猫絵日記

絵を描きながら、猫と私のささやかな日常を綴っています。

絵の個性のルーツ

2015-06-27 07:36:03 | 日記


「くろ」は大きな目が印象的です。

この目で見つめられると 無視できなくなります。 魔性があります。

「いいこ いいこ…」「おなかすいたの?」と先回りし過ぎてしまうのです。

小柄でちんまりしていると思っていたのですが

よく見たら、案外 肉付きいいかも…!?。



下書きの線を何本も何本も重ね、探りながら、一本の線を捜す。

ようやくだいたいこんな感じかな と思って描きすすめると、

「あれ? 形が違う。」 また新しい課題が…
なんて事がザラにある。

「あー まだまだだな。形さえとれないんだから…。」
なんて思いながら描いています。
未熟者です。



昔、高校生の頃だったか、
木炭や、鉛筆で 黒一色で 
石膏像や幾何形体などの
基礎的な立体の写生をたくさん描いていたとき、
単色で同じものを描いても、個性が出ることに気が付いた。

例えば、
描くプロセスは ほとんど同じなのに、
○○さんと、△△さんのとは何か違う。


描く人の頭を通ると、その人らしさが出るのが不思議だった。
自然に出てくる。意図したものではないのに。 だから、正解がないのだ。

でも そのあたりがその人らしい個性のルーツなのかもしれない。




コメント
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