三毛にゃんこごくろうさん

日々のよしなしごとを・・・

傘が無い

2010年11月02日 12時00分00秒 | あれこれ
「めぐろのY子」さんのブログを見ていてふと思い出した。
【雨の思い出】


知らない人と相合傘をしたことありますか?

私はあります。2回ほど。

1回目

高校時代、バス通学だったけど、家からバス停まで自転車で15分かかる。
雨の日なんかめっさ面倒くさくてブルーだったよぅ。。。
カッパを着て傘をさすんだけど、その朝はどうにも虫の居所が悪かった(笑)
母親に傘の変わりにヘルメット(中学時代の)被れ、と言われ、
「嫌だ」「被れ」「嫌だ」「被れ」・・・の不毛な争いを続けた挙句、
ぶち切れてカッパだけ(フード無し、傘無し)で家を飛び出した。
・・・バカだな(恥)

当然髪の毛はずぶぬれなんだけど、
これがまたバス停にも屋根が無く(爆)、
濡れるがままにバスを待っていたバカ女子高生。
(いつも早い時間に出ていたのでお客さんも少ない)

すると、同じ高校の制服を着た、(多分)先輩の女の子が、
「どうぞ」と、自分の傘に入れてくれたのだ。

高校生と言えば、赤の他人とはなるべく関わりたくない微妙なお年頃。
それなのに、その振る舞いがとてもさりげなくて爽やかで、
コドモみたいなことをやっている自分が恥ずかしくて・・・
(彼女はまさか喧嘩して傘を持たずに家を出たとは思わなかっただろうなぁ(汗))

「ありがとうございます」の後はバスが来るまで無言の二人であった・・・


2回目

社会人になって10年くらい、
先日酒祭りがあった西条駅から電車で広島市内に通勤していた。
家から駅までは車で、駅から歩いて5分くらいの駐車場を借りていた。
当時、駅のすぐ近くには手ごろな値段の月極駐車場が無かったので、
線路沿いの暗い道を歩いて行かなければならない。
これが結構怖かったりして(汗)

で、ある日の夜、駅から駐車場まで帰ろうとしたら、結構な雨。
傘を持ってなくて、どうしよう・・・と思ったけど、
ま、5分だし、家に帰るだけだし。ということで駅を出てぼちぼち歩き始めた。

すると、薄暗い道で、後ろから歩いてきた男性が、
「傘に入りませんか」と声をかけて来たのだ。

げっ!!!

いや、嬉しいのですが、夜道ですし、他に人が居ないのでちょっと怖いのですが・・・

と思いつつ、好意を無駄にするのもアレなので、
そのまま傘に入れていただきました。(いいのか?それで・・・)

するとその方、背の高いシルバーグレーのナイスミドル(←褒めすぎ?(爆))
スーツをぴしっと着込み、片手にはかっちりとしたブリーフケース。
コロンの香りを漂わせる、渋好みなら着いて行きそうないい雰囲気を醸しております。

「急に降り出しましたね。念のために折りたたみ傘をいつも持ってるんですよ・・・」

的な、オトナな語り口でしばらくお話してくださいました。


・・・こりゃ、うっかりすると、惚れるな・・・。


そんなことを一人勝手に妄想しつつ、楽しい時間は5分で終了。
駐車場の入り口で「あ、ここで。どうもありがとうございました」とお別れの時間。
おじさまは、軽く会釈すると颯爽と雨の夜の道に消えていきました。

かっけぇ~~~~!!かっけぇよをい!!
若造にはこんな立ち居振る舞い出来んだろ!!

いや、それ以上何の進展もありませんでしたけどね(爆)


どっちにしても、軽くできそうでなかなかスマートには出来ない、
赤の他人に傘を差し出すという行為。
こんなオトナにならんといかんなぁ・・・と思う今日この頃でした。




※ちなみに、傘をさして自転車を運転することは、現在は条例で禁止されております。
 お巡りさんに捕まるので、よい子のみんなは真似しないでね!!






ちなみに「めぐろのY子」さん。大好きなブログです。

【本当の優しさとは?コーヒー牛乳編】
【老犬ダッグス】

個人的にもっそツボに嵌る日があるので、
仕事中のチラ見には要注意です。(←お前だけだ)

コメント (10)
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