば、こんな有能で、
どんな高名な医者にも負けない、
優秀な病理医さんが、沢山生まれることを祈っています。
(だから、このマンガがもっと売れたらいいと思う)
ひとつは、好きなブログの主さんの家庭に起こった出来事、
「夫が骨肉腫になりました」
いや、もう、タイトル見ただけで、
腰が抜けそうなくらいビビるんだけど・・・(汗)
幸い、夫さんは病気から生還されているので、ご安心下さい。
ただただ「怖い」とか「お涙ちょうだい」というお話ではなく、
そこは作家さんの力量なのか、
「医者のセカンドオピニオン」や
「一家の大黒柱が倒れたら」というお話を、
とても冷静な目で読むことができました。
そして、自分たちが子供の頃、
とても怖い病気としてドラマで取り上げられていたこの病気、
今は医学の進歩のおかげで、不治の病、では無くなったのだ、と、
そこをとても力説されていました。
ただ、夫さんの症状は「世界にひとつの症例」だったとかで、
治療方法をめぐる、患者と医者の「闘い」も、
とても勉強になりました。
で、このお話の中で、「医療に対する不信感」を抱くきっかけ
(あ、最後はご家族も含めていろいろと「納得」されているのですが)
になったのが、最初の症状を訴えてから、
本当の病気に行き当たるまで、相当の時間がかかってしまったこと。
確かに「世界的に珍しい」症例ですから、診断も難しかったとは思いますが・・・
そこで、もうひとつの本、
「フラジャイル」
以前から気になっていたのですが、
やっと本屋さんで見つけた。
医療マンガ、と言っても、
オペもバリバリこなす華やかなドラマのような話ではなく、
「病理医」という、血液や、細胞などから病名や、
病気の進行具合を鑑別する医師のお話。
まさに医療の大事な裏方さんなのですが、
いや、もう、作中、オペの場面は出てこないし、
患者さんとの「心温まるふれあい」も無いし、
今まで聞いたことも無い専門用語でコマが埋まるし、
完全に裏方として、
ただひたすら「医師vs病理医」が喧嘩しているという(汗)
医療ドラマなんかにしたら面白いだとうとは思うんだけど、
何しろ、上に書いたように、ドラマにするには地味なのね・・・(笑)
だけど、とても大事な話。
「正しい病名を迅速に判断」する、
患者の命を左右する、とても重要で責任の重い仕事。
ここまで「変人」の病理医は現実には居ないにしても、
きっと、医者に言い負かされるような性格だと、
間違いなくココロが折れる職場だ・・・
そして、どんなに正確無比な仕事をしても、
患者さんから直接感謝されることは無いという・・・
(実際、資格を持つ医者の割合は少ないそうで、引く手あまたらしい)
こりゃ、変人じゃないと勤まりそうに無い。
あと、優柔不断な自分には絶対無理・・・
とは言え、常に、必ず、一瞬で正確な病名を探し当ててもらえるとは限らない。
そこは、病院の裏に隠れた「有能な病理医」に当たるか、
「見つかりやすい症状」に当たるか、じゃないと、
医者は万能ではないのだ、と思い知る。
・・・と、なんだかんだと言ってみても、
怖くないよ、と言われたとしても、
自分や家族が病気になるのはやっぱり、怖くて怖くて仕方ないのだ。
ここ数年、「大きな病院だから全ての病気が見つかる」とは限らない、
という経験が続いちゃってね・・・
なんだか、とほほ・・・なんだけど、
できれば、こんな有能で、
どんな高名な医者にも負けない、
優秀な病理医さんが、沢山生まれることを祈っています。
(だから、このマンガがもっと売れたらいいと思う)