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おうち映画(日本)・明日の食卓/フォルトゥナの瞳

2022年08月28日 | 映画(国内)
「明日の食卓」
2021年
【チャンネルNECO】

原作 椰月美智子

“石橋ユウ”という同じ名前の息子を育てる3人の母親たちの物語を描きます

2人の息子を育てる43歳のフリーライター・石橋留美子(菅野美穂)
アルバイトを掛け持ちする30歳のシングルマザー・石橋加奈(高畑充希)
夫と優等生の息子に囲まれて暮らす36歳の専業主婦・石橋あすみ(尾野真千子)

年齢も住む場所も家庭環境も異なる彼女たちには“石橋ユウ”という名前の小学5年生の息子がいるという共通点がありました
それぞれ忙しくも幸せな日々を送る彼女たちでしたが、些細な出来事をきっかけにその生活が崩れていきます

こんなのを観ると将来子どもを生み育てるのが怖くなるのでは?
危惧してしまうようなヒューマンサスペンスでした

留美子と加奈の生活と子供との関係は自分の経験を思い出して理解できましたが、あすみに関しては疑問多し
夫の無理解、ママ友とのトラブル、姑との関係、担任教師に「うちのユウは良い子です」と言い切る自信、そして何よりサイコパスのようなユウの言動、ここまではやりすぎではないかと思い引いてしまいました

しかし尾野真千子さんをはじめ菅野さん、高畑さんの演技は素晴らしかった!
どなたがどの母親を演じても成り立つ作品だったと思います
逆に、男たちは皆ダメ!

映画冒頭に出てくる子供への虐待シーン
誰があの母親なのか?
ラストで明らかになります
“石橋ユウ”の母親は日本社会にたくさんいるのだと思います
子どもに「僕なんか生まれてこなければ良かった」と言われるようなことのない社会になれば、と強く願います





「フォルトゥナの瞳」
2019年
【チャンネルNECO】

原作 百田尚樹

幼少期に飛行機事故で家族を失い、友人も恋人もなく生きてきた木山慎一郎(神木隆之介)
死を目前にした人間が透けて見えてしまう能力=フォルトゥナの瞳を持っていることに気づいてしまい生活が一変します
なぜ、このような力を持ってしまったのか苦悩の日々の中、ある日、携帯の修理依頼にショップへ出かけた慎一郎は店員の桐生葵(有村架純)の手が透けて見えることに気づきます
葵の命を救った慎一郎は体調に異変を感じ病院で診察を受けます
驚くことに、診察してくれた医師(北村有起哉)もフォルトゥナの瞳を持っており、人の命を救うと自分の身体を傷付けることになるので手を貨さないように、と言われます
慎一郎の飛行機事故と同様、医師も生死の境を彷徨うような体験をしており、それでフォルトゥナの瞳を身に着ける人が出てくるらしい、とのことでした

葵が気になる慎一郎は再びショップを訪ね…互いに惹かれあった2人は交際を始め、幸せな日々を過ごします
2人の恋がとても優しくて穏やかで幸せそうで、恋って良いな~、なんて思いました
結婚を意識し始めた2人でしたが、再び葵の姿が透けて見え始め…

フォルトゥナとは、ラテン語などで幸運を意味する言葉とのこと
また、ローマ神話の女神でタロットカードなどでは運命を決める舵輪を持っている姿が描かれているそうです
百田さんが描きたかったのは幸運ではなく運命のほうでしょうか

あれほど幸せそうだった2人が…
酷な運命です

神木隆之介さんと有村架純さんのラブストーリーとしては良かったけれど全体に物足りない印象です

医師でフォルトゥナの瞳を持っているのは辛過ぎませんかねぇ
そこら辺、原作ではもっと深く描かれているのかしら

3/4くらいまで観て再生停止
また後で、としたはずが録画削除しちゃったみたいで、続きを観ようとしたら録画番組の中に無くて…
どこかにないか探したらAmazon Prime Videoで発見
無事、最後まで鑑賞できました
自分で自分のやったことが信じられませんでした(;・∀・)



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