さて、 この間の話の続きです。
「ルド」の2回目の青森への帰省のときのできごとでした。
この時は、「ちょろ」もいたので、2匹連れての旅になりました。
(キャリーケース2個は重かったなー。)
「ちょろ」は昨日も書いた通り、ずーっと”借りてきた猫”……。新しい環境に緊張しっぱなしで、檻の中で小さくなっていました。
一応、向こうでは猫用に大きな檻を用意し、「ルド」は慣れてくると、リードに繋いで、玄関のところに座っていました。
「ルド」は2回目とあって、だいぶまわりに慣れた様子でした。
それは、東京に帰る直前のことでした。
「あれ!? ルドがいない!!」
玄関のリードは、もぬけの殻…。
「こんな時に、どこへ行っちゃったんだろう……!!?」
心配して、みんなで近くを捜しましたが、あてもなく、何しろ広いところなので、帰ってくるのを待つしかありません。
電車の時間が迫っています。
もう、仕方がないから、このまま私たちは「ルド」を置いて帰り、夫が週末にもう一度来てみる とまで覚悟しました。
その時、「ルド」が、実家の裏の山の方から戻ってきました。
胸をなでおろしたのもつかの間…。
……!? 左の横腹に何か変なものをくっつけています。
ゴキブリホイホイの巨大版みたいな”ネズミ取り”でした。
どこかの家で仕掛けてあったのでしょう。
はがすと、粘着液がおなかのところにべったりと大量にはりついていました。
落とそうにも落とし切れず、時間もなかったので、一旦、そのまま東京に連れて帰りました。
家に帰ってからも、石鹸やら、クレンジングオイルやら、…あらゆる思いつく手を尽くしましたが、キレイには取れませんでした。
そのうち、「ルド」の横腹の毛は抜けて、無残な姿になりました。