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映画・ニシノユキヒコの恋と冒険

2014年02月16日 | 映画(国内)

 

2014年 日本
原作 川上弘美

 

 

何度も言っていますが、軽い恋愛映画はほとんど鑑賞しません
しかし川上弘美さん原作ということで-期待は少な目に-映画館へ行ってきました

 

ルックスもよく、仕事もでき、セックスもよく、女には一も二もなく優しい
そして、女に関して懲りることを知らず、愛を求め続けた男、ニシノユキヒコ(竹野内豊)
彼の周りにはいつも魅力的な女性たちがいた
会社の上司・マナミ(尾野真千子)
マンションの隣室に住む昴(成海璃子)とタマ(木村文乃)
元カノで一度はユキヒコの元を去ったけれど未練があるらしいカノコ(本田翼)
料理教室で出会ったサユリ(阿川佐和子)
過去に不倫関係にあった夏美(麻生久美子)

 

ある日、自動車事故で突然死んでしまったユキヒコが幽霊となって夏美の娘で中学生のみなみ(中村ゆりか)の前に現れる
みなみが幼かった頃、夏美と別れる前に『死んだら会いに来る』と約束していたから、というのがその理由
夏美は家にいない、と話してもお構いなし、マイペースのユキヒコに徐々に引っ張り込まれていくみなみだった
オーディションで選ばれたという中村ゆりかチャンがまったく下手くそでね~
(彼女の括れていない足首がキライ)
退屈で退屈で、あぁやっぱりこういう映画は合わなかった、と思い始めたところで阿川佐和子さん演じるサユリが登場
サユリがユキヒコの葬儀会場でみなみにユキヒコが過去に付き合った女性との諸々を話していくのです
マナミ、昴、タマ、カノコ
どの女の子も可愛い、でも切なかったですねぇ
中でも一番はマナミ・尾野真千子さんです
しっかりした堅物っぽい女性なのですが、ユキヒコとの関係が進むに従って、どんどん女性の感情が表に出てきます
このまま泥沼恋愛関係にのめり込むと思いきや、結局ユキヒコからのプロポーズを断ってしまうんですねぇ
振られたユキヒコは「寂しい」と呟くのですが、どうにもなりません
この微妙な空気、ニヤニヤ笑ってしまいました

 

 

ユキヒコがモテる理由は?
相手の女性が望んでいることが分ってしまい、それに応えてしまう
スマートでかっこよくて優しくて、どこか寂しそう
計算高くなく、いつの間にか距離が縮まってしまう
ユキヒコ自身は常にフラットで寛容で、相手の気持ちを優先する-実家が裕福という点から納得-
まぁ、それとモラルは別物なのですが…

厭味なくこんな役を演じられるのは竹野内さん以外に思い当たりませんね~

 

あと
重要な役割を持つのが鳥・犬・猫たち
特に猫の動きや表情がなんとも言えません
猫好きな方には、その時の猫の心理状態まで読みとれるのではないでしょうか

 

 

川上弘美さんの原作を早く読まなくっちゃ!
(原作でお口直ししなくっちゃ!) 

ところで、ユキヒコの恋はわかるのですが冒険って???

原作を読んだら理解できるかしら

 


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