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映画・泣き虫しょったんの奇跡

2018年09月13日 | 映画(国内)

 

2018年

【伏見ミリオン座】

 

35歳でアマチュアから異例のプロ入りを果たし、将棋界の歴史を変えた棋士・瀬川昌司=しょったんの実話を主演・松田龍平で描きます

 

昨年よりの藤井聡太七段の活躍もあり注目度アップの将棋界ですが、ワタクシ将棋は日曜の将棋番組を録画している主人に付き合ってたまに見るくらいで駒の動きも何もほとんど知りません

主演の松田龍平さんと豪華な共演者に惹かれて観てきました
国村隼、野田洋次郎、永山絢斗、染谷将太、新井浩文、松たか子、小林薫、藤原竜也
贅沢ですよね~

 

誰もが簡単にプロの棋士になれるわけではありません
プロ棋士になるためには、まず試験を受けて奨励会に籍を置かなければなりません
さらに26歳の誕生日を迎える年のリーグ終了までに四段にならなければ退会、プロ棋士への道はそこで絶たれてしまうのです
厳しいですね
テレビでよくお顔を拝見する人気棋士の方々以外の皆さんも“並”の強さではないのです

 

子供の頃からの夢を実現させるべく14歳で奨励会に入ったしょったん
すぐ四段に進み、プロ棋士になれると高を括っていたしょったんですが…

 

対局シーンの緊張感は半端ありません
棋士の一挙手一投足、視線、汗、ほんの少しの動きにもドキドキ
それが何番も描かれるのです
その緊張を和らげてくれるのが、ずっとしょったんを応援し見守ってくれた家族、小学校時代の担任の先生、ライバル&親友たちとの温かく優しいエピソードです
それらがクライマックス一気に花を咲かせるのです

 

何度も涙を流すしょったん
もらい泣きしてしまったのは…あのシーン
おそらく、鑑賞された誰もが、あのシーンは忘れられないのではないでしょうか
あのシーンでのしょったんの台詞は、プロ棋士を目指している全ての人々に、将棋に限らず夢の実現に向けて頑張っている人々に強く訴えるものがあったと思います

 

 

 

冒頭とエンドロールの後には駒を並べる指先が大きく映ります
「ピシッ」という音が印象的です
駒を並べる、動かす、それらの所作は武道や茶華道にも通じるように思いました
所作の美しい人は、それだけで数段上に見えますね

しょったんがプロ棋士になれたのは
奇跡ではなく
彼が心から将棋が好きだったから
その強い思いがあったから
なのだと思いました

 

とても温かな心持になれた映画でした

 

 

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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映画は見逃しましたが、 (narkejp)
2018-10-06 20:15:55
原作を読みました。良かったですね〜。
>しょったんがプロ棋士になれたのは
>奇跡ではなく
>彼が心から将棋が好きだったから
>その強い思いがあったから
>なのだと思いました
まさしくそのとおりだと思います。
https://blog.goo.ne.jp/narkejp/e/b5f4d235acd514ec83d382a46c9f7d46
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narkejpさん (こに)
2018-10-07 10:13:16
原作も良かったですか?
それは是非読まねばなりませんね!
フィギュアスケートなど、スポーツでも好きだったものが嫌いになってしまった、とよく聞きますが辛いことですね(涙)
しょったんは、家族や周囲の人に恵まれたのもあるのでしょうか。
返信する

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