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宮部みゆき「きたきた捕物帖」

2022年07月09日 | ま行の作家
宮部みゆき「きたきた捕物帖」

PHP文芸文庫
2022年3月 第1版第1刷
解説・細谷正充
432頁

16歳の北一
幼い頃に迷子になったところを深川元町の岡っ引き・文庫屋の千吉親分に拾われ末の子分をしています
といっても主な仕事は文庫(本や小間物を入れる箱)売りで、特に思うところもなく毎日を過ごしていたのが、千吉親分がふぐの毒にあたって亡くなり岡っ引き稼業は止めることに
文庫屋稼業は一の子分の万作とその女房おたまが引き継ぎます
千吉親分のおかみさんの口添えもあり万作夫婦の下で文庫売りを続けることになったちょっと気弱な北一が相棒となる喜多次と出会い、親分のおかみさん、差配の富勘など、周囲の人に助けられながら、さまざまな事件や不思議なできごとを解き明かしていく物語のシリーズ第一巻です

捕物帖とはいえ、北一はまだまだ未熟者で難事件ではなく、市中で起こる大小のトラブル、もめごとを解決する何でも屋さん
タイトルの「きたきた」は北一と喜多次、2人の『きたさん』のことですが、本書では喜多次はまだ北一の相棒とまでは呼べない関係で顔見世といったところでしょうか

「ふぐと福笑い」「双六神隠し」「だんまり用心棒」「冥土の花嫁」

第二巻以降、2人のきたさんの成長と活躍が楽しみです


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